- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478017036
感想・レビュー・書評
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最近、僕の中で"思考法"がトレンドになっていて、書店で気になったので手にとってみた。
2011年刊行なのに未だに書店の第一線に並んでいることにもビビるw
実際に読んでみると、10年以上前の書籍とは思えない普遍的な内容ですごく参考になった。
ちきりん氏の思考の深さと比べるのもおこがましいが、自分の浅すぎる思考に読んでいて恥ずかしくなるw
ただ考えている"つもり"だったんだなと。
情報過多のこの時代、ついついレビューに惑わされるけど、周りの評価なんて気にせずに、もっと自分らしく思考を深めていきたいと思えた。
【Action plan】
①決断のとき、判断基準は2つに絞る
②毎朝30分間、思考をメモする(図や絵を交えて) -
「知識として「知っている」ことと、自分の頭で考えることは違う」自分の頭で考えっているのはね、これとこれを使って・・・という内容だった。
方法は目新しいものではなかったけど、一冊を読み切ると、いかに、自分が知識として知っている状態になっていたか(考えられてなかったか)がわかった。それを、マウントを取らずに教えてくれる良い本。 -
ちきりんの著作は何冊か読み、ブログもチェックしているのだけれど、何故か一作目を読んでいなかったので、初心に立ち返って読んだ。
米国同時多発テロのときの、CNN, BBC, NHK の報道姿勢の違いに関する考察はなかなか面白かった。
NHKに関しては、「起きてしまったことについては仕方がない、という日本的諦観から、分析的な報道よりも、被害の報道(特に日本企業に勤務する日本人)が中心となる。一方、3.11の原発事故においては、流石に現在進行形の事故だったため、分析的な報道が多かった。」という評価。
CNNについては、自国の事件でも英国の事件でも、現場のパニック映像が中心で、現場の熱量重視、の評。 -
頭の良い人って、知識を沢山持っている人じゃないんだな。
インプットした知識を、自分のアタマでしっかり考え、アウトプットしなければ、意味のないものになってしまうのだ。
つい批評家、評論家の意見は正しいものと信じ、自分で考えることもなく肯定してしまうことのほうが多い。
情報に振り回されるのもこの手の人達なのだ。
多くの人が情報操作に乗っかってしまうのは怖ろしいことである。
ちきりんさんのように、思考する習慣を身につけるよう頑張ろうと思った。 -
人気ブロガーきちりんの「考えるやり方」を書いた本。
いわゆるロジカルシンキング系の本なのですが、
難しい専門用語を使わず、わかりやすく説明してくれています。
ちゃんと「考える」ということに対して、
真面目に考えているところに好感が持てます。
本の中で出てくるケースには少子化問題や自殺の原因など、
一筋縄でいかないような問いも取り上げられており、
この本を読めば今後色々と出てきそうな社会問題を
自分の頭で考えるための基礎訓練として
「使える」本に仕上がっていると思います。 -
ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』を読み終えた。
最近、知識のインプットばかりで「思考」できていないと思い、手に取った。
以下、メモ。
”自分の頭で考えること、それは「知識と思考をはっきりと区別する」ことからはじまります。「自分で考えなさい!」と言われたら、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、むしろ知識をいったん「思考の舞台の外」に分離することが重要なのです。”(p.21)
→知識、特に成功体験と結びついた知識があると、目の前の情報に正しく向き合えずに、実は知識に引っ張られて、思考したフリになってしまいがちだという。
今の自分の頭は、知識を引っ張り出している状態なのか、それとも思考している状態なのか、区別するところから始めていきたい。
”自分は今日1日でいったい何時間を「考える」ことに使っただろう? 日々これを意識するだけで、考える力は大幅に伸びることでしょう。”(p.37)
→まずは思考する時間を増やすところから。表やグラフにまとめたりしているのは「作業」であり、思考ではない。
”情報を見たときにまず考えるべきことは、「なぜ?」と「だからなんなの?」のふたつです。特に数字の情報を見たときは必ずこのふたつを考えます。”(p.42)
→なぜ(why)の切り口から思考することは、他の人の思考について記した著書にもあったはず。
なぜを突き詰めていくことで、思考を深く掘り下げていくことができるのではないか。 -
目の前のことをまず客観的に良い面と悪い面の両面から見て、考え、結論を出す。知識は他人の考えたものであって、これにバイアスがかかってる。新しい情熱が出てきたとき、知識は一旦分離して、目の前の情熱で考える。
情報収集の前に意思決定のプロセスを決める。
無駄に時間をかけて大量に調べるのではなく、なぜ調べるのか、どこまで調べるのかを決めよう。
考えるとは結論を出すこと。
何かを決めるときは、判断基準を先に決めよう。
選択肢が多いから迷うのではなく、判断基準を取捨選択してないから迷うのだ。
知る前に考えよう。本を読めば知識は増えるし、YouTubeを見れば色んな人が正しいと思える情報を与えくれる。しかし、それを知識としてただ蓄えるだけでは、いずれ忘れていくものになる。その知識から自分の考えたことをアウトプットしよう。そして、自分で考えた忘れない知識として活用しよう。 -
・意思決定するためのプロセスを最初に決める
・判断基準はシンプルに
・xxがわかればyyがわかる,というように自分の思考の状態を整理しておく
・知識と思考は別物