社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478020975

感想・レビュー・書評

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  • Table For Two代表の小暮さんが書いた本。
    読んでいてワクワクが止まらず、サラサラと読み進められる本だった。

    社会のためにアクションを起こしているNPOや企業がいくつも紹介されてるし、
    どうやって社会問題を解決していくのか、その手法や考え方が書かれてる。
    参考にしたい。

  • 社会をよくしてお金も稼げる仕組見について考えた本。ポジ出しとかいうやつだろうか。

  • TFTだけじゃなくいろんな例を出しながら、
    NPOや社会起業とは何かを書いてある。

  • 開発途上国の飢餓と先進国の飽食のギャップ解決に取り組むTFT代表の小暮氏によるソーシャルビジネスの指南書。

    マッキンゼーでは解決できなかった問題解決の手法が「Winの累乗」という考え方である。一般的にはよい経営とは企業、世間、顧客3方にとって良い経営といわれることも多いが、本書では以下の5Cそれぞれに対してWinの関係を作ることが大事だと説いている。

    ・Company(自社の従業員、一緒に働く仲間(ボランティア、プロボノ)
    ・Customer(消費者、顧客)
    ・Cooperator(提携・協業者)
    ・Contributor(出資者)
    ・Commnunity(一般社会、進出先の国や地域)

    この考え方はNPOだけでなく、一般企業もこれからの時代、必要な考え方になることは必須であろう。そして取り組んでいる企業はすでに取り組んでいる。

    自分がNPOや企業を立ち上げたり、あるいは転職する際にはぜひ軸にしたい考え方だ。

    とても読み応えのある書籍であった。

  • この本分かり易いですね。。そして事業に凄く共感を持てます。うちで現在行っている、セブのお手伝いさんの教育事業そこに当てはまる点がたくさんあります。凄く参考になっています。こんな日本人が増えてきていることを嬉しく思います!!ちなみにこちらはセブでアップしました。

  • 『採用基準』を読んでからマッキンゼー系が気になるようになり、購入。
    全部かどうかはわからんが、仕事である以上どんな仕事も人の役に立っているのだと思うが、どう役に立っているのか、どう役に立っていこうとしているのかが、理解できて働けているかどうかは、日々働いている中で知っておきたいことだと思った。
    やっぱり、役に立っている感を持てているのはいいなあ、と。

  • 企業もNPOも垣根を越えて、互いの「WIN」となるポイントを見極めて協同していこうよ、って話。

    企業はCSRを流行りだから、回りがやっているからで、行うのではなく自社のファンを増やすようなCSR活動を。そしてNPOは、少数かつ少予算でも回せるノウハウをさらに突き詰めて、企業CSR活動をよりスピーディーに効果的に行っていくこと。

  • ビジョンを大きくもって本業で貢献できること、共感してくれる人をストーリーをつくってふやす

  • 成功する企業とNPOの共通点とは?

    この前に読んでた本が「採用基準」でマッキンゼーで必要とされる能力、そしてマッキンゼーで働いた人達のキャリアの構築の仕方、変遷についての本だったのですが、次に読んだ本がこれまたマッキンゼー出身の小暮さん。
    「採用基準」の中にもちらりと書かれているケースのお一人なのでしょう。
    全く別々の時期に、違う動機で手に取った本なのですが、こういう偶然も面白いですね。

    と、早々にレビューから外れてしまいましたが、TFT(Table for Two)を立ち上げた著者。TFTを立ち上げた動機から、NPOの役割や活動の仕方まで、非常にわかりやすく説明されています。さすが元コンサルタント!
    NPOや社会起業といってもそれは理念が違うだけで一般企業のビジネスと何ら変わらないという事がよくわかります。
    むしろ、長期的なビジョンに基づいていたり、課題解決力やリーダーシップが強力に求められるなど、一般企業よりも鍛えられる側面が多そう。

    アメリカのTFAの例なども出てきましたが、企業とNPOといったりきたりするようなキャリアパスができると双方にメリットがありそうだなーと思いました。
    日本だとまだまだ流動性がないからな。。。
    プロボノのような形で参加していく方向はどうか自分でも考えてみたいと思います。でも、オンラインや朝で協力できるものってあまりなかったりするんですよねー。そういうの何かできないかな、朝プロボノとか昼プロボノ。

    winの累乗ということで5CのWinというのをあげられていました。
    Comany,Customer,Cooperator,Contributour,Communityこの5つがハッピーを作り出すべき領域だと。
    通常3CでCompetitorが入るはずなんですが、いや、Cooperatorなんだと。
    確かに1つの企業(NPO)ができる事には限りがあるので、Cooperatorとして共存していく、これも1つの方法ですね。

    これを読んでて、昔ホリエモンが社会起業家なんて~みたいな事を言ってたのをふと思い出しましたね。
    彼がどういう思いで言ったのかわかんないけど、別に一般起業も社会起業も変わらないけどねーなんて思いました。理念をどこに置くかだけの違いだよね。
    金を回す、っていうのも立派な社会貢献だし、社会の課題を解決するってのも同じく社会貢献。貢献する対象と目標が違うだけだね~

  • 本書の中で紹介されている、アメリカの教育格差解決を目指すNPO、Teach for America の日本版、Teach for Japanを私は半年ほど前に知り、その勉強会などに参加したりするなど、NPOに興味を持ち始めた頃であった今、出会えてよかった本。

    この本を読んで、NPOの役割、一般企業との違いなど、まだまだ全然知らないことがあることに驚いた。
    筆者の唱える、Winの累乗が、NPOには不可欠であることがとても興味深かった。NPOのインパクトを与えられる範囲、分野は一つのNPOでは小さいが、それが複数になるとインパクトが大きくなることがとても面白いと思った。

    最近耳にする機会が増えたNPOについて、様々なことを一からたくさん教えてくれる本。

    これからの社会で、NPOが果たす役割は大きくなるであろうし、今後の自分の働き方を考える上でも、とても有益な本であった。

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