本当の経済の話をしよう (ちくま新書 973)

  • 筑摩書房
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480066787

感想・レビュー・書評

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  • モロ文系の自分にとっては、この本を読んでいたことで、12月16日の衆議院選挙の課題を理解することができた一冊だった。これを読んでいなければ、Twitterで「とにかく選挙に行こう」としか騒ぐことしかできなかった人々と同じことしか考えられなかった気がする。お二人の語り口、ユーモアも大変おもしろく、栗原裕一郎さんがわかりにくいところを上手に確認して噛み砕いてくれたので最後まで読み通すことができた。すっかりお二人のファンになってしまった。

  • 対談形式は読みやすくて良い。
    ユーモアを楽しみつつ勉強になる。

  • 経済学が、物事の捉え方・考え方を教えてくれる学問だということを、平易で明快な文章で教えてくれる本。
    「少し厚目の新書」というサイズにもかかわらず、経済学で扱う問題をフルカバーしているので、時間がないサラリーマンが頭の整理をするために読むのにも最適。

  • 経済学とは?経済学と経済の関係は?今の経済の状況は、問題はどうなの?
    というような疑問に正面から答える本。

    経済の入門書ではあるけれど、私のような中途半端な知識がある人が読んで再度理解し直すという意味でも素晴らしい本。

  • 経済学者と文芸評論家による、「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」の4つのキーワードを基に経済学の基本概念を解説した本。対談本なので読みやすいし基本的な事項を確認する上では最適なのだが、データなどの裏付けに若干乏しいこと、あと本書が主に人文系の論客が陥りやすい誤りへの批判を軸にしていることから、人文系の議論を知っていないととっつきにくいところもあるかもしれない。それでも人文系の知ったような経済論よりも読む価値はある。

著者プロフィール

早稲田大学政治経済学術院教授.早稲田大学大学院経済学研究科,トロント大学経済学大学院博士課程満期退学.著書に『経済学者たちの闘い』(東洋経済新報社)『危機の経済政策』(日本評論社)などがある.監訳書にマーク・ブライス『「緊縮」という病』(NTT出版)などがある.

「2018年 『ルールなき省察』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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