ザ・ファシリテーター

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478360712

感想・レビュー・書評

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  • とりあえず今の自分にはそんなに心を射止める本ではなかった。内容はもちろんいいもの。読む時期が違った

  • 小説形式でファシリテーションに関連する理論や手法について解説されていて、興味深い。

    小説形式と言えばTOCのザ・ゴールが思い出される。あの本でTOCにハマったので、どうやら自分は小説形式が興味を持ちやすいらしい。

    ファシリテーションの手法としては、既に幾つかの書籍で読んでいたTOC思考プロセスのツリーやシステム思考のループ図と類似の手法が有ったのでイメージがしやすいものがあった一方で、グループダイナミクス等知らなかった概念もあり、勉強になった。
    しかし手法が多岐にわたるため、実践を通さないと身に付いてはいかない気がする。

    小説形式なので、手法を体系的に学ぶのには向かないが、そちらは本文中に参考文献として幾つか示されている。

  • ファシリテーションについての小説。ザ・ゴールの様な形式で架空の大手企業の組織変革をファシリテーションを使いこなすバリバリのキャリアウーマンが率いていくというストーリー。脳内イメージでは髪を後ろで縛った長谷川京子という感じ。

    ファシリテーションとは何か?本書の中でも当然ながら度々触れられう質問ではあるが、それを一言で言い表すような副題たる言葉は出てこない。その都度によってファシリテーションが成している事を説明するにとどまっている。

    ただ一貫して主張、説明されているのはファシリテーションによってチームの問題解決のスピードと質を圧倒的に上げているという点だ。この事から個人的に考えるファシリテーションとは、チームが問題解決に取り組み実施するスピードと質を上げる技術と理解している。

    そしてこの技術は企業だけではなくチームで問題解決に取り組む場面であればどこでも利用出来るのが特徴的だ。学校のスポーツサークル、趣味のバンド活動、もっと飛ぶならば友人と企画する海外旅行でも使えるだろう。

    本書でもそれとなく何度か提言されているが、この手の技術は是非学校教育のレベルで組み込んで欲しいと思う。現代においても個人で圧倒的に成果を出す人間が居ない事は無いが、多くの場合はチームで成果を出す場面だろう。チームは単なる協調性や空気を読む感覚だけでは活動しない。行動心理学を基礎とした論理的な対応が求められる。

  • 学び
    ①出来ることに集中し、さっさと決め、アクションを起こす
    ②会議を整理する方法
     ホワイトボードを左右に分け、
     左:賛成意見/コントローラブルなこと
     右:反対意見/アンコントローラブルなこと
     を書いて意見を可視化する
    ③フォース・フィールド・アナリシス
     目標/ミッションに対して妨げになっている「事象」ではなく、その「事象をつくりだしている"力"」はなにかを考える
    アクション
    ①自分が今何が出来て/何が出来ないのかを整理(→今週土日)、出来るに該当するものは、とにかくやる、先輩から奪う
    ②そのまま実行
    ③自分の理想(目標達成時、半年後、サブアシ卒業まで)についてこのアナリシスを行う→今週土日

  • 速読意識して120分
    340ページ超だから3p/分
    まあよし

    漫画でわかる、、、タイプよりも文字だけの方がいい。
    どうせ漫画でわかるタイプも頻繁に文字で説明するからな。

    この手のことの基本を何となくナメるには、いいかな。
    ITパスポート参考書を読んでも同じ気もするが。

  • ストーリー仕立てで、上手くファシリテーターの役割を説明していてわかりやすい。とはいえ、トップマネジメントのサポートがない状態では提案できても実行できないという状況もあるだろう。ダイナミックな変革を起こすにはある程度環境が整っていないと難しいか。スピード感を持って課題を解決していく手法として参考にしたい。

  • ビジネスってこれくらいのスピード感がないとだめですね。

  • きれいにまとまって、要所を押さえてあるけど、
    読書後あまり印象に残ったことがなかった。
    ストーリーも淡々とした感じで、意外性がなかった。

  • 非常におもしろい
    ある組織が変革していく物語なのであるが、散りばめられたスキルそして考え方、ファシリテーションの奥深さを改めた知る一冊となった。

    強いて言うなら 三枝さんの「V字回復の経営」に似ているが、「V字回復の経営」が志をターゲットに展開していくところからすると、この本はどちらかと言うとファシリテーションのスキルを有効に利用したリーダー像とは?を示したような作りとなっている。
    だからこそ、非常に参考にし易いとも感じた。

    古本屋で出会ったてから、読み終えるまで早かった。
    2が出ていることがわかったので、速攻でamazonでポチってしまった。

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著者プロフィール

[現 職] 京都大学人文科学研究所教授
1947年奈良市生まれ。1974年京都大学大学院博士課程(東洋史)中退。同年京都大学人文科学研究所助手。愛知大学法経学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授を経て、1995年より現職。
[主要編著書] 『中国近代化の動態構造』(編著、京都大学人文科学研究所、2004年)、『中国近代綿業史の研究』(京都大学学術出版会、2001年)、『中国近代の都市と農村』(編著、京都大学人文科学研究所、2001年)、「梁啓超の経済思想」(『共同研究 梁啓超』みすず書房、1999年)。

「2005年 『在華紡と中国社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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