居酒屋ぼったくり (5)

著者 :
  • アルファポリス
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434217036

感想・レビュー・書評

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  • 建設中のショッピングモールの出店がわかって、ホッとする「ぼったくり」メンバー。
    こんなに上手くいくのかな、とも思うけど、今住んでいる住人に合わせて街を新しく作っていくような出店は素敵。

    今回はまるで日曜のお昼の番組みたいな事がチラリチラリと出てくる。清水なんたらとか山口なんたらとかがいかんよーとか言っちゃう感じ。

    そして!要さんが動きました。
    え?アプローチしてた?私も気づかないくらい遠回し過ぎでは?からの、怒涛の展開。
    要さん、人が変わってる気がする。
    二人の会話もお酒にまつわる話をなのね。
    美音の過去にギョッとした。
    バーテンダーさんがいい味だしてて救われたわー。

    夏の料理が目白押し。ビシソワーズに冷汁、ラタトゥイユ。
    ただ、今回は料理の印象が薄い。

  • やっと、話が進んだー!4巻の停滞っぷりを考えると、5巻は気持ちよく話が進んだ感がある。
    それにしても、季節がなかなか変わらないなぁ。1冊で1ヶ月ぐらいしか動いていない。
    もうそろそろショッピングセンター完成してもいいんじゃないかな(笑)
    2016/12/28読了 2016年の75冊目

  • にやにやが止まらない。私も鮭の皮はいの一番に食べる派。上手いんだよな~食べたいなぁ。今回も色々レシピメモらせてもらいました。

  • あーよかった。
    大人になると素直に気持ちを出すのが怖くなるから要ナイス!ストレートでないとね。
    今回は料理よりお酒のインパクト強くて…特にあのバーテンダー神です。
    自分イメージのお酒がどんなのか想像するだけで楽しいです。

  • 今回美音と要に進展の兆しがあり、その部分はとても楽しめました。やっと落ち着いたか…という感じ。でもその時々に『ぼったくり』に訪れる問題は、内容がデリケートなだけに扱いが雑に感じてしまいます。問題提起と同時にフォローも入るのに、そのバランスが悪いからモヤモヤしてしまう。挙句カラッと解決しない。美音の性格上爽やかな物語が望めないのは分かっているけれど、扱う問題がデリケートすぎるのがいただけない。そこを突くならキチンと悪役を作るべきだと思ってしまいます。なんか中途半端なんだよなぁ…。

  • ちょ・・・、何、このキュン具合・・・!
    先日「いい加減な夜食」を、読んで、イチャイチャしてるし面白いしええねんけど、この展開、ちょっと飽きたなー・・・、とかいうててんけどスイマセン・・・!
    なんやろうもう、めっちゃキュンキュンしてんけど・・・!

    もちろん、美音と要の関係にキュンですよ。
    正直、美音と要の距離感以外のところはどうでもええわ! と、思うけど、それを追求したのが「いい加減な夜食」やってんな、と、ようやく気づきました。

    こちらはもう、じわじわじわじわ。
    実際、日常生活はいろんなことが簡単にぽんぽんと進まないもんやから、自分の思いと同じだけ相手の意図があって、それらをすり合わせるのに、仲の良さに関係なくわりと疲弊するところもあって・・・。
    せやから、何か一つを乗り越えるのに結構な時間をかけると思うのが、「ぼったくり」の世界観やねんね。

    客観的に見たら何が変わったのかまったくわからんけど、当事者は気持ちの整理がついただけでひとつスッキリする。
    誰でもが陥るそんな日々の生活をおいしく、前向きに書いてくれるのが「ぼったくり」やと思うわ。
    それはそれで物足りないけれど、それもいい・・・。とか、思った矢先のあのモーニングオムレツやったからね~!!

    キュン死にやった。もう、すてきでした。ごちそうさまでした。
    「いい加減な夜食」でも、1冊めは大概キュン転がって読んだので、著者の
    「恋に落ちる瞬間」
    は、私にとって超ストライクなんやろうな。

    「いい加減な夜食」では俺様な俊紀のしゃべり方がエエわ! ってキュンキュンしてたのに、「ぼったくり」では、要さんのつかみどころのない話し方がエエわ! よろってなってる。
    どっちも、カッコイイ・・・!

    で、せめて要さんは、某ゼネコンの出世頭くらいで・・・、って思ってたけど、これはどうも経営側の人やねんね。
    またか。
    また、シンデレラストーリーか!! エエけどな!! 大歓迎やけどな!!

