ぼくは「技術」で人を動かす――今いるメンバーで結果を出す{チームリーダー}のレシピ
- ダイヤモンド社 (2015年2月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478026526
作品紹介・あらすじ
「誰でもできる」が一番強い。経験がなくても、カリスマでなくても真似できる「寄せ集め」を「勝てるチーム」に変える手順のすべて。
感想・レビュー・書評
-
良きリーダーになるための技術が書かれた本。
良い本だが疲れる。
以下気づきを得たところ。
公私混同すべき、介護は当人が言わないとわからない。
フリーディスカッションの場を作る。
ポジティブな自己評価よりもネガティブな自己評価に着目してよいほうへ翻訳すると新たな適性が見えてより深くメンバーを理解できる。
リーダーは語る事でリーダーになる。
能力ではなく成長の角度をほめる
全ての異動は抜擢だと伝える
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オイシックス(現オイシックス・ラ・大地)創業者・社長による、こちらはリーダー論。いや、「論」というより、リーダーとして持つべき心構えや技術を説いた本であり、チームづくりの教科書というべきか。
企業経営者のみならず、あらゆる「チームリーダー」に有益だろう。 -
オイシックスの社長が書いたリーダーのハウツー本。
今まで何冊か読んだリーダー論って、大なり小なり「広く優しい心で社員をサポートしながら導けばみんな結果を出してくれるようになる」といった理想の話が書かれていることが多いように思うのだけれど、本作は(そういう面も多少あるけれど)もっと現実的だ。
「やる気のない社員がいる」「仕事が他の人に比べてできない社員がいる」「評論家になるだけのベテラン社員がいる」といった、不都合なよくあることもあるよね、と認めたうえで、じゃあどういう「技術」でリーダーをやるか、という視点で書かれているので、実際の現場でもできるような気持ちになる。
寛大な心でできない部下も手厚くサポートしながら導く自分、というのは想像できなくても、このテクニックを使ってなんとかやっていく自分、というのはまだ想像できるな、という感じで、参考になった。 -
存外良かった。
格闘してる様が似てる。
高島さんは、マネジメントの転換点をちゃんと乗り越えてるなあと感じた。って、こちらまだ格闘中ですが…
個人的には、大地を長年利用してるので、そっちの本も読んでみようかと思うけど、まあ、先に有報だな。
この本は、未来のリーダー候補のところへ嫁ぎます。
リーダーなりたての人には、いい指針だと思います。 -
オイシックス社長のリーダー論。内容が具体的で実践的。
私の考えでは、実力の1.2倍くらいが適切な負荷です。20代であれば1.5倍ぐらいでもいいでしょう。多少ぐらついても立ちつづけられる背伸びという感覚です。
オイシックスの経営陣でやっているのは、四半期に1回もしくは半年に1回、「今、一番重要だと思うこと」を持ち寄ってする会議です。それぞれの問題意識がそこで一気に吐き出されます。
何かしらトラブルが起きて「修羅場だ!」となったら、メンバーの本質を観察する絶好のチャンスだと捉えましょう。
「修羅場が起きたらリーダーだって大変なのだから、そんな余裕はない」と思うかもしれませんが、リーダーが焦っても決してよい結果は生まれません。
プロジェクトに基本的なイノベーションが必要だというときには、わかりやすいアナロジーです。
社長が「絶対に売れない」と最後まで大反対していたのに、思いきってやらせたら大ヒットとなったスターバックスのフラペチーノ。こんなアナロジーを、「経営会議で1回や2回否決されたくらいで、新サービスの立ち上げをあきらめないでほしい」と伝えたいときに使うこともあります。
「寄せ集めチームはハンディでなく多様性であり、やり方によっては成長の可能性というメリットを秘めている」
NPOの成功体験として一番手っ取り早いのは、意外かもしれませんがメディアに掲載されること、そして著名人に支援者になってもらうことの2つです。
そのプロジェクトが本当に成功するかどうか、やってみる前にいくら考えてもわかりません。だから走りはじめるべきなのですが、今の私は走る前に、②の「やってみないとわからないこと」を、できるだけ具体化しておくことにしています。
私は、人を成長させることがリーダーの直接的な役割だとは思っていません。しかし、チームを勝利へと導くことがリーダーの役割である以上、多くの場合メンバーの成長なくしてチームの勝利はありえません。メンバーをできるだけ早く成長させれば、チームの勝利にも近づきます。そのために必要なことは全部やるべきだと考えています。
あなたのチームが順調に成長し、壁にぶつかったら、「うちのチームらしくない人」「うちのチームにないスキルを持っている人」を迎え入れると、より大きなチームづくりができます。 -
著者の経験をベースにした,チームや会社を動かすコツ。
-
リーダーシップの議論は抽象論や、理想論に終わることが多いが、この本で言われていることは非常に具体的で、説得力もあって、本当にすごい。
言っていることの全てが正しいとは思わないが、それも含めてリーダーシップの持論をつくるための参考になる。
方法論について書いてある本では珍しく、また読みたいと思った。 -
オイシックスで実践してきたチームレーダーのレシピ。実例ばかりだから読みやすくて実感しやすい。
リーダーシップは技術・スキル。
観察 メンバーの強みを知る。
伝達 言葉を届ける
配置 適材適所
巻き込み 自分ごとにしてもらう
育成 勝利のための成長
立て直し 負け癖を取り払う
成長 リーダーも成長して勝つ
-
オイシックス創設者のリーダーシップの取り方。ベンチャー企業には向いてるやり方だと思う。
リーダーシップとは身につけるもの。 -
この本がリーダーシップやコーチングについて書かれた一般の書籍と異なる点は、企業家であり、経営者である著者ご自身の経験をもとに語られていることです。
経験がなくても、カリスマでなくても大丈夫。コツさえつかめば、いまあるチームで結果を出すことができるという内容なのですが、リードする側にも、される側にも、やはりある程度の資質は求められるような気がします。著者自身、あのマッキンゼーのご出身でもありますし・・・なんてことを思いながら読みました。
一番大事なのは、あきらめないこと。やる気と情熱を枯らすことなく、どれだけ持続させられるかということかも。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2