- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488019419
感想・レビュー・書評
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上下巻に分かれているうちの上です。最初は物語中に登場する多世界の論理、主人公ルパートの魔法管理官(マジドと呼ぶ)の仕事の説明ばかりで、笑うところもあまりなくつまらん、ハズレか…と思っていました。しかしこの本を紹介してくれた人のすごい面白かった!!という言葉だけを信じて読み続けると、半分を過ぎた辺りから、とてもおもしろくなってきました。ルパート主体で書かれていて真面目くさかった文章が、途中からマリーというマジド候補の女の子主体で書かれるようになり、そこからグッとユーモアが増えます。大規模なオタク達のイベントみたいなものが始まり、その描写がとても楽しいです。最初は我慢強く、読み続けてください!きっと下巻も読みたくなります。<内容>魔法管理官ルパートが巻き込まれたのは魔法の国の後継者探しと地球での新人管理官選び。ふたつの世界の難題を同時に抱え込んだルパートの運命は?宮崎アニメ『ハウルの動く城』原作者がマザーグースの調べにのせて贈るとびきり愉快な物語。
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作者が亡くなってしまったので、読むのがもったいないと思いながら、のろのろと読み続け、とうとう上巻を読み終わってしまいました。
この方らしい伏線にわくわくが止まらない!!!
早く下巻読む!!!
けど読み終わりたく無いいいい -
魔法使いがコンピュータの仕事をしてるってのはなんかすごくいい。
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下級マジドのルパートは欠員の出たマジド補充のため候補者を大きなSF大会に集める、と同時に12の世界を統べるコリフォニック帝国の王暗殺による崩壊をくい止めるため跡継ぎ探しに手を貸すことになってしまった。
「花の魔法、白のドラゴン」の少年も登場。
(2006年09月09日読了) -
地球のマジドのルパート
師のスタンがなくなって新しいマジドをを選ぶことに。
マジド候補のマリーマロリーはとっても勝気で変わってる
だけどルパートが恋しちゃうとは、、、
さらにコルフォニック王国の国王暗殺、後継者選びもどうなるのか、、 -
魔法管理官ルパート・ヴェナブルズは、内心うめき声をあげた。旧ユーゴと北アイルランドの平和に奔走して帰ったばかりだというのに、今度は担当世界のひとつコリフォニック帝国の非公開の法廷への立ち会いだ。いやなことは重なるもので、家に戻ったとたん、マジドの師スタンが死にかけているという知らせが…。てんやわんやのコリフォニック帝国と、地球での新人マジド選び、ふたつの世界での難題を同時に抱え込んだルパートの運命やいかに?英国ファンタジーの女王が贈るとびきり愉快な物語。『花の魔法、白のドラゴン』(徳間書店刊)前日譚
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Diana Wynne Jonesらしく、多元宇宙の話を洒落とどんでん返しの連続で描いてくれる。多元宇宙全体を管理する“マジド”の一人、ルパート・ヴェナブルズがコリフォニック帝国の後継者と自らの後継者を捜すと云う大騒動。途中に某氏も喜びそうな「イギリス幻影大会(ファンタズマコン)」の模様も出てきます。ところで、 “マジド”たちの中には上界や上級の者たちがいて、ルパートは最下級なんだそうだ。