! (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 711
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434157554

感想・レビュー・書評

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  • すらすら~と数時間で読めてしまう。

    携帯ノベルというか
    小さな端末で文字を読むのが苦手なので
    ヤフーニュース以外の記事を読んだことがない。
    そのため想像の部分は否めませんが
    文章の構成などは
    文庫にすると稚拙に感じますが
    携帯で読むなら面白いんじゃないかと思わせる造り
    ただパケ放題じゃないと厳しい気もした。

    ミステリー要素を含ませてないようなので
    文庫だと途中で飽きてしまうのが辛い。

  • うーん、面白いってわけでもないけど、かといってつまらないかと言えばそうでもない。
    なんつーか、何も残らずただ読んだだけな感じ。

  • 不条理でグロテスクでシュールなホラー短編集。どの物語をとっても、なかなかとんでもない設定に驚かされます。読み口は軽いけれど、やや哲学的でもあるかも。
    お気に入りは「穴」。シュールな幕開けから一転、心温まる優しい話になっちゃうのかな、。と思いきや。……そんな結末が待っていたとは。主人公の心理的な劣等感の痛々しさも印象的です。

  • 全3篇の短編ホラー小説。携帯小説らしい。
    ただ自分は最初の2つ「クラスメイト」と「穴」までしか読んでません。
    3つ目は見ないでしょう。そしてこれにこりて携帯小説の類は読まないでしょう。
    クラスメイトは高校生、穴予備校生が主要登場人物なのだが、
    ともに登場人物の行動が意味不明。クラスメイトでは主人公が殺人に関する重要な物証を手にいれるのだが、警察に届けず、何故か自分たちで犯人を追い詰めようとする。その結果新たな犠牲者を出してしまう。
    穴では主人公は死体を自宅付近で発見するもこれまた放置。地味で冴えない厭世人間である主人公は犯人に親しみを感じ、信頼を寄せあげく好意までも抱いてしまう。
    穴が特によかった、とういう評価もあるようですが、オチも読めてしまい
    全体として怖さも感じらなかった。

  • 旅行中のお供に、ということでなんの予備知識も無くジャケット買いしたホラー小説。
    アルファポリスというサイトで発表された小説、ということは後で知った。

    全3エピソードの短篇集。モチーフ・設定共にがかなり今風。
    まぁ現代ホラーという括りで構わないと思うのだけど、最初の「クラスメイト」を
    読んだ段階で久々に大失敗したかなぁ、と思った、実は(^^;)。

    ・・・なんつーか、携帯小説っぽい感じ(^^;)。
    文体・構成共に、正直好きになれないタイプの作品かと思ったのだけど、2篇目の「穴」、
    3篇目の「全裸部屋」に関しては、じっとりした不条理さが階間見られ、全く読めない
    作品では無かった、というのが救い。

    ただまぁ、他を読むか?と問われれば、やっぱり否かなぁ(^^;)?
    中学生・高校生くらいのロー~ミドルティーンであれば、結構ハマるのかも。
    初老のオヤジにはちょっと無理があった(^^;)。衝動買い、久々にちょっとだけ反省!

  • 全裸部屋はまさかあれで終わってしまうとは!
    まさにビックリマーク

  • 私は本屋で次に読む本を漁るとき、あまり考えない。
    タイトルと表紙から得る直感のみで手に取る。
    故にほとんど内容のわからぬまま頁をめくり出す。
    この本もそうだった。

    最初に目次を見て短編集だと知る。
    私は短編集よりも長編物の方が好きである。
    少々舌打ちしながらも読み進めると・・・
    怖い・・・
    怖い・・・
    怖い!
    しかし途中で止めることは好奇心が許さず、また自分の中でこの話が中途半端な状態のままぶら下がり続けることも更に怖いような気がして、戦きながら読む。
    初めて短編集で良かったと心底思った作品である。

    クラスメイト・穴・全裸部屋
    どの物語も「活字のみでここまで恐怖させられるものなのか!」と思い知らされる。
    頁をめくる際は覚悟が必須!

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著者プロフィール

1985年、東京生誕。一橋大学経済学部卒。著書は他に「!」「!!」「!!!」「!!!!」「暗黒学校」「最悪彼氏」(ここまですべてアルファポリス)、「占い処・陽仙堂の統計科学」(角川書店)、「一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常」(幻冬舎)などがある。

「2016年 『殺人鬼狩り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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