ねぼけ人生〈新装版〉 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
4.03
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本棚登録 : 430
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034991

感想・レビュー・書評

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  • 戦争のときの話が、なにかすごく印象に残った。それを、構えずにさらっと描いてくれたこと、教えてくれたことに感謝。

  • 水木しげるさんの自伝。「この人、変わってる」が第一印象。

    子供時代のガキ大将だった頃の思い出から、戦争で南国ラバウルへ、片腕を失うような生死をさまよう体験をしたり、土人と仲良くなっちゃったり、その後は日本に戻ってからの赤貧生活と、本当に波瀾万丈で面白おかしく自由であっけらかんとした自伝でした。

    でもなぁ、奥さんは苦労しただろうなあ。
    ゲゲゲの女房を読みたくなりました。ポロロッカです。笑

  • 「ゲゲゲの鬼太郎」を描いた水木しげるの半生記。どうして、あんな世界、と不思議に思うことはない。水木しげるがそうだった。「のんのんばあ」との出会い、戦争の話、どれも悲しくて、おかしくて、元気がでてくる。

  • 111202onBS171春風亭昇太  戦時(バブル)中でも無理すんなマイペース

  • 漫画は暗いけど、本人は明るいよね。そのギャップが面白い。

  • 薄い自伝ですが内容は濃いです。
    読んでるうちに笑いとともに元気が出てきます。

  • 2010年ni大ヒットした「ゲゲゲの女房」。こっちは水木しげる御大の自叙伝です。奥様の書かれた本とはまた違った味わいがあって、僕はこっちのほうがどちらかというと好きなのですが…。

    2010年に大ヒットした『朝の連続テレビ小説』の『ゲゲゲの女房』。当然僕は物語は二の次で女房を演じる松下奈緒さんが目当てで見ていましたがドラマのできそのものは非常によろしゅうございましたね。それはさておいて、こっちは水木しげるの自伝的エッセイ集です。この本はずいぶん昔。確か、高校生ぐらいのころに一度読んで、今回この記事を書くためにもう一度読み直してみたのですが、こういう人生もいいというのかなんというのか。

    ほのぼのとしたタッチで自分の人生をつづっていますが内容は結構壮絶な人生です。水木御大の少年時代をつづった「学校も仕事もままならない」という箇所で当時勤めた会社がどうしても勤まらなくてクビになるときに会社の社長から
    「親を呼んでこい!!」
    とまでいわれたことや、戦争に行ったときにボルネオでマラリアにかかったり、爆弾に被弾して左腕を失ったことや復員しての極貧生活、そしてマンガでの成功が描かれています。

    僕はこれをなぜかとあるビジネス書と一緒に読んでいますが、なぜかこれでいいんだとさえ思っています。

  • 漫画も面白いけど、人生も面白い!もっと水木先生のことを知りたくなりました。

  • 何の因果かわからないけれど。
    自分が今ここに存在しているということはたくさんの偶然の上に
    成り立っているのだ。

    水木サンは小さい頃から水木サンだったのだけれど、
    もしかしたら生まれる前から既に水木しげるだったのかもしれない。
    全てが偶然のようでもあり、必然のようでもあり。
    おもしろいなあ。

  • 水木さんの自伝。読み終わって、水木さんという人がますます知りたくなりました。

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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