顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478013731

感想・レビュー・書評

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  • *****
    カスタマーサービスを中心に据える、
    という価値観まで辿り着くまでに、
    恐ろしく長いストーリーと、
    そうせざるを得ないだけの状況に追い込まれたことがあった。
    勇気づけられる、というより、
    身が引き締まる。
    *****
    トニーの哲学、体験が尊い、という信念も、
    数々の出来事から洗練されていった。
    *****
    中心に据える哲学を持っていること。
    それに殉じられること。
    *****

  • 電子書籍にて読了。企業のコアバリューを社員全員が共有することこそが一番大事と訴える著者。ザッポスのそれは結構「(一昔前の)日本的な良さ」に近いような感じもした。

  • 今月の課題図書。わりと有名。読んでみたかった本。とにかく読みづらい文章。本人が書いたかららしい。事業の内容はイイ。ビジョナリー。

  • 当時話題となっていたので読んだ。一読したはずだが、とくに残る内容ではなかった。

  • 初めてこの企業のことを知ったのは、クリス・アンダーソンの『フリー』中だったでしょうか。
    そこに「返品無料」により売上を伸ばしている企業として取り上げられていました。
    今でこそ、アマゾン系列のjavariなどが日本でも台頭してきて、
    一般的になってきた感じはありますが、
    私が読んだ当時(といってもせいぜい1年半くらい前)の日本からすれば、
    驚いたことを覚えています。
    そんなこともあり、頭の片隅に引っかかっていたザッポスに関する本書を読んだ次第です。
    自分が知ったきっかけもあったのでしょうが、
    この「返品無料」という部分に焦点が当たった本かと思いました。
    しかし、読み進めるうちにそれが誤りであることに気づきました。
    同社は、全ての関係者に驚きや感動を与えることを指命としており、
    このサービスもそれらの一環なのですね。
    著者(CEO)が、これ以前に作った会社での失敗を元に、
    どうしたら全員が指命を共有して働けるのか、
    その組織作りの話としてもなかなか面白いかと。

    ただ、訳書のせいなのか、ほんの少し読みづらいような印象はあります。

  • 比較的さらっと読めてしまった。理解が足りないのかなと思いつつ、先日読んだツイッターノミクスを企業で用いたら、というような感想。
    企業は何を考えて進んでいくべきか、究極的な事例であるザッポスの成り立ちから成長の軌跡。

    「お客様に喜んでもらう」という目的を達成するための制度、風土など惹かれる内容盛りだくさんではあるが、これをマネするというより参考にし、個人に置き換えて思考し、自分の目指すべき目的のために手段を広く考えるひつようがあると再認識。

    色々な社内改革法なども出てきたが、目的と手法を勘違いせずに、実行したい。

  • 会社売却によって金持ちになったけど、ザッポスに入れ込みすぎて無一文になりそうなスレスレ暮らしをするあたりに事業への意気込みが感じられます。
    いいか悪いかは別にして、起業家のあるべき姿です。
    常にワクワク感を求めて、サラリーマン、事業家、投資家と経験し、その終着点(かどうかはわかりませんが)が、事業家だったと言うのがいい。
    ザッポスよりもこの人の素直な生き方が印象的。

  • ザッポスについてどんな会社か理解できる。

  • 「企業文化こそブランド」
    「変化を受け入れ、変化を推進する」

  • 名前だけはよく聞いてたザッポス。
    図書館の予約待ち期間が長かったが、ようやく読めた。
    内容はザッポスCEOのトニーシェイ氏が子供時代からザッポスを立ち上げるところからを振り返り、そこからザッポスについて語りだすというもの。

    文章は非常に読みやすい。ただ、ザッポス立ち上げまでのくだりが著者自身は意識してないかもしれないが「私はおぼっちゃんです」と言ってるような内容なので、150ページを10分強で読み終える。

    第二部からようやく本章といったところで、ここから顧客サービスと社員のモチベーション維持。そして、それを成し遂げるための企業文化の大切さが語られている。非常に面白かった

    メモ)
    ・ポーカーは経営に似ている。どのテーブル(マーケット)に着くか、最悪のシナリオは事前に想定しておく、リスクではなく期待値の大きなものを考える、1ゲームではなくトータルで勝敗を判断する、ゲームの仕方を理解するまで参加しない(どんなにそれで他人が設けていても)
    ・自分たちのコアコンピタンスを決してアウトソースしてはならない。第三社が自分たちと同じようにふるまうことを期待していはいけない
    ・企業文化を重く見るならば企業文化へ投資が必要。短期的には費用に見えることが長期的には投資となる
    ・ザッポスはコールセンターがコアコンピタンス。電話はこの時代ローテクにみえるがブランディングに最も最適なツールの一つ
    ・ザッポスでは自社にない製品を求められれば競合他社のサイトを調べて情報提供する⇒売り上げは失うが顧客との信頼関係が築ける
    ・自分たちが活動している分野の専門家は自分たち以外にいない。自分たちが進歩しなければ進歩しない
    ・最高のチームとは職場の外でも付き合えるようなチーム(ザッポス文化)
     なぜなら最高のアイディアの多くは職場の外から生まれるから
    ・私たちは常に改善の余地があると考えている
    ・企業のコアバリュー。社員がそれに取り組んでいるかどうか。
     そこからの連帯感が強さ
    ・企業文化にフィットしないなら、どんな優秀な人材も採用しない(ザッポス文化)
    ・優先事項が三つ以上あるなら、それは優先事項がないも同然
    ・自分への問いかけ。ハピネスへつなげる
     自分が最高になる仕事、世界への幸せへの影響、価値観、情熱、やる気を与えるもの、人生の目標、会社の価値観、会社の崇高な目的、自分のより崇高な目的・・・・

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