哲学入門 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480067685

感想・レビュー・書評

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  • 「ありそうでなさそうでやっぱりあるもの」を物しかない世界に書き込むこと。これが哲学の役割だという。

    意味・表象・自由・道徳・機能・情報など、なかなか面白いテーマのものがばかり。しかもそれらは一貫している。

    進化論・生物学的に全ては解決されうるのではないかという危惧を覚えた。

  • 以前から哲学には興味があり,気が向いたときにそれ関連の本を読んだりしてましたが,もちろん到底理解できるはずもありません。
    で,再び入門編に挑戦。今回は,「ありそうでなさそうでやっぱりあるもの」を追求していくという内容。
    例えば,「意味」って有体物ではないので,「ありそうでなさそう」でも「やっぱりあるもの」なのですが,これをどう解釈すればそうなるのかってなことが書かれてます。
     すごく読みやすく書かれており,理解できそうなところもあれば,さっぱり?のところもあり。
     でも,頭の体操にはなりました。

  • 哲学の基本を押さえたいと思い購入しました。

    「哲学入門」というタイトルを目にすると、有名な哲学者の主要な考え方を説明してくれると期待してしまいますが、全然違います。

    逆に少しマイナーな人の論が多く紹介されている。

    まあ、それはそれでおもしろいのですが、正直説明がちょっとわかりづらいかな。

    大学の先生の講義を延々のんびり聞いてるような気分になる本です。
    つまり、あんまり情報がまとまってないというか、気分でどんどん話を進めている印象を受けます。
    で、さすがにわかりづらいので、指摘を受けた部分に補足説明を加えた、そんなつぎはぎを感じさせます。

    扱っているテーマ自体は興味深いのですが、最初から抽象的に攻めすぎというか、もうちょっと興味を引き出す実例の出し方がありそうかなと思います。

    入門というだけあって、説明自体はとても丁寧だと思うので、量を気にせずちゃんと読めば、それなりに理解はできます。

    ただ正直、根気が必要ではある。

  • 唯物論で形而上学を説明。最近の科学の知見を哲学と統一する試み。意味論などの論理学は難解。

  • 個性的で、難しかった。

  • テツガクしたいわけじゃないけれど。語り口は軽いが内容は十分難しいというか十分意味不明つまり十分テツガクしている。えてして哲学の入門書とは入門を拒むつまり入門をあきらめさせるためにあるものだと確信した。

  • 2014/5/23読了。

  • 当分楽しむことができそうです。

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著者プロフィール

1958年生まれ
1989年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
現 在 名古屋大学大学院情報学研究科教授
著 書 『論理学をつくる』(名古屋大学出版会、2000年)
    『誇り高い技術者になろう』(共編、名古屋大学出版会、2004、第2版2012)
    『科学哲学の冒険』(日本放送出版協会、2005)
    『「科学的思考」のレッスン』(NHK出版、2011)
    『科学技術をよく考える』(共編、名古屋大学出版会、2013)
    『哲学入門』(筑摩書房、2014)
    『科学的実在論を擁護する』(名古屋大学出版会、2015)
    『〈概念工学〉宣言!』(共編、名古屋大学出版会、2019)
    『教養の書』(筑摩書房、2020)他

「2020年 『自由の余地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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