- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487792801
感想・レビュー・書評
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古本屋で購入。
初っ端からいきなり「世界最古のビール醸造所」とあり修道院の絵の写真があって、もうこの本は面白いとしか考えられなかった。
そして読破した今、やはり面白かった!
ビールを手掛かりにドイツを読み解くという本だが、ドイツの歴史、修道院について、ドイツ人のメンタリティ、文化、慣習など、その視点は多岐にわたる。
バイエルン王家の末裔の暮らしについては大変興味深かった。
この本の価値は、ドイツが東西にわかれていた記憶も新しい1994〜1995年に執筆されていること。今となってはベルリン以外どこが東側でどこが西側だったのかもピンとこないが、この時点ではまだ混乱があったこと、そして、東側の人々のメンタリティも描かれている。東側の人々の苦悩を考えると心が痛い。昨日まで「これが正しい」と強制されていたのが今日からそれは間違っていたと言われたら誰でも苦しいだろう。冷戦前から生きていた人たちの方が東西統合後も比較的慣れるのが早かったというのも印象的。
2020年代の今、こういう本を書けるかというとおそらく書けないだろう。
出版年が古くても書籍には価値があるということを示している良書。
もちろんビールの話も非常に面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手放し本。
'97.4読了。
ドイツといえばビール、ワイン。しかし哀しいかな、私はアルコールに弱い。ジョッキは無理だしワインは試飲量で十分。ただ周りは強者ばかりなのでそれを見て楽しんでいる。 -
この本の著者は、相原恭子さん。この人の書いたものを読むのは、これが3冊目になります。
The author of this book is Kyoko Aihara. I read 3 books of her. -
ドイツで地ビール紀行をしたくなる一冊。ドイツの様々な地方、その土地ならではのビールの実に豊富なこと。そういったものが視覚的に味わえる。
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ビールって素敵な飲み物(*´ω`*)