何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1 (ちくまプリマー新書)

制作 : 桐光学園  ちくまプリマー新書編集部 
  • 筑摩書房
3.77
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本棚登録 : 1147
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689313

感想・レビュー・書評

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  • 中学生からの大学講義のシリーズ第1巻。
    7人の著名人によるメッセージでそれぞれ私のように中高年を迎えたものにも心に響いた。
    若い人には是非読んでほしい。

  • 私は昔から視野が狭く、自分の殻に篭りがちだった。だからこそこの本から“学ぶ”とはどういうことなのか、知りたいと思った。そういう問いを持って読み進めると自分の腑に落ちる部分にすんなりと入っていった。人によって感性は異なるが、少しでも学ぶことに疑問を持っている人は読んでみてもいいと思う。
    また私は高校生のときにこの本を読んだが、私の考えるレベルに合っていたと思う。中学生のときなら挫折していただろう。年齢問わず読んでみて欲しい。

  • 茂木健一郎氏の「若い人たちへの読書案内」で示されている本との接し方を、もう若くはないですが実践していきたいと思いました。

  • 外山滋比古
    文章が古くさい。おじいちゃんの話みたい。ふわふわしていて実態がない。

    前田英樹
    わかりやすい。おもしろかった。二宮金次郎についての本を読みたくなった。自分の軸となる古典作品にも出会ってみたい。

    今福龍太
    この本のタイトルと意図が、この人にどうも正しく伝わっていないような気がする。延々と自分語り。自分の過去の話ばかりしていてつまらない、興味もない。典型的な、鬱陶しくて嫌われるおじさんって感じ。眠くなるから途中で読むのをやめた。

    次の茂木健一郎氏の途中で、この本を読むのをやめた。全体的に説教臭い。中学生に向けた文章だから、ある程度はしょうがないと思うけど、私はこういう雰囲気が子供の頃からものすごく嫌いだったことを思い出した。
    何かを訴えるにあたり、わかりやすい例として、過去の偉人や有名人のエピソードを紹介する意図は勿論理解できる。だけど、私の受け取り方の問題だとは思うけど、どうしても、こういう人たちを目指しなさい、と言われているように感じてしまう。皆、赤レンジャーになれるように頑張りなさい、みたいな。そういうつもりで言ってないかもしれないけど、笑 私はひねくれているので、そのように読んでしまう。
    赤レンジャーになることが良い、かっこいい、目指すべきだ、という考えには反対で、青でも緑でも黄色でもピンクでも黒でもいいじゃない、と思う。それぞれの良さ、個性がある。それぞれにしかできないことがある。そして何より、さまざまな色があるからこそ、赤は赤でいられる、と思う。皆が赤だったら、世界はうまくいかない。イチローや中澤佑二は勿論すごい。立派だと思う。でも、そこを目指すだけが答えじゃない。イチローになれなくても、赤レンジャーになれなくても、自分の色に誇りを持ったら良いと思う。
    そういうことを、学生の頃、教師という立場の人から言って欲しかった。今はどうだかしらないけれど、少なくとも当時の私が通っていた学校は皆、赤レンジャーを目指しなさい、という教育だった。この本からも、というか茂木健一郎氏の文章からはそれをすごく強く感じて、気分が悪くなった。
    彼の分だけ読み飛ばしても良かったけど、この本を半分くらい読んでみて、全体的にあまり刺さる内容ではなかったので、読むのをやめた。

  • 様々な分野の学者が若者の学びをテーマに書いたエッセイ集。
    軽い読み物として、何を学ぶのか、なんのために学ぶのか、等のヒントを様々な学者の視点から得ることができる。
    中学生からの、とシリーズ名にあるものの、中学生一般向けかと言われたら、そうではないと思った。
    一般的な大学生くらいが読者としてはちょうどいい気がした。

    本のテーマとは少しずれているなぁと思うものもあり、エッセイごとに玉石混在な感はあった。


    —-以下Twitter、リンクは2023/10/11以降

    読了本。オムニバス「何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1 (ちくまプリマー新書)」 https://amzn.to/3LxllyB 有名な学者たちが「学ぶこと」をテーマに書いた読み物を集めたオムニバス・エッセイ集。中学生向けというよりは一般的な大学生向け。玉石混在。 #hrw #book #2023b

  • 2023年8月31日読了。タイトル通り「何のために学ぶのか」について、7人の有識者たちが語り・参考文献を挙げる本。もちろん「受験に合格していい学校・会社に入るためだ」なんて言う人がいるはずもなく、全員が勉強によって強烈な体験をし、やむにやまれぬ思いで勉強・「知りたい」気持ちを追求してきたのだなということがよく分かる。学びたい!という思いは自分の内側から湧き上がるものであり、大人が子どもに勉強させようとするなら「子どもの内側に火をつける」ことができなければ意味ないってことなのかもな…。著者のような専門家にはなれなくとも、世界の驚異に気づかずに、学ばずに日々時間を過ごすのはもったいないことだ。

  • あまり面白く読めず…。

  • 勉強することは前提で、それを実生活で上手く使うことが大事。この本の要点の一つだと思う。知識バカは使えないからね。

    外山滋比古さんの考えに強く共感した。多くの人は小中高大で知識つけてくけど、放置したままだと苦しくなる。思い切った決断もしにくくなる。忘却は覚える事と同じくらい大切かもしれない。

    使わない知識は程よく捨てて、今使うものを入れる。
    そこから解決方法探して、試していくのが良さげ。

  • 良著。それぞれ著者の伝えたいことが濃縮されている。いくつになって読んでも、学びがあるように思う。
    中高生に読んで貰いたいけど、ハードル高いかな?

  • 7人の方が『学ぶ』ことについて様々な視点から話しています。
    もっと早くこの本に出会えていれば…と思える1冊です。
    社会に多く存在する正解のない問題に立ち向かう度に読もうと思っています。

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著者プロフィール

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

「2024年 『新版 読みの整理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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