自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

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  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478101551

感想・レビュー・書評

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  • ▼生産性
    ・生産性=得られた成果÷投入した希少資源
    ・生産性=アウトプット÷インプット
     ⇒生産性を上げるためにはインプットを減らせばよいのです。具体的には、労働時間を減らす、家事や育児に使う時間を減らす、学生なら勉強時間を減らすことが、生産性を上げるのに役立つのです。

    ・効率のいい生活を送りましょう、と言いたいわけではありません。ものごとを生産性という視点で見るクセをつけないと、これからの社会において正しい方向判断ができなくなると思うからです。(お金や時間の生産性を最大限に高める)

    ・生産性とは集中度のことではありません。生産性とはあくまで「自分が手に入れたいもの」をいかに少ない投入資源で手に入れられたか、という指標です。

    ・30代になってまだ一度も「この前と同じレベルの成果を出すのに、次は前回より3割、働く時間を減らしたい。そのためには、仕事のやり方をどう変えればいいんだろう?」と考えたことのない人は、マジで「それはとてもやばい状態なのだ」と理解してください。

    ・大事なのは、ありえないと思えるくらい時間の足りない予定表を作る事です。そうしないと生産性は上がりません。

    ・生産性を上げようと真剣に取り組むと、その過程で私たちはたくさんの“ ご褒美”を得ることができます。それは、
     (1)いつのまにか成長できていること
     (2)やりたいこととそうでもないことが、明確に区別できるようになること
     (3)自分の人生の希少資源の使い途に関して、他人の目が気にならなくなること


    ▼その他
    ・貧困家庭の子供らが大学進学をするため、奨学金という名の多大な借金を抱えてしまうことが問題になっていますが、大学が生産性を上げ、4年分を1年で教えるようになれば、生活費は1年分しかからず、借金(奨学金)の額も大幅に減らせます。お金に余裕のある家庭が、生産性の低い学校に多額の授業料を払うのはともかく、借金までしてあんな生産性の低い教育サービスを買わなければならないなんて、本当にバカげてます。

    ・これから無くなる仕事の多くは人工知能やロボットによって代替されるわけですが、それらは必ずしも「自動化しやすい仕事」ではありません。そうではなく、淘汰されるのは人工知能やロボットが担当した時と人間が担当した時の生産性の差が極めて大きい仕事です、(例:人間の医師と人口知能では論文を取り込める速度・量が違う)

    ・大事なのは無駄遣いを減らすことではなく、価値ある支出を増やす事なのだということを忘れないようにしましょう。それがすなわち「お金の生産性を上げる」ということなのです。

    ・豊かな生活とは、希少な資源を最大限に有効活用し、自分がほしいものを出来る限りたくさん手に入れるという生産性の高い生活のことです。

  • これからの社会は高生産性社会に移行する。
    生産性の論点で話す人とゼロより価値があるから話す人の話は噛み合わない。

  • 最近自由になる時間がないなぁと思って読み始めた。
    読みやすい。
    自分の時間を安売りしてたことになんとなく気付いた。自分の本当にやりたいことが達成できる人生目指します。

  • 生産性。ついついダラダラしてしまうことで自分の時間はどんどん無駄になっていく。キチンと決めて動くことが大切。

  • 生産性とは集中度のことではなく、あくまで自分が手に入れたいものをいかに少ない投入資源に手に入れられたかという指標

  • 生産性を徹底的に意識する、好きなものやりたいことを明確に理解する、といった内容。参考になった。

  • 時間が足りない生活から脱するために
    まず投入する時間を減らす。

    自分では思い浮かばないことなので、
    目からウロコでした。

    なぜ「私ばかり小忙しい」と感じるのか
    生産性の低い作業を完璧にしようとしているので、
    満足感も得られなかったんだとよくわかりました。

  • まさに自分が陥っていた状況がロジカルに言語化されていて、どうしたらここから脱出できるか考え始めた。仕事や会社との付き合い方も変わって行きそう。
    そして世の中でおきている高生産性シフトについても非常に分かりやすかった

  • いくつか残業減らすべし。自分の時間をつくろうという本は読んだことありますが、この本はめちゃくちゃロジックが分かりやすくすっとアタマに入ってきた。冒頭の忙しすぎる人たちの事例がまさに自分の状況そのままというのもあるけど。

    迷ったら何度も読み直したい本でした。

  • 面白くて一気に読んだ。
    ちきりんの本はこれで4冊目だが、どれも読みやすく面白い。読書の醍醐味を感じる。

    フルタイムで働いていたが子どもが産まれて退職し、今後の働き方について考えているが、今後は生産性の高い働き方、生き方がしたいとあらためて感じた。

    全部自分でやる必要はないと書かれているのは本当にその通りだと思う。
    しかし本当に日本って横並び、というか、皆同じ〜とか全部自分でやる〜という根性論とか、そういうのが強い。

    ひろゆきが日本の国全体が大きな村のようと言っていたが、コロナのマスクにしても皆と同じっていうのを最近強く感じる。
    根性論も昭和か?って感じる。

    日本の未だ真面目に長時間労働という風潮の中、自分は生産性を高め、自由に生きていきたい。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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