- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487799176
感想・レビュー・書評
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とりあえずとにかく判型がデカくて読みづらいのが気になる。ポケット判ぐらいが読みやすい適切なサイズだと思う。
内容については、本文の締めの文にある「比較的寡黙で、ムーディーなところのあるハブちゃんと、人好きで目立ちたがりやでいい加減な性格をしたぼくとでは、二人だけだと衝突したりお互いにイライラしたりする時がある」という記載が何かを示唆しているのかどうかはわからないが、カメラマンが同行しているにもかかわらず風景についてはほとんど文字による描写のみに留まっており、本文に沿った適切な写真が掲載されていない。本文中ではカメラマンが結構な枚数の写真を撮影していることが示されているが、掲載されている写真は本文とはつながりのないものばかりである。撮影した写真を掲載できない何らかの事情があったのか、または制作プロセスにおいてチーム内のビジョンが統一しきれなかったのか、実のところはわからないが、せっかくの旅の成果としてはもったいない仕上がりかな、という気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
車を運転手してモロッコをサハラ砂漠まで疾走
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パラパラと拾い読みしながら。モロッコに心惹かれる。
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オヤジたちの旅行記だけれど、オヤジだということを途中から忘れてしまう。かっこよくて、青春で、オヤジになってもこんな気持ちでこんな仲間と旅ができたら最高だなと思った。
ヒッチハイカーを無視して通り過ぎる場面がある。その無視をした理由がすごく素直で取り繕った感じがなく、かっこいい。
説教じみたところもなく、グッド。 -
旅したくなる。
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もう中年になったDJハリスとカメラマンHABU、バリでカフェをやっているツバサの3人でレンタカーでモロッコを旅する。とにかく旅のスタイルがかっこいいのである。48年生まれのロバート・ハリスは60才手前なのに、HABUもツバサも大して変わらない歳で、かっこいいのである。そして、モロッコが無茶苦茶魅力的なのである。こんな旅をしたいと、少し将来が明るくなったのである。
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モロッコにこんなにも様々な面があるとは。
正直なところ、夢に溢れた旅物語、というわけではなく、完全に現実を突きつけられるし、ドラッグや女性の描き方が男性的で、読むのが億劫だなーと感じる箇所も多々あるものの、素晴らしい出会いや情景の描写にはぐっとくるものが。
読後に生きる道を考えさせられる一面がありました。
【図書館】 -
この本を読んで、またマラケシュ・フナ広場の雑踏と前回行けなかったサハラ砂漠に行きたくなった。
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ロバート・ハリスが友人の男性二人とともにモロッコを自らの運転で旅した紀行文。
幻想的なスークや人々の姿が美しく描かれ、イスラムの国の魅力が染み入るように伝わってくる。
カスバ街道を走り、トドラ峡谷で満月を見つめ、サハラ砂漠の紅さに目を見張る。
そんな旅を私もしてみたい。
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読書ちゅー