「自分のために生きていける」ということ―寂しくて、退屈な人たちへ

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479791027

感想・レビュー・書評

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  • 自己肯定出来る様になると、他の人との関わることも豊かになる。
    そして一人で居られることは自分を大切にすることで、寂しさと付き合えることは=大人なのだ。

  • 共依存か‥。わたしってそういう傾向あるな、と自覚させられた本。

  • 自分がカウンセリングに通っていた際、カウンセラーから勧められた本です。
    「退屈」という感覚から、ACの概念をわかりやすく解説してくれています。
    現在、キャンパス内で問題だなと感じていることは、学生の「自己肯定感の低さ、「人間関係上の葛藤経験の高年齢化」、「自己と他者との距離感のつかめなさ」など。
    みな、なんとなく笑い、なんとなく仲良しを演じて、集団で行動する。
    どんぐりの背比べから一歩出ることは、どうやら彼らにとって罪であるかのようにまで強い恐怖感を伴って感じられるようです。
    「生きずらさ」「演じることへの疲れ」を感じた学生に貸すようにしている一冊です。

  • 振り返ってみよう。また、読もう。

  • 借りたものの結局読まなかった。というか、パラパラとめくって終わりになってしまった。こういう本、向かないみたい。

  • アダルトチルドレンについて噛み砕いて説明されているところがわかりやすく、読みやすい。

    幼少期の親の愛情がどうして大事か、ということがわかる。
    子供を可愛がる、と、子供を振りまわす、は違うなぁ、と感じた。

    本当に悩んでいる場合、症例の多い専門的なものを読むと具合が悪くなる場合があるので、まずは入門書としてこのくらいフランクな本を読んだらいいのかも。

    ちなみにこちらの本では個人で治すよりもカウンセリングや自助グループでのリハビリ(?)を勧めているので、一人で自分の過去と対峙すると決意してる場合は以前に読んだ『毒になる親』の方が役にたつかも。

  • 自立とはどういうことなのか考えさせられる。

  • 周囲の犠牲になって自分を押し殺しているつもりでいるひとに読んでほしい一冊。
    実は他人のせいにして現実逃避しているだけなんですよ、とソフトに気づかせてくれる良書。

  • 自分を認め、許し、愛していくのはあなた自身。しかたなく生き続ける毎日から抜け出し、自分のホンネと向き合うためにどう生きて行くか。生き生きとした感情生活をとりもどし、よりよい人間関係を築く本。

    耐えがたい寂しさと退屈を、アディクションで紛らわす。
    生活が安定していても、ストレスになるような出来事がなくても、結局アディクションを使ってしまう。
    それが習慣ではなくって寂しさと退屈からきているんだなって納得できました。

  • タイトルに惹かれて購入。
    アダルトチルドレンという言葉は使っていませんが、アダルトチルドレンの本だと思います。
    救われた一冊です。

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著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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