伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書 151)

著者 :
  • 筑摩書房
3.34
  • (3)
  • (13)
  • (22)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 244
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688538

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ブログやこういったレビューを書けば書くほど、日本語って難しいなと感じる。
    できるだけ短く、的確に伝えたいことを表現するにはどうしたらいいだろうか・・・?
    そんな人におすすめの本。
    レッスン形式で、書き換えをする例題をいくつか出しながら、
    「語彙力」「表現力」「論理力」
    をつけるトレーニングをする。
    なるほど!という内容も多く、他の文なども使って何度も繰り返しトレーニングしてみたい。

  • 感想とは筆者の主観。レポートや論文は一つの問題について客観的に結論を見出すこと。論証の過程で主観が混じると客観的な結論が導けない。
    なぜらな型で文章を締めくくる。

  • 具体的な訓練内容が書かれていておもしろい。実践できそうだ。
    ある一語を使わないで文章を作る練習をせよ。
    なるべく文章の語数を短くする訓練をせよ。たとえば1000字の文章を500字で書くとか。
    漢語と和語を使い分けよ。混合文は読みづらい。
    主語を入れすぎるとしつこい文章になる。
    ~が~で、のあとは、行為者が変わる。「が」は前半の主体者を強調するとともに、後に続く主体者とは違う意味がある。
    視点が自分にある言葉を使うと行為者が区別できる。たとえば、行く、来るを使い分ける。
    説明文では比喩を用いよ。
    論理的文章を意識せよ。
    結論から書くと相手も理解しやすい。
    結論→理由→具体的例

    自分に問いかけながら問題→結論→理由という流れで文章を書いていくべし。
    自分の感情をなるべく書かない文章を書く訓練を。
    単文の集まりを、一文にしてみる訓練もよい。
    歴史書は近代からさかのぼっていく書き方も良い。たとえば、昭和時代がこうだったのは大正時代がこうだから。明治時代がこうなのは江戸時代がこうだから、と。

全29件中 21 - 29件を表示

著者プロフィール

香川県生まれ。国語辞典編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。新聞・雑誌・書籍・インターネット・街の中など、あらゆる所から現代語の用例を採集する日々を送る。著書に『辞書を編む』(光文社)、『辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『辞書には載らなかった不採用語辞典』(PHPエディターズ・グループ)、『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』(PHP研究所)、「日本語をつかまえろ!」シリーズ(金井真紀・絵 毎日新聞出版)など。

「2023年 『けいごって しってる?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

飯間浩明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×