ぶれない経営―ブランドを育てた8人のトップが語る

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008133

作品紹介・あらすじ

軸があるから変化に強い。独自の輝きを放つ日本発のブランドを育てた企業の経営者八名のインタビュー集。

感想・レビュー・書評

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  • 経営者のビジョンが大切

  • 2019/09/17市図書館
    ●高田明:企業でも人でも身の丈に合うという事柄を、確実に努力していく
    ●一休 森正文:営業の最後で必ず「ライバルはどこですか?」と聞く。
    ホテル側は、レベルの違うホテルと並べて欲しくない
    →これが、ホテルにとってのブランドの本質
    色々な時代を生き延びていったものが本物で、それが結局ブランドだ!

  • 経営者を8人インタビューした本。ブランドに対する考え方が分かり、経営者自身のキャリアも描かれているので読みやすい。

  • 時代の変化に対応するには、今ある現実の中で最善を尽くすこと
    自社の商品やサービスのことを知り抜いており、それ以上に顧客のこと、わ社員の誰よりも考え抜く

  • 経営者の経営理念がいかに大切かを感じることができた。ぶれない経営とはぶれない理念。会社を立ち上げた時の理念がいかにぶれないかが重要。

  • ビームス、吉田カバン、レストランひらまつ、ジャパネットたかたなど、確固たる地位を築いた企業たち。日本で独自のブランドを育てた8社の経営者がその秘訣を語る。

    吉田輝幸[吉田カバン]
    髙田 明[ジャパネットたかた]
    星野佳路[星野リゾート]
    髙島郁夫[フランフラン]
    亀田信介[亀田メディカルセンター]
    森 正文[一休.com]
    設楽 洋[ビームス]
    平松宏之[レストランひらまつ]

  • 経営者がどのようなことを考え実践しているのか、複数の経営者の話を聞ける中で何か得られるか、と思って手にした本です。

    期待をはるかに上回る内容の価値を感じました。


    吉田カバンの鞄、欲しくなりました。
    星野リゾートのホテル、泊まりたくなりました。
    亀田総合病院、両親がもし入院することになったら、ここは
    一休.com、このサイトを利用して、高級旅館に行ってみたくなりました。

    このような気持ちを抱くことができる経営者の経営、やはり卓越したものがあると感じます。
    それは何か、やはり思い、やり遂げるという覚悟がその主たるものと感じます。

    いずれにおいても、しっかりとした軸があることが感じられます。
    だからこそ、ブレない経営という書名なのですね。

    エネルギーをもらえる1冊です。

  • •星野リゾート、ビジョンに対して社員がロイヤリティを感じてくれている。小さな会社に出来ることはビジョンを掲示すること。
    •地方旅館というグローバルとは無縁に思える業界でも、国内だけでなく世界の中の日本の位置を意識している。グローバルな視点が高い目標を生み出す。
    •ダーウィンの言葉を引用してる経営者が多かった。"最も強い生き物だとか最も賢い生き物が生き物が生き延びたのではなくて、唯一生き残るのは変化できる生物だ" やっぱ時代に合わせて変化しないとね、自分の信念は残して。
    •社員の幸せは、やりがいと報酬の2種類

  • ブランドを切り口にした経営者へのインタビュー記事。経営手法を説いている本ではない。

  • 名物社長が栄光から過去の失敗まで自分の言葉で語っている。ハウツーよりためになります。

  • 高橋俊介先生の組織人事ライブ513にて取り上げられている

  • 職人を会社でかかえない。12

    うまく喋ることより本音で向き合うこと。 42

    究極のフラットさ。社長の言うこと、と構えられると思いつきでものが言えなくなる。61

    先が見えないジェットコースターで落ちていっている感覚。どこまで落ちるかわからない恐怖。強気になったり弱気になったり、いろいろ動きたくなってみたり、もう少し我慢しようと思ってみたり。65

