当たり前の経営---常識を覆したSCSKのマネジメント

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478039526

作品紹介・あらすじ

有給休暇取得率95%、残業1日1時間。「働き方改革」でワークライフバランスを正したら生産性が上がり、増収増益になった!心に訴える経営で、ホワイト企業が生まれる。

感想・レビュー・書評

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  • 「当たり前の経営」
    SCSK。
    売上高1500億同士同規模のSCSとCSK。
    合併後、SCSKとしてどのように融和を図ったのか?

    1.購読動機
    SCSKという事業会社の沿革に関心をもったから。
    企業風土、文化そして業務プロセスで大切にしていること。
    これを知ることが、自身の業務に役立つと考えたから。

    ------------

    2.SCSK初代代表取締役社長中井戸氏の決意
    ①SCSとCSKの両社の部長の合宿
    →数ヶ月 経営理念策定、腹落ち→自身の部、グループに置き換え
    →互いの会社の探り合い→強みによる補完
    ②住友商事のしがらみを捨てる
    本社オフィスの移転。
    ③環境構築
    1人あたりのオフィス面積、ドクター、薬局、休憩スペース
    ④健康経営
    酒、タバコ→社長直筆で社員の家族、とくに奥様への協力依頼
    ⑤働き方改革
    仕事が遅いひとに、早いひとをサポートにつける
    →チーム力、業務変革へ。

    ------------
    3.目からうろこ。共感内容。
    代表取締役社長中井戸氏が嫌う3K。
    ①紙、資料→1枚へ
    ②会議→20分で結論を。
    ③委員会、コミュニティ。→②に同じく。

  • 労働環境改善はやっぱりトップが動かないとダメなんだなと思った
    そうでなくては現場からのアイデアも出ない
    残業することがかっこいいから早く帰るのがかっこいいへ移行することは重要だと思う

  • 購入

  • 従来の「長時間勤務は当たり前。長い時間働いている人こそ偉い」という風潮に、「それは違う」と風穴を開けて、健康的に仕事ができるように会社を変えていく。
    そんな経営者に恵まれている社員は幸せだなあと感じた。

    以下、胸を打たれた言葉。(両方、新将命氏の言葉)
    『社員は、この素晴らしい環境を、人生で最も大切な「自己実現」を果たすために活用しない手はない』

    「人生 今日が初日」

  • 序盤は理念、または理念をどのように決めるに至ったかの話で少々退屈なところもあると感じた。しかし、最後まで読み通すことで、最近良く取り上げられるSCSKの取り組みの中身がよく分かる。

  • 新しい働き方、ワークライフバランス、残業削減…こういったものはなかなか定着しない。不断の努力が必要なことがよくわかった。

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著者プロフィール

野田 稔(のだ・みのる)
明治大学大学院専任教授。一橋大学商学部卒業、株式会社野村総合研究所入社。1987年一橋大学院修士課程修了。野村総合研究所復帰後、経営戦略コンサルティング室長、経営コンサルティング一部部長を経て2001年3月退社。多摩大学経営情報学部教授、株式会社リクルート新規事業担当フェローを経て、2008年4月より現職。リクルートワークス研究所特任研究顧問を兼任。著書は『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)、『野田稔のリーダーになるための教科書』(宝島社)、『あたたかい組織感情』(ソフトバンククリエイティブ)など多数。

「2022年 『ひと目でわかる マネジメントのしくみとはたらき図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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