- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479771135
感想・レビュー・書評
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正確依存
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地頭力
・結論から
・全体から
・単純に
仕事の仕上がりは65点でいいから
早くすることが大事
兵は拙速を旨とせよ -
筆者によると、「頭がよいこと」とは、①物知り(知識が豊富)、②機転が利く(対人感性が強い)、③地頭がよい(思考能力が高い)となり、③を磨こうというのが趣旨である。チェックテストや解説なども充実しているが、基本はコンサルティング関係のロジカル・シンキングやフレーム思考を問題解決方法として応用したものであると思う。
特に3方法をとりあげており、①仮説思考(向こう側に離れる)、②フレームワーク思考(上空に離れる)、③抽象化思考(対象物から離れる)の方法論が中心である。その他、フェルミ推定の方法例とか、MECE等も紹介している。類書を読んでいれば読み飛ばせるだろう。
入門書として「地頭」という言葉を使っているのがヒットした理由だろうか。前著の「地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」」も読んでみたいと思った。 -
☆☆$$中々良かった。というのも最初の前提3条件の語りが見事だった。$$読んでいくうちに中だるみだが、良書だと思う。$$大切なのは以下三つ+1$$ ・仮設思考(結論から思考)$$ ・フレームワーク思考(全体から思考)$$ ・抽象化思考(単純に思考)$$ ・フェルミ推定
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地頭ブームが落ち着いた後に読みました。
いちいちしっくり来る内容ではあったものの、たぶん今読み返したらまたあらたな発見があるのでしょうね。 -
地頭力とは、自分の頭でしっかり考えること。
気づいてはいたけれど、自分はつくづく地頭力がないなって再確認した。
暗記などは得意だったので、受験勉強の弊害なんて自嘲していたけど、
知識と感性だけでなんとかやっていけるほど、世の中甘くない。
地頭力のポイントは、①仮説思考力、②フレームワーク思考力、③抽象化思考力、の3つ。
それぞれシンプルに表現すると、①結論から考える、②全体から考える、③単純に考える、ということ。
いずれも「自分」という思考の枠から「離れて」考えることが重要。
これらを前提に自分を振り返ってみると、
何かに取り掛かるときも、わかること、できることからやっている。(仮設思考力の欠如)
思い込みが強く、途中で根本的に間違っていることに気づく。(フレームワーク思考力の欠如)
具体的なものに気を取られて、本質的なものをつかめない。(抽象化思考力の欠如)
などが思い当った。
地頭力を伸ばすための準備にも要注意。
①時間に対する感度を上げる、②知的依存心を捨てる、③自分の「思考のクセ」を認識する、の3つ。
これも、心当たりが多数・・・・
3つの地頭力のベースには2層あり、原動力として、①知的好奇心、その上に②論理的思考力と、③直観力があると説明しており、3層からなるこの6つの力から構成されるというのもわかりやすかった。
論理的思考力が万能ではないのだ。
本書のタイトルが「いますぐはじめる地頭力」となっているが、実践し、習慣化させるためには「いますぐ」が肝心とのこと。遅まきではありますが、いまから始めます~。 -
■問題解決
1.問題解決手順:解決したい課題の結論を想定して課題解決に取り組む。次に、課題の全体を捉えて、複雑な課題対象を特性別に分類した後に一つずつ取り組める程度の難易度に分解し、さらにそれらの中からいちばん重要度や難易度が高いところから着手していく。そうやって噛み砕いた対象を一般化・抽象化・単純化して問題を解いていく。
2.人生、時間の大切さに早く気がついた者勝ちです。