マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
- ダイヤモンド社 (2015年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478064788
感想・レビュー・書評
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チキリンさんのブログを愛読していますが、本書と「自分の頭で考えよう」は、非常に好きな本であり、手元に置いて何度も読んでいます。
完全に人との関わりを絶って、自給自足で生活しているという状況でもない限り、世の中の人は皆マーケットと関わりを持って生きており、
●マーケットとは何か
●マーケットを味方に付けるにはどうするか
を説明した本です。
このブクログの書評にしても、「いいね!」を如何に多く獲得するかを競うゲームだと仮定すると、たちまちマーケットに早変わりします。※実際、書評を書く理由は人それぞれで、私は、文章の練習、感じた事の忘備、本の内容整理、読書量可視化によるモチベーションアップの為に書いてますが。。。
本をジャンル分けし、それぞれのジャンルの書評を覗いている人の数、その特性、「いいね!」を押すインセンティブを分析し、自分が戦えそうなジャンルを選択し、トライ&エラーを繰り返しながら「いいね!」を稼いでいくといった具合でしょうか。
何より大事なのは、特定の物事を観察するとき、「これってマーケットじゃない?」という視点を持つことであり、先ずはその思考の癖をつけてみようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私はまさに、資格を取れば安泰だ、公務員は安定だと耳タコで聞かされてきた世代です。
しかも現に世間的に難関と呼ばれる国家資格を得ても、それだけで食ってけるほど世の中楽じゃないことは身をもって体験した(過去には安泰な時代もあったんだろうけど)。
だから、この本も現実感を持って読みました。
資格を持ってれば良いのではなく、それプラス経営能力(この本でいうところのマーケット感覚)と、新しい事象に対応するための日々の勉強は絶対に必要。
万全を期してやろう、ではなく、とりあえずはじめてみて失敗しながら学んでいく、という姿勢、すごく大事ですね。
良い学びを得られました。 -
多方面からの視点と抽象概念の事をずっと書いてるから、わかりやすいのかもしれないけど、深掘りする前に次の例とかになるから表面的に感じたかな。
まあそれら事がなかなか出来ないからこそ色々な例を交えて何度も反復って事なんだろうけど -
「マーケット感覚」の大切さを説明するために、本全体のページを割いているように感じた。そうなるための「方法」部分もなんだか漠然としている。
もともと「感覚」の説明だから、つかみづらい説明になるのかもしれないけど、
「なるほど!」と大きくうなづくような部分が少なく、読了後の感動は薄いかな。
市場:不特定多数の買い手と売り手が価値を交換するところ/米の価値は「食卓に不可欠な主食」だから、同じポジションのものがあらわれれば代替可能。→価値を理解し、必要なら再定義する/需要に対して供給が少ないものの価値が高い。→難関資格もいつでも安泰なわけでない/お金の動きには「貯める」か「つかう」かの枠がある/需要者側からのプライシング能力が必要/新しい価値が生まれたときに、新しいサービスを提案する余地がある/規制を強くするのではなく、インセンティブシステムを利用して行動を促す/状況の変化が早いので、ひとつに固執せず「とりあえずやってみる」/親の時代の価値は、子のときにそのまま当てはまらない -
いまは価値がないと思われていることに価値を見いだすことや、世の中の需要を発掘することがマーケット感覚と言うことでしょうか。
この感覚は、天性の才能ではなく、訓練すれば誰でも身につけることができると。確かにそうなのだろうなと、読んで思いました。 -
普通。
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ちきりんさんの本は何冊か読んだけど、なんか自分の言っていることが絶対に正しいと思わせるような強い文調があまり好きではない。
この本もためになるところはあったけどやっぱ強いなーと思った。あとマーケット感覚が論理的思考の反対っていうのがピンと来なかった。 -
重要なのは、ノウハウや知識を覚えることではなく、過去に経験のない場面に遭遇した時にも、自分で判断できる独自の基準や肌感覚を持つことです。経験から得られる嗅覚や根本的な理解力が大切。
欲望に素直になる
自分は何が不満なのか?→自分の理想はどんな状態?→自分が欲しいものは何?→実現!!!
どうやったら強権(規制を強化)を発動せずみんなが自分から動くようになるか?考える。気持ちの持ち方次第でマーケット感覚は鍛えられる。
「やってみて→決める」素早い行動と意思決定
「決めてから→やる」細部までの作り込み
前者の方がスピード感があり、マーケットの世界に向いている。 -
マーケット感覚とは、どんなものに価値があるのかに気が付く能力。
この能力を伸ばすためには、それぞれの人の価値基準に気が付くことが必要。
また、会社とは違うマーケットの評価方法を知る必要がある。
会社は社長の鶴の一声があるが、市場はキーパーソンはおらず、不特定多数の意見で動く。