スタンフォードのストレスを力に変える教科書

  • 大和書房
4.06
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794967

感想・レビュー・書評

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  • ストレスに対する認識が大幅に変わる本。ストレスはいいものでもあると思える本。ストレスが自身の成長につながり成果を大きく出せるようになる、そういう効能もあるとこの本は語る。
    もっともストレスが多すぎると、やはりきついことに変わりはないので、その辺のバランスは重要かと思った。

  • ストレスは必ずしも悪い影響だけを及ぼすものではなく、ストレスへの向き合い方を変えれば、プラスの力に変えることができるということを多くの実験の結果やストーリィで丁寧に解説した本。優しい文章で読みやすい。ストレスは悪いものという先入観、固定概念を払拭するのがハードルを上げてしまって、本書の内容が入ってこなくなる人が多そう。

  • 一番必要なことは、好奇心であり、自分の考えに対してのフレキシブルさである。

    そのためにも忍耐力という名の力を培う練習をすれば、自然とストレスが来た時の恐怖や不安をそのまますっと受け入れることができる。また、ストレスが来た時にエキサイトメントになる思考力が構築できる。ナーバスになるのはみんな一緒。それでOKであって、自分の心臓がストレスに耐えうるために準備しているためと考えること。
    もし、間違えたり失敗したとしても、これで終わりじゃない、まだまだチャンスはあるし、自分のための失敗と考えるようにすること。

    もし、誰かか助けが必要な時、声をかけ一歩踏み出してみよう。誰かを助けることで、自分の存在感を見いだせ満足し、自分の生き方を構築し、何よりストレス軽減になる。そして、自分のほかにも苦しんでいる人がいることが分かり、孤独感を味わわずにすむ。自分の中のストレスを周りに聞いてもらい助けを求めるのは、一番効果のあるやり方かもしれない。

  • 巷ではストレスは健康に良くないというのが定説になっているけど、実は違いますよ、適度なストレスはパフォーマンスを高めるのに有用ですよ、というお話。マインドセットのきっかけとしては良いと思う。

  • ストレスは体に悪い、というが、必ずしもそうではないことの科学的な研究や実験の結果を示しながら、ストレスの扱い方を示した本。

    同じようなストレスを受けても、それで調子やパフォーマンスが下がる人もいれば、逆にあがる人もいる。その違いの一つは、ストレスの捉え方にある。
    そのストレスは自分で対処出来るか、自分にとって前向きなストレスについての考え方(マインドセット)

  • ストレスが自分を支配しそうになった時は,順調に苦労を重ねている,とポジティブに捉えよう。自分が目の前のことと対峙している証拠なんだ,と。

  • だいたい76ページ

    1 ストレスを感じたら、それを認識する。身体の反応の変化を感じ取る。

    2 ストレスを感じるからには、自分が何かに立ち向かい目標にしているものがあることを思い出す。その目標の大切さを再確認する。

    3 動機などの身体の反応は、自分が目標に向かってエネルギーを使っていることなのだと捉える。ストレスを管理することにエネルギーを費やさない。

    この3ステップ。
    そして、辛いストレスは誰かと繋がることで良い変化をもたらす。

    一度マインドチェンジが起きると、その訓練を受けたことが記憶に残らなくても、ストレスが苦にならなくなりより良い成績が出せるようになる、その変化が無意識のうちに長年続くらしい。その調査結果を興味深いと感じました。
    ストレスが身体に悪い、というのは確かに思い込みの面もあった。自分の体を見つめ、自分の目標を持って、それを誰かと分かち合って、そうすると力が発揮できるのかも。
    題名を読んだ限りでは言葉で騙されるのかなって思ってしまったけど、意外に納得できることもあり。

  • 1 ストレスを見直す
    2 ストレスを力に変える―「ストレスに強くなる」とはどういうことか?

  • ストレスに対する考え方が変わりました。思い込みでしかなく、ストレスは味方にすることができ、向き合って人とつながって、逆境こそ強くする源ということが、豊富な事例、実験結果とともに説得的に分かりました。

  • マイナスこそ、プラスへの最大のモチベーション。ストレスも考え方次第で、エネルギーへ変換できる。面白い。

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著者プロフィール

スタンフォード大学でヨーガ、心理学、健康な背骨のためのクラスなどで教える受賞指導者。心身科学や健康運動のリーダーであり、ヨガ、フィットネス、ヘルスケア専門家のための教育やティーチャートレーニングに貢献している。『International Journal of Yoga Therapy』の編集長であり、『YogaJournal』や『IDEA Fitness Journal』などに記事を頻繁に執筆している。
マクゴニガルのウェブサイト:http://www.kellymcgoniga.com

「2014年 『ケリー・マクゴニガルの痛みを癒すヨーガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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