やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~

  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794127

感想・レビュー・書評

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  • アルコール中毒のHALT

    Hungry
    Angry
    Lonely
    Tired

  • 自分は完全に習得型の人間なんだけど、コツコツ努力しないところがやってのけられないところなんだろな。これからはコツコツやりますよ。

  • 【MEMO】
    やってのけることは、努力ではなく、工夫である。

    ■目標達成には、「何をする」、「なぜする?」の意識が大切。
    “得られるもの”と“障害の大きさ”、どちらが高いかで決まる。
    なぜする?を意識することで得られるものを高くし、環境を整えることで障害の大きさを低くする。

    ■人間の基本的欲求は・・・○関係性 ○有能感 ○自律性(選択できることが重要)

    ■目標の種類によってアプローチを変えたら良い。
    ・簡単なことを達成するには→結果を意識
    ・やる気がでないときは→理由を意識
    ・先延ばししないためには→リスクを考える
    ・難易度が高いとき→習得型で一歩一歩成長する
    ・成長を目標とする
    ・自ら選択する
    ・モデルとなる人物で伝染させる

    ×目標達成を阻む要因
    ・選択肢の多さ
    ・他の目標が邪魔をする
    ・現状を知ることを避ける
    ・一度走り始めたら、方向が誤っていてもそのまま走り続ける方が楽

    ■シンプルプラン(条件型計画)をたてる
    何を? いつ? どこで?

    ■自制心=筋肉のようなもの・・・すなわち、披露するし、鍛えることもできる。

    例:ダイエットができないのは、自制心が落ちているから。
    自制心が低下するタイミングは、「空腹」、「怒り」、「寂しい」、「疲れている」時。

    ー自制心を鍛える・・・自制心が必要なことをする。→エクササイズ、汚い言葉を慎む、片付ける、マックを食べない

    ー自制心を回復させる・・・休む、自制心が優れいていると思われる知人を思い浮かべる。

    ー自制心が少ないときでも動ける方法
     →駄目なことにはじめから手を付けない(たばこなど)
     →なぜやるかを考える。
     →同時に2つ以上を求めない。

    ■現実的な楽観主義になる
    ・現実的に行動する。
    ・×能力  ○努力、忍耐力、計画
    ・成功そのものでなくプロセスをイメージ
    ・恐怖心や的外れな根拠からではなく確実な証拠をもとに適切な判断を下す。
    ・精神力を鍛える、うまくいかない原因を正しく理解する、時間は有限である
    ・あきらめるべきこともある。。。冷静に考える、分析する、可能? 時間をかけられる? 助けを借りられる?

    ■フィードバック
    ・問題点の指摘ではなく、改善策を共に見つけ出すこと
    ・本心からほめる
    ・努力は行動(=コントロールできるもの)をほめる。才能ではない。
    ・人と比較しない。
    ・自発的行動を促す。

  • 経験則的にいいんじゃないかと思っているやり方が、社会心理学の裏付けによって納得できる本。
    また間違ったやり方が分かった。
    ☆ベストを尽くせ、は明確な目標が定められないために、ベストとは程遠い結果しか生み出さない。
    ☆まず目標を決め、具体的に「いつ」「どこで」「どのように」その達成のために行動するかをはっきりと決める。
    それによって、状況や手掛かり、それに続く行動が脳の中で強く結びつく。
    ☆成功そのものをイメージするのではなく、「成功のためにステップ」をイメージすること。

  • 能力を示すのではなく、能力を得ることに注力すると、幸福感が増す。
    そうすると、ネガティヴな経験を改善のチャンスと捉えられ、過程を楽しむことができる。

    ・やる気が湧かない時
    「なぜ」に注目し、目の前の行動の意味を大きな絵の一部と捉えることが役立つ。また、「失敗したら失うもの」をイメージすると効果的。

    その行動を「いつ」「どこで」実行するか決める。

    「平日の夜は、自室で4時間以上勉強する」といったプランを書き出し、何度も音読を繰り返して、脳によく覚えこませる

    自制心は筋肉、定期的に鍛える

    ・科学的に正しい「褒め方」五つの鉄則
    1.賞賛の言葉は「本心からのもの」であること
    2.相手がコントロールできる行動を重視する
    3.人と比較しない
    4.自律性の感覚を損ねない
    5.達成可能な基準と期待を伝える

