社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478020975

感想・レビュー・書評

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  • 顧客に届けるのは、商品やサービスだけでいいのか。が命題の内容。table for twoの仕組みを紹介しつつ、あるべき社会貢献の形を示唆した内容。

    イオンの買い物金額に応じて植林など、自然な形での社会貢献を模索するなか、参考になりました。

  • これまで企業やNPOが一つの点として個々に活動してきたものが、これからは協働して、線や面になって広く社会に貢献することが求められる気がする。

    あと日本の技術を世界にもっと発信しなくちゃ。

  • NPO登記初年度(2007)、5万7千食。3年後(2010)、580万食。
    プロボノ、ボランティアの巻き込み方として、受け持ってもらう仕事が組織全体像の中でどのような機能を持つか、なぜ重要なのかを説明する。
    全体像を把握しながら仕事をすることが「課題発見」の能力を、誰かのために役立つと思いながら仕事をすることが「課題解決」の能力を育むことにつながって行く。
    アメリカのNPO、ルーム・トゥ・リード。アフリカやアジアの貧困地域において、すべての子供に初等教育を受けさせることを目的。代表のジョンウッド「We believe today's readers are tomorrow's leaders.」今日のリーダー(読者)は、明日のリーダー(指導者)だと信じているんです。

  • 社会のためにはなりたいし、人のためにも働きたい。でもそれは社会企業家というほんの一部の人しか叶えられないと思っていた。でもこの本を読んで考えが変わった。

    非営利組織でありながらビジネスを追求する。戦略を考える。人を育てる。これらは営利企業の中の枠でしか考えたことがなかった。この本を読むとそれらが同居していることにまったく違和感がない。
    社会企業家に興味がある人はもちろんだけれども、一般の企業で働く立場からも実例と改善事例などの発見があって新鮮に感じた。

    第2章で架空の会社のケースがあり、その後各章の最後にコラムでケースを振り返るというユニークな構成で読ませる。が、ノンフィクションの中にあるフィクションが少し収まりが悪く、ラストがやや夢物語に感じたのが少し残念。話と事例自体は具体的で内容も充実しているのでこの話だけ独立した本にしても良かったように思う。

  • いい本。
    でも最後は冗長だったかな。
    ネタ切れしたかな。

    でも、いい本。

  • NPOとかソーシャルビジネスはいかに「共感」してもらうかが最大のポイント。「共感」が大きければ大きいほど、巨大なムーブメントになる。

    じゃあどうしたら「共感」してもらえるのか?具体的な方法はいくつもあると思うが、原則として忘れてはいけないのが筆者の語る「取り巻く環境すべてにWinをつくる」ということ。
    誰かが幸せになる反面、他の誰かが犠牲になったり、嫌な想いをしたり、不利益を受けたら絶対に共感しない。

    「競争」ではなく「協業」は印象深いポイント。
    ビジネスの世界は競争だというが、それは自分にとってなんか腑に落ちないことの1つ。競合他社というけれど、同じ業界にいて事業を行なうことは、同じ目的、理念を持っていることではないのか。電機業界でいえば、パナソニックだってサムスンだって豊かな暮らしをつくるとかっていう理念を掲げてる。目的が同じなら争う必要はないのでは?でも理念がただの飾りになってるだけで、金儲けしか考えてないから争うわけで。

    競争がある分、優れた製品やサービスがでてくるのは事実で、それによって消費者がメリットを受けるのも事実。
    でも競争意識が強すぎるのが今の日本の現状。電機メーカー8社や車メーカー8社がそれぞれ手を組んだらサムスンやフォルクスワーゲンなんかに絶対負けないはず。もっと「協業」という意識を取り入れていくべき。

  • 自社の宣伝

  • 社会貢献やNPOの仕事に携わる人は全員無償で働くボランティアであるべきだ、という考えが日本の社会には根強く残っている。そうではないことを改めて、実感しました。

  •  競争するより、協力しようそうすれば一人ではとてもできないこともできるようになるし、いろんな可能性が広がることもあるよ。って書いてありました。

     そうだろうな。と思いつつ、マッキンゼーというコンサルタント会社はそんなことも知らないでようやっとるもんだと思いました。

     でも、そんな世の中になればいいなと思うし、ぼくもそっちの方がいいじゃんってみんなに伝えて、世の中を動かしていきたい。

  • TABLE FOR TWO の小暮氏の本。
    また機会があれは読み直そう。

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