    女性が買い物のときに言う「かわいい」は、「ものがかわいい」のではなくて、「それを買っている自分ってなんてかわいいんだろう」 76

    都会で一人暮らしの25歳のA子さん。
    77

    医者が求めているのはサポート環境と、プロフェッショナルとして興味を持っていることが思うようにできるかということ。給料より欲しい機械を買って欲しい。 112

    院内サービス業務は専門のスタッフがやる。医者や看護師を増やすのではなく。 115

  • 『経営』って、その人が何がしたいか、如実に出るんですね。

    ・メイドインジャパンにこだわる吉田カバン。

    ・誠実さを一番と考えるジャパネットたかた

    ・楽しんで商品開発をするフランフラン

    どれをとっても、経営者の考え方が色濃く反映された商品や組織だったりすることを改めて認識させられます。

    メディアを通してだったり、客の視点としてしか捉えたことのないブランドが、経営者の言葉と見事に合致するのを体感できると、トップのストーリーテラーの能力がこれからは大きく必要になると再認識させられます。

  • 気軽に読める内容。基本的にベンチャー的な小規模経営のケースなので、大企業に参考になるかというと疑問だが、経営者の心持として、興味深い内容も色々あった。経営として成功しているのか疑問な内容もあるが・・・。

  • 著者が日本を代表する企業の経営者8名に直接インタビューを行い、
    それをサマリーし、ポイントや所感をまとめた本。

    8社の経営の共通点がタイトルである「ぶれない」こと。
    この詳細については、後書きに詳細に記述されていてわかりやすい。
    特にブランドに通じる話だと感じた。


    更に、当然それぞれの話からも、様々な知見が得られる。
    個人的に印象に残ったのは以下の点。
    ・吉田輝幸氏(吉田カバン)
    理念に沿わない売り方(安売り)は決してしない

    ・高田明氏(ジャパネットたかた)
    自前主義のメリットは自社で責任を持ってお客様対応できること

    ・星野佳路氏(星野リゾート)
    会社にリスクがあっても、社員がつらくても、やるべきことをやる

    ・高島郁夫氏(FrancFranc)
    お客様に楽しさを提供するには、社員が遊んでいないとだめ

    ・亀田信介氏(亀田メディカルセンター)
    かえるべきはストラクチャー

    ・森正文氏(一休.com)
    企業にもダーウィンの進化論は当てはまる

    ・設楽洋氏(BEAMS)
    自社のあるべき姿を社員一人一人が言えない会社はだめ

    ・平松宏之氏(レストランひらまつ)
    職場は自己表現の場。だからこそぶれてはいけない


    しかし、一方で、一人一人の話が薄く、浅くなりがちなのも事実。
    一人の話をより深く、より広く知りたいという欲求に駆られるのは、
    本書に書かれていることが正鵠を得ているからではないだろうか。

  • 恥ずかしながらporter を作っている会社とは知らなかったな、この本を読むまで。 五感を通しての体験が一番大切 というのがよくわかる。

  • 星野リゾートやフランフランで有名なバルスなど、一癖ある企業が取り上げられていて、面白かった。

  • 創業者の話より継いだ人の話がやはり面白いね。老舗の研究みたいな路線のほうが個人的には読みたいのだが。

  • 市立図書館にあり

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著者プロフィール

首藤 明敏(シュトウ アキトシ)
博報堂コンサルティング代表取締役社長
一橋大学社会学部卒業後、博報堂入社。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了後、博報堂研究開発局にてブランド管理システムなどの開発を経て現職。消費財から産業財に至るさまざまな企業のブランド戦略や事業戦略のコンサルティング実績を有している。著書に『図解ブランドマーケティング』『図解ブランドマネジメント』(ともに共著、日本能率協会マネジメントセンター)、『B2Bブランディング』(共著、日本経済新聞出版社)、『サービスブランディング』『ぶれない経営』(ともに編著、ダイヤモンド社)などがある。

「2013年 『実践 BtoBマーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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