『新約聖書』の「たとえ」を解く (ちくま新書 627)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063304

感想・レビュー・書評

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  • 逗子図書館にあり

  • 「宗教なんて胡散臭い。」

    これが一般的日本人のもつ宗教観だが
    カルトの奇行ばかり報道される日本では仕方ないかもしれない
    世界から見ればそんな日本人は野生の猿なのかと疑うという

    頭が固く無宗教、無神教を唱える人にこそ読んで欲しい一冊

    述べたい感想は山ほどあるが一行にとどめておく
    「聖書って、こんな読み方があるんだ」

  • 「イエスの喩え噺」ーそのメッセージを明快に説くのに、斯様にもまわりくどいロジックでなさねばならないのか…。

  • 何とも面白そうなタイトルで、去年衝動買いしてしまったこの本。そもそも「たとえ」「たとえ話(パラボレー)」とは何か、新約聖書の系譜などの話から始まって、「サマリア人」、「放蕩息子」、「宴会への招待」、「種まき」の4つのたとえ話の解釈について述べられる。素人なので、どうも納得できないところや、こじつけじゃないかと思ってしまう箇所が多々あって、やっぱり俺って文学とは合ってないのか、とも思ってしまったが、思ってもみなかった「たとえ話」の解釈が示されていて、それだけでもとても興味深い。差別主義の話がなんとも閉鎖的だなーと思ってしまうがそうでもないらしい。この本は、多少なりとも聖書を読んだことのある人に向けた本だと思う。(07/06/15)

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著者プロフィール

加藤 隆(かとう・たかし)
1957年生まれ。ストラスブール大学プロテスタント神学部博士課程修了。神学博士。千葉大学文学部教授。著書に、『旧約聖書の誕生』(ちくま学芸文庫)、『新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか』(大修館書店)、『『新約聖書』の誕生』(講談社学術文庫)など。

「2021年 『キリスト教の幼年期』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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