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- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480097781
感想・レビュー・書評
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☆4.5 頼山陽は精神病だった
吉田松陰を知るにあたり、松蔭が影響を受けた頼山陽の伝記を読まうとおもった。
精神病視点で頼山陽を捉へるこころみで、中村自身の鬱病的経験を踏まへてゐる。さう照し合はせてみると、かなり的を射てゐる。そして精神病にもとづく推測が剴切に思はれてくる。
徳川期の遠い時代といふ印象の人物が、いつのまにかわれわれに卑近に迫ってくる感じだ。両親の厳しさと甘やかしは、いまと変らない。
徳川期になかった概念(当時は狂人扱ひしたもの)を、近代の精神病として捉へることで、頼山陽の実像が理解できる。
私としては、頼山陽は発達障害をかかへてゐたのではないかとおもった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架 919A/R12n/1/K
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