侠客と角力 (ちくま学芸文庫 ミ 17-1)

著者 :
制作 : 柴田 宵曲 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 33
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480093271

作品紹介・あらすじ

江戸の世で、アウトローはどこから生まれてどのようにして「侠客」となったのか。相撲が興行として発展し相撲とりが専業となっていった流れの影に何があったのか。江戸風俗の大家・鳶魚の語りによって、そのルーツ、歴史風俗が鮮やかに浮かび上がる。興味尽きない歴史読み物。

感想・レビュー・書評

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  • 俠客、傾奇者、相撲、それぞれがどのように関わってきたのか、江戸時代から今につながる歴史

  • 脇差が禁止されたから、代わりになんか武器持たんとあかんで!つって尺八所持したとか面白い。1尺8寸は脇差のサイズなのね。
    あと、「侠者」を「キヤン」と読んだっていうのは興味深い。絶対関係ないけど、「ヤンキー」みたいだもの。
    あと、相撲は想像通り江戸~明治における「プロレス」。力自慢の荒くれ男、女相撲やめくら相撲、はては女性とめくらの相撲、ようは女子レスラーとミゼット的な見世物なわけで、その辺ふまえて国技とおっしゃってるのなら許すがそうじゃないのなら「はあ?」ってなもんです。
    あとあと、国技館の話は面白いね。昔は相撲って「晴れた日に10日間開催してた」と。鉄筋の建物の下、雨の日でも関係なく興行打ってる現代の相撲は伝統にのっとってるんですか?どうなんですか?っていうね。

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