    相変わらずの、色男を胃袋で掴め! やなあ。やっぱり料理はできるほうがいいに違いない・・・。

    しかし、わりと時間をかけて読んでいるため、要さんと美音の出会いはさっぱり忘れちゃったな・・・(笑)。
    子猫絡みで美音のプライドが云々っちゅうのは、覚えてるんやけどなあ。
    こちらも、出会った瞬間、「この人だ!」と、鐘が鳴ったわけではなかったのよね。

    (そこがまた、リアリティに溢れていて良いのね・・・)

    美音にとって要の言葉はすとんと入ってくるみたいやし、要にとって美音の気遣いはすとんと入ってくるみたい・・・。
    最高やな。それって最高やな!
    ふつうの人間やったら、相手に不快な思いをさせんとこうって思うけれど、それがうまく伝わらんときも多いのよ。
    自分の気遣いを相手はありがたく受け取ってくれる、それだけで、お互いほんまに癒される。
    そういう相手に出会えるか出会えないかが、人間関係がうまくやれるかそうでないかの差なのかも・・・。


    そんな具合に、散々キュンキュンさせてもうたそのあとのお墓問題とかごめんどうでもええわって思っちゃったけど(笑)、とにかくこんな調子で自分のことばっかりじゃないねんな。
    美音ってね。

    いいなあ、誰かのために何かをやりたいと思うけれど、そればっかりじゃない。
    自立してはるなあと思うのは、美音自身が、誰かのために何かをやりたいと選んでいるからか。
    当り前のことやけど、今回のカナコさんの話を読んでてもそう思った。

    天秤、だとか、自分が小さく見える、とか。
    わかりやすい看板をささげるカナコさんに、ちょっと自分を重ねたくなったな。私も早く看板を完成させないと、人生が終わってしまいそうだ。笑

    ほんまはしっかりした看板を持ってるねんけど、堂々と掲げる自信がないねんなあ。
    でもほんまに好きなことやったら、自信とか関係なく、掲げてしまうんちゃうかと思う。
    好きって気持ちはごまかせないもの。

    ■■■■

    ■パールオニオン

    ■のべつ幕なし

    [副]《芝居で幕を引かずに演技を続ける意から》ひっきりなしに続くさま。「―に口を動かす」「―愚痴 (ぐち) を言う」

    [補説]文化庁が発表した平成23年度「国語に関する世論調査」では、「ひっきりなしに続くさま」を表現するとき、本来の言い方とされる「のべつまくなし」を使う人が42.8パーセント、本来の言い方ではない「のべつくまなし」を使う人が32.1パーセントという結果が出ている。

    (「のべつくまなし」とは言わんけど・・・(笑)。「のべつ幕なし」と、こんな漢字を使うのは知らんかた)

    (2016.09.29)

  • やきもきする二人の恋が進展してほっくほくに。秋の彩りと合わせてこれから色付いて行くのが楽しみ。今回はカクテルが出てきたり、大人を感じました。

  •  毎回読むたび気持ちをほっこりさせてくれる『居酒屋ぼったくり』もとうとう5巻。今回もほっこりさせてもらった。
     しかし、毎回思うのだが、何か問題が起こるたび物事が都合よく解決の方向に向かっていく。さすがに毎回それでは芸がないのではないか?と思ってしまうのである。
     また、自分はウイスキー党なので、気になるのは自分だけかもしれないが、何巻かは忘れてしまったが、前回に一度、今回も一度だけウイスキーが登場している。日本酒やビールなどは毎回美音の口を通して細かい説明がなされ、また、各章の最後にその酒も紹介されているに関わらず、ウイスキーに関しては、その銘柄の記述が全くされていない。このウイスキーはあの銘柄かな?と自分の中では思うものの、答え合わせができず、不完全燃焼に陥ってしまう。
     そんなこともあり、今回は辛口の評価をしようと思いながら読み進めていくと、なんと要と美音の関係が急展開。これまでヤキモキしながら読んでいたため、それが嬉しくて、また、今後の進展にも期待を込めて☆4つ。

  • 遂にシリーズも〈5〉!ナスの傷のポリフェノールや焼き魚に添えられるレモンの効能、スーパー呉竹の話、屋上市民農園やお墓の問題。エピソードもコラムも全て安定の面白さ。でも!今作の一番の見所は美音さんと要の関係の進展!まさかこんなにグッと距離が縮むとは(笑)正直、2人の関係はこれで終わっていいような気もするけど、その先も見たい気もする…美音さんも早く『要さん大好き!』の完成された看板を掲げられる日がくるといいですね。ってそんなことする柄じゃないか(笑)

  • 要と やっとの事 進展…やれやれって 感じ(^^;;

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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