- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488025540
感想・レビュー・書評
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7月-2。3.5点。
田舎の町、鷹匠の養子になった主人公。神社の娘と恋仲に。
鷹匠に実子ができ、20歳に出て行くように言われるが、
事件が起こり逃げるように出て行く。
友人の妹がストーカーのようにつきまとう。
田舎町の濃い人間模様、伝統に縛り付けられる住民たち。
重い話だが、最後はほっと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほぼ1日で読了。
関西地方の港町。
古いしきたりの残る町。
施設から冬雷閣という両家に引き取られ、跡取りとなることとなった代助。
その町の歴史ある神社の娘の真琴。
冬雷閣と神社は豊漁を祈る祭りで重要な役割を担う。
そして、この二つは不思議な縁を持つ。
ページをめくる手が止まらない。
遠田ワールドの名作 -
凄まじい人間ドラマを描いたと言って差し支えないだろう。
幼い頃、施設から田舎町の名家千田家の跡取りとなった代助。千田家とともに田舎町を守る鷹櫛神社の巫女真琴。
決して結ばれる事のない真琴と大助をめぐる人間関係が動き出す。
小さな田舎町を守るためならば、なんでも許されるのか。ドロドロとした田舎町の濃密な人間模様が繰り広げられる。 -
上手。
よかったです。
愛美が可哀想だった。
あとお兄ちゃんの龍も可哀想だった。
真琴も可哀想。
代助も可哀想。
みんな可哀想。
これからみんな幸せになれるといいな。 -
遠田作品の主人公は必ず重いものを背負っている。
本作も遠田ワールド全開でした。 -
鷹匠とか巫女とか、はじめは馴染みのない世界で入りにくいかと思ったが、読むほどに引き込まれていってイッキ読みしてしまった。
遠田さんの作品2作目。明るい感じではないけど、終わり方が好き。 -
濃密な人間関係、文字通り。
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図書館の予約の本が次々に順番回ってきて、ひたすら読んでます。遠田潤子さん3冊目。相変わらずの重い内容に初めはなかなか読み進めずにいたけれど、途中からは、またもや一気読み。遠田さんの本を読み終えると小説を読んだなーという気持ちになります。
2018.2.21