  • 寝る前のフォトリーディング&起床後の高速リーディング。
    なかなかの良書と感じた。章末にまとめもあるので速読向き。

    以後高速を交えて熟読する。

    読了。

    13章あり、各章の終わりにその章のまとめがあるので読み返しに便利。

    40近くも付箋を貼ったので、その中で特に印象に残る物を下記に附す:

    40-42:「なぜ」に注目するとやる気が湧き、「何」に注目すると行動力が湧く。

    46-47:近い将来の計画では障壁が思いつきやすいのでその意義「なぜ」を考えると動ける。
    反対に遠い将来だと理想を掲げやすいが障壁が見えないので、具体的な行動「なに」を考えると離礁主義的夢物語から脱して現実を見る事ができる。

    48-49:「なに」をするのかを考えると先延ばししなくなり、具体的な行動に移れる。

    2章:見ている人の影響を受ける。感染する。良い影響も悪い影響も受けるので、積極的に影響され方を選択する。
    無意識の力を利用する。大きな文字で目に造るところにTo Do リストを貼っておくと行動しやすい。

    3章:習得型の目標は課程を楽しみ成長を望める態度。

    5章:自発性、自律性、自主性が継続とやる気の鍵。

    6章のポイント(154):「なぜ」の思考はモチベーションを高める。行動を先延ばしにしたくないのなら、防衛型の目標によって失う物を意識すれば(危機意識によって)行動を起こす事ができる。

    161:フレーミング。課題を提示し、その意味を説明。聞く者は無意識のうちにその目標を意識し行動する。

    7章:感染力による行動の促進。或いは悪い感染もあり得る。良い見本を見る(見せる)。

    8章:ほとんどの問題は行動。行動できるように計る。悪いフィードバックを恐れない。現在地が分からなければ行動できない。フィードバックによって確認が必要。

    188-189:条件型スケジュール。いつ、どこで、どのようにと条件を定めて予定を組むと、行動が自然にとれる。

    13章:結果が出ない人を褒めてはいけない。内容が具体的なネガティブなフィードバック(「なに」の思考法)によって改善を助言する。
    褒められる事を目的とさせない。(つまり相手の肉を満足させるような事はしないという事。)

  • マクゴニガルの本と分類としては一緒で、科学的根拠に基づいた実践可能な内容となっているが、本書は(副題にもあるように)どちらかというと意志力を使わずに実践できるような内容となっている気がする。人間の行動特性に対する分類の仕方は見事で、その中で全体として共通しているのがwhy型思考をベースとしている点である。これは(ジャンルが少し違うが)サイモン・シネックの論理と一緒であると感じた。
    概して、自己啓発本は「自己啓発本に書いてある内容を実践して自分の生活を改善する」というメタな次元でまずは実行できるかどうかが鍵となる。当然ながら、どのようにやればいいかといえば、それはその自己啓発本に書かれた内容に基づいてやれば良いのである。とはいえ、やっぱりちゃんと本の内容を理解して実行するのは、皮肉にも意志力が少なからず必要な気もしてしまう。。

  • 二男就職前読書シリーズ⑤

  • ゆっくり読みたい!

  • ●読むキッカケ
    ・競さんにオススメされて

    ●サマリー
    ・何か実行したいものが在るときは、それをいつ・どこでやるかを決めてしまうと、
    実行の難易度が下がる。
    それは、実行時に決めざるをえないものを、先に決めてしまえという戦略。

    ●ネクストアクション
    ・フィットネスを日常の習慣の中に盛り込む。

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