広告会社は変われるか―マスメディア依存体質からの脱却シナリオ
- ダイヤモンド社 (2007年2月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478550212
感想・レビュー・書評
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やっと読了。
相当前の本だけれど今だからこそふむふむ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか
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そう言えば確かに昔は「広告代理店」と呼んでいた。
もう少し業界の裏話的なことを期待したが、著者の立場上あまり無茶なことは書けないだろうな。
まあ幅広く触れられていて、参考になった。 -
経営者が書いた経営的な本を初めて読んだ。
広告会社には以前から興味があったのでおもしろかった。
現状と今後を学び、まさに業界研究になった。
以前、大学の授業で毎日新聞社の岸井さんが
「現代は、大変革期の前の崩壊現象中」とおっしゃっていた。
広告業界ひとつとっても、今までのビジネススキームが
2011年の地デジ放送を境に大きく変わらざるを得ないと言う。
そして、新しいビジネススキームを創りだす人間が渇望されている。
岸井さんがおっしゃるように、
我々が生きるこの時代は200年に1度の大変革期。
これはチャンスだ、と。 -
広告のこれまでと未来について書かれた書籍。
個人的には広告の歴史についての部分が興味深かった。高度経済成長には民衆の9割近くが「中流」という意識を持っていた。これが大衆の心理。マスメディアが強かったのは同じ意識を持つ大衆に対してリーチ力があったからだ。
その後オイルショックなどで経済成長に陰りが出ると大衆は個人の意思で動きだし、分衆化する。そしてインターネットの登場により分衆はより細分化された個になる。
マスメディアの力は衰え代わりにインターネットの力が増してきた。
このほかにも日本の広告業界の未来や次のビジネスモデルについても語られている。 -
◇概要◇
2011年に完了する地上波のデジタル化。そして、これを起点に数年後成立するであろう、既存メディアを一本化した新媒体「eプラットフォーム」。
このメディア革命は、既存の広告会社にとって脅威となることは間違いない。なぜなら、「枠取り」という広告会社お得意のビジネスモデルが、この新しい媒体には通用しないからだ。
本書は、その新しい世界でどのような戦略をとるべきかという終点に向かって、過去の広告会社の戦略と現状、そして未来の広告業界を分析した本である。
◇感想◇
広告会社の歩みと、メディアの融合によって被るであろう不利益について、非常にわかりやすく平易な文章で書かれていました。
この業界について興味があるけど、よく知らないんだよね…って人にはおすすめしたい一冊です。
ただし、広告業界出身の方が書かれている本なので、広告業界寄りの考え方であること、そして現状と起こり得る未来については詳しく書かれているけれども、そこでとるべき戦略についてはいまいち言及できていないことについては、留意して読み始めなくてはいけないですね。
とはいっても、普通に読み物としても面白いと私は思います。
おすすめです! -
そらもう、そういうことよ
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意見書というよりは歴史書として読んだ。
独特の日本語が好き。 -
プラットフォームにならなくては!という主張はちょっと薄いかなー
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読んだ。
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広告会社を取り巻く外部環境(広告主、メディア、消費者)の変化を受けて、
広告会社もビジネススキームを進化させていかなくてはならないという論旨。
直前に読んだ「次世代マーケティングプラットフォーム(http://booklog.jp/users/konceptskmkr/archives/4797348844)」の方が、
今後の広告会社のあり方を占う上で、重要な示唆を与えてくれていると思う。
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広告業界の体系と、現在広告業界を脅かすネット広告、変わりゆくメディア事情について述べられています。
かなり前に読んだのであまり覚えてませんな。これ。
内定後に読んだほうがいいんじゃないかな。あんま小難しいこと言うと落とされますので。
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100円だから買った。
テレビ番組はCMがあるから無料で見れること、
コミッション制だから業界人はうだつが上がらないこと、
(著書では売上市場主義と書いてある。高給取りだからまぁええやんかと)
くらい、頭に残っているのは。
業界がこれからどうなっていくのかは、正直興味ありません。 -
電通シンクタンクのトップが引退して書いた本。つーかこれを書くために引退したらしい。広告業界の概要もわかりやすくなっている。
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ネット関連の仕事を多くこなす中で、メディアとしてのインターネットの行く末についていつも考えているけれど、そもそも広告会社という形態って今後どうなるんだろうか?と少し考えてみたくて、購入してみた。
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広告代理店のお偉いさんが、退職した今こそ書けた内容、というから興味を持ったけど、そんなでもなかった。
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電通総研を辞めたばっかの人が書いた本。
個人的には非常に楽しめました。
特に欧米の広告代理店と、日本の広告代理店の性格の違いから、電博といえど海外進出が難しいというところが興味深かったです。
ただ、日本の広告会社の未来を占う上での提言という面では少し物足りなかったですかね。って、それがこの本の本論なんですが…。
それでも、やはり個人的には面白かったのでOK。 -
日本の広告会社がいかにグローバル化してないかが分かります。
電通のことが主に書かれています。
電通は売り上げは世界一ですが、
取引は国内が9割との情報。 -
大衆・分衆・個衆。マス・貸す田マイゼーションのあたりは上手に整理している。
広告会社と広告代理店、代理とはないを代理しているのか?といったちょっと堅い議論も思考の整理にはいい。
ただし、この内容では広告会社はかわれない気がする。 -
広告業界全体が抱える問題を俯瞰するにはいいと思う。しかし、落とし所が。。
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ふーんてかんじ。大体は、知ってた。
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これから読む。
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2007.03 インターネットの発展に伴うメディアの融合。その中での日本の広告会社の立ち位置など・・・広告会社(広告業界)への著者からの警鐘と受け止めた。
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あれれ?この本の内容の2-3割は先日読んだ『ネット時代10年後、新聞とテレビはこうなる』とそっくり同じじゃあーりませんか。ま、著者が同じだからといっても、出版社は別ですからねえ。それも同じ07年2月出版ですよ。ちょっとひどくない?雑誌の編集記事でもあるまいし。
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広告業界だけにとどまらず、
日本のメディア、消費者、将来のビジネスモデルのあり方については、非常に興味深いです。