- Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478000342
感想・レビュー・書評
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書かれている内容は、今まで多くの本がカバーしてきたポイントで目新しさを感じません。
では、なぜあえて寓話にまでする必要があるのか?
以前の会社で「チーズはどこへ消えた」を全社員に配っていましたが、よい本ならなもっとあるのに・・と当時は経営者の意図がわかりませんでした。
実は、この本の意義は、意識高い系の人ではなく、ほっとけば一生こんな本を読まないであろう人たち向けであるのではという考えに至りました。
そのためには、全社員に配るというのが大切になってくるわけです。
会社では、ある一定数の反対派や妨害派と呼ぶべき後ろ向きな人たちが存在します。
もちろん、反対に値する確固とした理由があればまだしも、めんどくさいやらあいつが気に入らないとかの理由だけで反対しているとしか思えない人たちは、おそらく自分のやっていることを客観的にみれていないのでしょう。
こういう人たちに、「君はもっとチームプレイに徹しろ」などと説教しても反感を買うだけです。
自分で気づかなければ、第三者からいくら正論を言われても拒否する哀しい性だからです。
そこで、本書の登場です。
本書にも、ノーノーという反対勢力ペンギンが登場しますが、この本では様々なキャラ立ちしたペンギンの中で自分はどのペンギンだろうと考えざるをえなくなっています。
そこで、やっと自分の姿が理解出るわけです。
もちろん、そこから自分は変わらなければと思うかどうかは、もう1つ別の作業は必要になるかもしれませんが、少なくとも組織の中で自分はどのポジションだろうという点を理解させることはできます。
こうした絵本のような本が、組織によって大量に購入されるという事実がそれを証明しています。
とここまで、本書の副次的な効果についてでしたが、アリスがノーノーに語った言葉(P27)は津波の危険性を指摘されていたのに、なぜ福島原発の防護壁や電源の位置を高くしなかったのかという東電経営者への怒りの表明とも読むことができます。
2007年発行された本ですので、東電経営者にとってはまさに幻の福音書となりえたたわけですが・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
18/5/10読了。
チーズはどこへ消えた?的な話。
どちらかというと「チーズは〜」の方が秀逸かな。 -
ペンギンという題材で読むモチベーションは上がったけど、このような題材を扱った研修を受けているようで、すごく感心したという部分はあまりなかったかな。
2016.04
1.危機意識を高める
2.推進チームをつくる
3.ビジョンと戦略を立てる
4.ビジョンを周知する
5.メンバーが行動しやすい環境を整える
6.短期的な成果を生む
7.さらなる変革を進める
8.新しいやり方を文化として根づかせる -
入門とかさわりを知る目的よりは、寓話の中の人や状況をメタファーとかアナロジーとして使うためのもんなんだろうな。
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有名な杉並区の民間校長だった藤原和博氏が訳したという所が興味深い本。
内容は組織変革に向けたチーム論をペンギンの寓話として説いてます。
しかし、邦題がちょっと個人的にはマイナス点。原題の「Our Iceberg Is Melting」の方がストレートで良かったのでは?と思える。 -
変革を成功させる8段階のプロセスが記されている
1.危機意識を高める
2.変革推進チームを作る
3.変革のビジョンと戦略を立てる
4.変革のビジョンを周知徹底する
5.行動しやすい環境を整える
6.短期的な成果を生む
7.さらに変革を進める
8.新しい文化を築く
でも、これ以上の考え方と感じ方の役割が肝だと思った
1.データを収集し、それを分析する
2.周りの人々の考え方を変えるために、その情報を論理的に提示する
3.考え方を変えれば、行動が変えられる
4.驚きや感動の経験を、できれば目に見える形で周りの人に伝える
5.その経験を通して、ある状況に対するその人の感じ方を変えることができる。
6.感じ方を変えれば、行動を大きく変えられる。 -
なんかちょっと難しい。
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日本の昔話のように、シンプルで奥深い方が
ぐっと引きこまれるように思いました。
少々長くて、説明が多くて、
何が言いたいのが僕の焦点には合わなかったのが残念。
(ただ、僕がうまく読めていなかったのかもしれませんが・・・)
寓話=Simple is Bestだと思いました。 -
プロジェクトを成功させるためには、最初の5人が大事。First Who, Then What.
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組織を変革するぞ!