- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002292
作品紹介・あらすじ
あのモノやサービスの値段はどうやって決まっているのか?有名コーヒー店の値段のしくみ、携帯電話の超複雑な料金体系、映画DVDの「だんだん値下げ」、100円ショップの安さの秘密…今まで「そういうものだ」と思っていた社会のしくみに、経済学というフィルターを通すと、意外な理由が見えてきます。
感想・レビュー・書評
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コーヒーショップでドリンクの量が倍違うのに値段はあまり変わらないのはなぜか
100円ショップは100円で経営を保っていられるのはなぜか
というナゾを「取引コスト」という目線からわかりやすく説明してくれる1冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モノの値段の中に含まれるコストについて、わかりやすく書いている。
身近なものを題材に取り上げているので、頭に入りやすい。
文章がうまく書かれていて、ひっかからずスラスラ読める。 -
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA83095460 -
2008年と今となっては古い内容も含まれるが、日常の買い物など身近な消費活動を題材に経済学の概念をわかりやすく説明してくれている。大学の講義の様でわかりやすい。ビジネスの考え方を知る良書。
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いわゆる釣りタイトル。
経済学の取っ掛かりとしてこういう本は本当に重要だと思う。
価格は、商品やサービスの品質や付加価値を表す指標であり、それが高いからといって必ずしも高品質であるわけではない。
また消費者は、価格以外にも様々な要因を考慮して商品を購入することがあり、価格に敏感であるとは限らない。
ビジネスにおいては、価格設定は収益に直結する重要な戦略の一つであり、効果的な価格戦略を展開することが求められる。
つまり自分が本当に必要とするものを見極め、自己の価値観に合った商品を選ぶことが大切。 -
タイトルはキャッチー。
取引コストの話。 -
身の回りのの経済の仕組みがわかる。
文章が読みやすく、面白いので、サクサク読める。
経済学の入門書にもなるし、賢く生きる知識も得られる。 -
高くても買う客には高く、安くしか買わない客には安く売る。
価格差別。時間を通じての価格差別。 -
世の中の製品、サービスの価格のほとんどは、取引価格が占めている。企業はいかにして取引価格を下げるかの競争をしている。これだけで、価格戦略のほとんどが語られていると言ってもいいくらいだと思います。他にも、裁定取引、規模の経済、範囲の経済など、経済、ビジネスの基本がとてもわかりやすく解説されています。2007年の作品で、登場する製品、サービスは古いですが、不変的な価格戦略に焦点を当てているので、事例の古さはさほど気になりませんでした。