- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478011317
作品紹介・あらすじ
雑談とは、会話を利用して場の空気を生み出す技術のこと。会話というよりも"人間同士のお付き合い"に近い。これからの時代、雑談力を身につけることは、強く生き抜く力を身につけることそのものなのです。オチも結論もいらない!学校でも会社でもすぐに使える50のアイデア。
感想・レビュー・書評
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H31.4.24 読了。
「話すことで人は救われ、聞いてもらうことで人は癒される。雑談力とは、言葉を持つ私たち人間だけが持っている、生きるための力なのではないか、と私は思っています。(本文より)」。
雑談は老若男女問わず、生きていく上での潤滑剤のような役割があるのですね。肩肘張らずにいろんな人に声をかけてみたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4月から新しい職場になりました。
人見知りで人と話すことは決して得意ではない私…。
早く職場の方と打ち解けて、仕事をしやすくしたい!…と思い、本書を手に取ってみました。
雑談力とは、会話を通して相手との距離を縮め、場の空気を生み出す技術。
だからオチも中身もなくていいのです。
「なにを話していいかわからなくて気まずい…」、そんな空気を和ませるためのアドバイスがたくさん紹介されており、会話のきっかけにできるネタを勉強させていただきました。
誰とでも分け隔てなく同じスタンスで会話ができる人を、本書では"ニュートラルな人"と呼んでいます。
どのコミュニティにも、大体1人はこのニュートラルな人がいらっしゃるように思います。
そしてその方たちは周りからの信頼も厚いのです。(愛されキャラ…と言うとちょっと違うかもしれませんが…)
自分も同じようにふるまおうとするのですが、大変残念なことに私には随分難しいこと…。
だから、ニュートラルな人のふるまいから日々学んで、実践できそうなところから取り入れていきたいなぁと思います。 -
雑談がいかに大切かというのは、身に染みて感じています。
誰とでも雑談で打ち解けられる人を見ると心底感心するので、必然的に本書のタイトルに惹かれました。
初対面の人とでもリラックスして雑談する様子を見ると、その人が豊かな人間関係の中で育ってきたんだということや、人格的な安定感のあることが伝わってきます。
雑談から透けて見えるのは、その人の育ちの良さ。もちろん、いわゆる育ちがよいというのは、家柄がよいということではなく、人間関係に恵まれて明るく育っているという意味です。
と、本書に書かれていて、まさにこれこそが、私が誰とでも雑談で爽やかに話せる人たちを見て感じていたことです。
今まで言語化できなかったけど、本当にそう思います。
すごく、憧れます。
さて、雑談は中身がない話であることにこそ意味がある。人との関係を作る非常に重要なものだといいます。
最近の若者は要件のみを伝えるのはできても、雑談は苦手・・・という人が多いのだとか。既に若者ではありませんが、私もこれはよくわかります。
だからこそ、本書の冒頭で雑談上手=話し上手、というわけではないし、必要なのはトーク術ではない、と書かれていて、少しほっとしました。私でも大丈夫かも、と。
実際に本書を読んで、普段だったら仕事の話をして終わるところを、+αの声かけをしてみました。
仕事の合間だし、時間にしてほんのわずかなのに、距離が随分縮まりますね。相手との距離感が変わる。
いい雑談のコツは、「1問2答」。
話に何か+αのオマケをつけて投げ返すのだそう。「趣味は?」「山登り」で終わるんじゃなく、「最近行った駒ヶ岳は紅葉が綺麗で」など、キャッチボールを意識するのが雑談のコツのよう。
雑談の素晴らしいところは本書を読めば十分に感じるところでしょうが、時にビジネスを動かす突破口になったり、ミスをカバーしてくれるといいます。人間同士のお付き合いですもの、当たり前ですよね。
雑談なんて、とないがしろにしてしまいがちですが、人間関係を築く上で改めて本当に大事なものだと感じた次第です。
雑談は無駄じゃない。数十秒の雑談を大切にしよう。 -
30秒で人間が見破られる
雑談中身がないのが良い
雑談は結論がないのが良い
雑談、さくっときる
それでは、じゃあまた
見えているところを褒める
自分の好き嫌いとは別次元
相手を主語にする
8対2
シュートやキーパーキャッチは厳禁
話を逸れるのが理想
自分の好きなものだけでは雑談は続かない
オチはいらない
一問一答は拒絶、二答以上返す
悪口はやめろ
雑談に正論はいらない
共通点探し
一点一会
雑談、おばちゃんと。
ミントタブレットを渡して雑談スタート
断られても会話が続く
タクシーは雑談の練習場
ニュートラル
3人いれば派閥ができる
相手が大事に思っていることにつっこむ -
この著者ならではのサクッとまとまった本です。
落ちをつけずに、ダラダラと水平展開して話題をつなげていく。
これ見て、おしゃべりな人を観察すると、ああ成る程って思いますよ。
誰しもやって来ている事なんだけど、改めて本になってしまうのは、世の中が雑談のようなコミュニケーションを切り捨てたということかなと思ってしまう。 -
どうすれば雑談力が上がるのか、というよりも雑談に対するハードルを下げてくれる本です。コミュニケーションツールとして雑談がいかに重要なのかわかった気がします。
人見知りで話をするのが苦手だったんで、これから役立てそうです。 -
雑談は中身がないからこそ場の空気を変えるために効果的である。挨拶プラスαを使いこなして対応。
