一週間のしごと (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
3.34
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本棚登録 : 173
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017200

感想・レビュー・書評

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  • いくつか謎は残りましたが、視点の切り替えが絶妙でした!表紙描かれた方の絵のサイトも凄く素敵です

  • かわいい表紙なので日常の謎ほん だと思って借りてきたら 違って 人は死んじゃうし。

  • ・たまに「どんなに怪しかろうと、どんでん返しがあるだろうと信じて最後まで犯人ではないと思いこんでいる人が犯人」ということがある。本書がそれだ。ショックだ。・長さの割にするする読めました。高校生っぽい考え方がリアルに見えて面白かったなあ。・「拾い癖」のある幼馴染みが今度もまた拾ってきた。後始末を考えるのはいつも自分の役目だ。「今度は何を拾ったって?」「子供」「何の」「人間の」物語はそこから始まる。

  • 【幼馴染の菜加には拾い癖があった。
    犬や猫、果てはアルマジロなど
    処理に困るものばかり拾ってくるのだ。
    いつも後始末は恭平の役目。
    そんな菜加がある日拾ってきたのは人間の子供。渋谷の雑踏で置き去りにされたのを見て連れてきたのだというが、この行為がのちに恭平の友人・忍や菜加の弟・克己を巻き込んだ上あんな結末を迎えるなどとは
    このときの恭平には予想すらできなかった!】

    と、言うわけで人間の子どもを拾ってきてからの1週間のドタバタのお話です。

    最初はなんだかなぁ〜って感じで読んでたけど後半から急に面白くなって結末もまぁまぁかな。どーでもいい所の描写が長くて、重要なところの描写があんまりない感じはしたけども。あと、頭がいいはずの恭平がドジばかりってのもイメージ的にはどうかなぁとも思う。
    ウラをかかれすぎだろー(笑)

    でもまぁ、トータルでは悪くなかったです

  • 主人公の恭平が好きです。克己も良い味を出していますね。でも女性キャラが…。永嶋氏の描く女性が、どうも私は好きになれないようです。そこが残念。この先も読んでいきたい作家さんなのに、これは致命的かも…。いや、でも読みますよ!

    あ、でも保健室の養護教諭は好きでしたね。物語の流れは良かったと思います。ラストは若干、あっけなくもありましたが。あそこはやっぱり恭平に頑張って欲しかった。現実的ではないにしても、です。

  • 表紙が好みだったって理由だけで手にとって全然期待してなかったのに凄くおもしろかった。読みやすい。

  • 幼馴染の菜加には拾い癖があった。犬や猫、果てはアルマジロなど処理に困るものばかり拾ってくるのだ。いつも後始末は恭平の役目。恭平はいつも、「猪突猛進」という言葉を地でゆくかのような菜加の言動に振り回されてばかりいる。そんな菜加がまたしても拾ってきたのは―人間の子供。渋谷の雑踏で置き去りにされたのを見て連れてきたのだというが、この行為がのちに恭平の友人・忍や菜加の弟・克己を巻き込んだ上、あんな結末を迎えるなどとは、このときの恭平には予想すらできなかった!『せん‐さく』『転落』の著者が新たに放つ、青春ミステリの快作。

  • 一気に読めました!
    途中で犯人グループ分かっちゃったけど…

  • 意外にノリがよく、テンポも良かったです。

  • 曜日を冠した章タイトルがうまい。話はわかりやすくて面白くてすらすら読める。人物の性格付けが薄いような気もするけど、それがかえって今風の若者っぽい雰囲気を出してていいかも。

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著者プロフィール

永嶋恵美一九六四年、福岡県生まれ。二〇〇〇年『せん-さく』でデビュー。一六年「ババ抜き」で第六十九回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。主な著書に『転落』『明日の話はしない』『ベストフレンズ』『視線』『一週間のしごと』、「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズなど。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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