- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478440551
感想・レビュー・書評
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あらゆる観点から企業内教育を紐解く。目次をなぞると、学習のメカニズム、学習モデル、動機づけの理論、インストラクショナルデザイン、学習環境のデザイン、教育・研修の評価、キャリア開発の考え方、企業教育の政治力学。
企業内における教育の難しいところは、「企業の利益にどう貢献するのか」という問題に必ず行きつくところにあると思う。某本のタイトルではないが、教育とは「誰のためのデザイン」なのかを考える必要がある。決して「何のためのデザイン」という観点ではない。
副題の「人を育てる心理・教育学の基本理論を学ぶ」と書いてあるとおり、読んでいて勉強にはなるので、ぜひ読んでもらいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あらゆる観点から企業内教育を紐解く。目次をなぞると、学習のメカニズム、学習モデル、動機づけの理論、インストラクショナルデザイン、学習環境のデザイン、教育・研修の評価、キャリア開発の考え方、企業教育の政治力学。
企業内における教育の難しいところは、「企業の利益にどう貢献するのか」という問題に必ず行きつくところにあると思う。某本のタイトルではないが、教育とは「誰のためのデザイン」なのかを考える必要がある。決して「何のためのデザイン」という観点ではない。
副題の「人を育てる心理・教育学の基本理論を学ぶ」と書いてあるとおり、読んでいて勉強にはなるので、ぜひ読んでもらいたい。 -
プログラム全体課題図書
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講師を務めないといけないかもしれない、ということで人材育成の基本を学ぶために読んでみた。
業績向上に結びつく知的生産性の向上を目的とした人材育成は、「全社的な経営戦略の一環として、すべてのビジネスパーソンが日常的に取り組むべき企業活動」である。
この考え方を幹として全体が論理的に構成され、文章は極めて平易。なので、非常に読みやすい。日常的なマネジメントから全社的な業務改革活動まで、本書から示唆を得られること盛りだくさんでした。人事部門だけでなく、全てのビジネスマンが読んでおくべき本だと思います。 -
企業における人材育成関係者は一通り呼んでおいたほうがいいです。私は採用関係者ですが。
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企業内人材育成について従来の研修やOJTの問題点をあげ、効果的なOJTとOff-JTを考えるための心理学、教育学、教育工学といった様々な理論を紹介している。
理論だけでは役に立たないところだが、考え方や裏付けとして引用・説明されているので、根本から考えるための武装を与えてくれる。
即効性のあるというお触れの手法を試しては失敗するということは、教育に限らず社会ではまま見かけることであり、その根っこにはやはりこういった教育論の見直しが必要だと共感した。 -
@ワークショップをやる上で、少しは勉強しておかなくてはと思い手にとった。
経営戦略の一環としての人事(そりゃそうだ)
学習心理学
繰り返すことで効果があがる『行動主義』
人間をコンピュータになぞらえる『認知主義』
環境との相互作用で考える『状況主義』
講義で習ったことの多くは忘れ去られる運命にある!
協調学習
ロシュエル「全員の理解が収束に向かう」
三宅「全員の理解が一致するとは限らない」
自然と役割分担がなされ、個人では到達できなかった理解に到達する可能性がある。
大人の学習者は、
実利的である
動機を必要とする
自律的である
レレヴァンスを必要する
目的志向性が高い
豊富な人生経験がある
熟達:
注意を要する訓練を一万時間。ただし熟達者を観察しているだけでは不十分。
ガニエの9教授事象
学習者の注意を獲得する
授業の目標を知らせる
前提条件を思い出させる
新しい事項を提示する
学習の指針を与える
練習の機会を作る
フィードバックを与える
学習の成果を評価する
保持と転移を高める(復習)
カークパトリックの四段階評価
反応:研修に対して満足したか
学習:研修で扱った内容を理解したか
行動:研修で使った内容を実務において活用できたか
業績:研修で扱った内容が業績に貢献したか
ベーシックなことばかりだけなんだろうけど、これだけ色んなことがちゃんとまとめられてるのは助かる。これからワークショップを設計するときに大いに参考にさせてもらおうと思う。 -
人材教育に関する、心理学・教育学・経営学等の理論がまとめられた、ビジネスマン必携の一冊。
はじめに、でも書かれている通り、誰しもが被教育者であった経験があるせいか、教育や学習については、誰もが一言持っている。ついでに、兄弟・後輩など被教育者ではなく教育者としての経験も同様に誰しもがもっていると僕は思う(先生とは先に生まれると書くが、言いえて妙だと思う)。
それが故に、私の教育論に基づき教育をし、そして失敗する。
経験は大事。だけど、過去から蓄えられてきた知を吸収することも大事。
そんな単純なことに気づかされる一冊。
自分の経験と照らし合わせながら読むとよいと思います。 -
この本、地味ですが、確実に<<永久保存版>>にします。
研修や、人を育てる仕組みを科学的に管理していますか?
OJTもどきで、やったつもりになってちゃいけませんねぇ。
研修の企画から、実施、フィードバックはどうするか、まで、網羅してます。
来年から、社内講師になると思うので、じっくり読み込もうと思います。 -
バイブル