まずは目の前の見えている部分を褒める。それが相手を受け入れるメッセージになる。
机とコーヒーがあるだけで、一気に話しやすくなる。
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(雑談の捉え方)
・結論づけない、まとめようとしない
・雑談で自分が聞いたことや話したことに自分自信が影響を受けている→雑談を利用して視野や感性、好奇心の幅を広げる
(実践)
・派生、展開させる
・潔く終わらせる
・悪口は笑いにすり替え
・拝借したネタをうまく伝言する
・自分なりのコミュニケーションツールを用意
・映画は色々な素材がおり合わされている
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雑談の重要性、効果などアウトラインが書かれていて、雑談で使える具体的な話題などの記述は少なめ。
友達の多い人や、いろんな人に良く話しかけている人はこういう行動をしているなぁと腑に落ちた。
挨拶+αで話しかける、少数派の人に話しかける、共通の話題で話しかける、相手が興味を持っている話題で話しかける、相手に話しをさせる、、、など。 -
抜群の雑談力をもっているママさんと知り合いになり、羨ましいなぁと思ったのがきっかけで手に取りました。読み終えた今では、苦手意識が少し払拭された気がします。例のママさんとはほぼ毎日バス停でお会いするので、今日はどんな雑談が出来るかな、どこまで話題を広げられるかな‥と、最近ではゲーム感覚で会話を楽しむ余裕まで生まれてきました。ありがたや。
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「話し上手と雑談上手は違う」
さくっと読めて面白かったです。以下、備忘録。
・雑談は中身がないことに意味がある。
・結論は要らない。話が飛んでズルズル続くほうがいい。
・サクッと切り上げる。
・見えているところを褒める。
・1問2答以上。
・小ネタのストック。あの人にはこのネタ、日々の疑問、フリスク、誰かが言ってた話、タクシー。1つの映画からたくさんのネタ。
・流行りはとりあえずキーワードだけ押さえとく。
・雑談力はニュートラルな(派閥にならない)人間関係力。
・雑談力はビジネスに生きる。
・喋らない雑談(イチローとグリフィーのくすぐり)
・英会話力も雑談力。me tooとby the way
・雑談力=雑草力。どこでも生きていく力であり周りの人々を生かす力。 -
入社してすぐになんとなく購入.否定から入らないとか,落ちは必要ないとかいう点に感動.
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感覚的には雑談の重要性は分かっているつもりだが、本書を読んで具体的に何故重要なのかを考えるきっかけになった。
積極的に色々な人に雑談を仕掛けるモチベーションが上がった。 -
人間関係にドライな、自分に足りないものとして読みました。
ニュートラルにどんな人とも雑談ができる人間が社会では求められている。
人間関係をよくすることで、得することはあっても、損することなんてないんだから。
多くの人と気軽に雑談をしよう。 -
私に一番欠けている能力。
なかなか難しいです、白黒付けたがる私としては。 -
雑談
中身がないことに意味がある
あいさつ+α
結論はいらない
目の前に見えているところをほめる
何の話してたんでしたっけ…が理想形 -
”雑談”とはなんなのかということに改めて気付かされる本です。
雑談が苦手だと思っていた私は、「自意識」や「プライド」など内向きな考えで物事を見ていたんだと思いました。
”雑談は”楽しい時間を過ごすためにあるのだと、肩に入っていた力が抜けました。 -
技術的な部分はよくわかりますが、自分のようなあまり社交的でない人間は、勇気と慣れが必要と感じます。
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人間関係における「雑談」の果たす重要性を説き、
その力の高め方、上げる話し方を50章に亘って綴った内容。
極めて平易な内容ながらも、その納得感は高く、
早速雑談力を高めたくなってくる。
特にビジネスパーソンにとって多くの気づきが得られると思う。
自分の視点からの雑談もさることながら、
相手の視点での雑談の重要性を痛感した。
まれに「なぜ?」と思うような会話も、この視点に立つことで、
今まで以上に優しい気持ちで、受け答えできるような気がする。 -
内容は浅めですが、実用的ですね。実際にどうすればよいのかについて、最初のステップをはっきり示しています。
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ランキング上位ということで一読。
雑談力の重要性と鍛え方について書かれているノウハウ本。
若干、回りくどく書かれた感じだが、内容的にはもっともと思うところも多い。
読みやすいので、みんなで一読して、こんな風にコミュニケーションが図れたら、世の中、もっと住みやすくなるかも。 -
よくあるコミュニケーション本だが、斎藤孝さんだと分かりやすく面白い。
共感できる具体例、「~だからーが必要」と言った論理構成がポイントだと思う。
本著の要点は、雑談する力が大切だとした上で、
1.まず相手を褒める(外見や持ち物など)
2.相手と共通するものを見つける
3.新しく仕入れた情報をすぐ使う
ことかな。
他にも、上手い相槌やリアクションが会話に円滑油だとか。 -
雑談だけでここまで話題を広げる斎藤先生すごいっす。
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特段得るものはなかった…