なぜ、日本では本物のエリートが育たないのか?

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478021736

感想・レビュー・書評

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  • 日本の教育制度や文化に触れながら、エリートの定義を理解できました。

  • 日本の教育について、暗記重視からの脱却、そして思考重視の教育への転換について書かれていて、共感できるところが多々あった。世界のエリートと仕事をしてきた福原氏だからこそ、これからの日本への危機感を肌で感じられたのだと思う。

  • ●日本人エリートの弱点
    1)正解にこだわり、その前提を疑わない
    2)問題を解くための理論や枠組み(フレームワーク)を知らない
    3)多様性の中で他者と議論をし、意見を交換しながら、新しい価値を生み出す対話力を身につけていない
    ●日本の人材をパワーアップするための「学びの柱」
    1)答えは一つじゃないと知ること → ”思考の柔軟性はその人の人生の「伸びしろ」にも関係してくる”
    2)理論と枠組みを身につけること
    3)対話力を磨くこと

  • 実際に日本から海外び出て、仕事をしてきた著者が、そこで感じたの日本の教育と海外の教育を比較して、世界でも通用する働きかたを伝授

    日本だけで生活していると当たり前のことが世界では通用しないし、だから世界で活躍できるエリートも育たない

    穴埋めや記憶力だけでない世界の教育

    自分の意見を持ち
    リスクを恐れず
    オリジナリティを持つ
    答えはひとつではない
    英語ができても相手に伝えつ対話力がなければ意味がない

    留学は自分が世界のマイノリティと認識すること

    それでも日本人は優秀だし、世界に流されず日本らしさを大事にしていくべきだと思う。
    ただこういうグローバルな世界を感じて仕事していくことは大切に

  • 言い訳をしない
    自分の意見を磨く

  • 14冊目。並行して読んでいるもう一冊の本と主張が真逆で考えることが多かったです。環境が変われば人間は変われるのか、環境を変えず人が勉強の方法を変えるのか。状況に応じて答えは違うのでしょう。
    また、いまのまま仕事をしていていいのか不安になりました。この状況がいつまでも続くわけではないため、何かしなければと思っているのですが、何もしていません。何とかしなければ。
    次は本文に出てきたバカロレアについて知りたくなってきました。

  • 自分の意見が明確、リスクをとる覚悟ができている、オリジナリティと実行力
    答えは1つじゃないと知ること、理論と枠組みを身に着けること、対話力を磨くこと。

    ドコモが世界を制することができなかったのは多様性がなかったと言っているが、そうではないだろう。

    世界が求めるコミュニケーション力とは、相手が理解できる文脈に置き換えること。
    正しく世界を知る、世界について受け入れる学び、連帯する力、自分と同類でない人たちとも協力する

  • 日本の教育を欧米と比較すると、「記憶力偏重」「受動的」といった表現が他の本も含めよく指摘されているが本書も同様。グローバル化に対応した人材がこれからは今まで以上に必要になっていくのはわかりきっているのに、日本人は危機感が欠如しているのは否めない。自分自身で考えて、相手と議論する。幼い頃から、そのようにして鍛え上げられた海外エリートと渡り合っていくためにも、日本人はこのままではいけない。著者の危機感が伝わってきた。自分もよく考え、自分の想いを表現し相手と議論する。そういう訓練を今以上に積んでいきたいと思う。

  • 答えはひとつじゃないことを知ること
    理論と枠組みを身につけること
    (多様性をマネジメントするために)対話力を磨くこと

    が必要である。

  • 外資系企業で働く自分が感じる限界、ビジネスでの付き合いのある日本企業に感じる諦めの雰囲気、そのようなものが見事にシンクした一冊

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著者プロフィール

慶應義塾大学経済学部特任教授、Institution for a Global Society株式会社代表取締役社長、一橋大学大学院特任教授を兼任。
慶應義塾大学経済学部卒業、INSEAD MBA、HEC国際金融修士、筑波大学博士課程修了。博士(経営学)。
主な業績
 『AIとビッグデータは人事を変える』朝日新聞出版、2016年。
 『ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考え
 る力の磨き方』大和出版、2013年。
 『なぜ、日本では本物のエリートが育たないのか?』ダイヤモンド社、
 2012年。

「2019年 『フィンテックの経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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