- Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480420572
作品紹介・あらすじ
フランス・ルネサンス文学を代表する作家ラブレーの記念碑的大作、待望の新訳第3弾。平和な時代を迎え、領主となったパニュルジュは、またたく間に財産を蕩尽、借財を抱えながら「借金礼賛」論議を展開。さらに、結婚を決意するもふんぎりがつかず、物語空間は、夢や占いをめぐっての、めくるめく言葉のアリーナと化してゆく。有名な"たまきんブラゾン"も登場、浄められたワイズフールの世界の豊饒な魅力。
感想・レビュー・書評
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これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。
また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
白鯨と似ていて、白鯨にたぶんオマージュ的な箇所がある。
次々と列挙されるたまきんの章は圧巻。 -
パルジュニュは将来コキュになるやならぬやら、問答が続きます。パルジュニュは頑なにコキュにはならぬと信じるが……
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『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(立花隆選)83
世界文学
まあ、最低こんなところを。 -
新宿紀伊国屋で購入。