- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488028787
感想・レビュー・書評
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初めましての作家さん。
ブクログの評価が高かったので
読んでみることに。
ひったくりから始まるストーリーで
暗ーいお話なんかなっと思っていたら
春風と錬の掛け合いが面白すぎて
バスの中でふふっと笑ってしまうほど
面白いやん!!って思っていたのに……
続きを読むにつれて
現代社会における問題が次々と出てきて
心が重くなる一方。
うーー,抱えてる闇がみんな重すぎる。
最後繋がりに繋がって,
なるほど。そういうことだったのか,と。
登場人物みんなが心から笑って暮らせる日が
いつかくればいいなぁ。
色んなしがらみから解放される日が
くればいいなぁ。
まだ読んでいない方は是非。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プロローグの疾走感のある文体で
心をつかまれる。ここは気合入ってる!
ミスディレクションなどに翻弄されつつ、
楽しく読んだのだが、何かちょっとずつハマらず。
なんでかな?
最後に物足りなさを感じたが、
シリーズ化するつもりか!? -
これは面白い❗展開の上手さが秀逸。人間の性というか業というか…あますところなく感じられる。家族についても考えさせられる力作。
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今は亡きTwitter(今はXか)で誰かが絶賛していたので、
内容もあらすじも調べずに図書館から取り寄せて読んでみた。
純文学かと勘違いして読み始めたら(あれ?これもしかしてミステリか?)と思い、
主人公である春風とその友人の会話や、
北原家の兄妹のやり取りの芝居臭さにちょっと辟易とする箇所はありつつも
ふんふんと読み進めていき、第三章"発覚"の中ほどで(!!??)となった。
そこから余すことなく伏線が回収されていく様子は見事でした。
無辜の人が暴行を受けるエピソードが2、3あるのだけど
フィクションとはいえちょっとキツくて、己の老化(?)を感じた。 -
詐欺に手を貸す女子大生。お金のため、好きな人の力になりたいと動機もそれに伴う苦悩もきちんと描かれていていけない事をしているのに捕まって欲しくない、幸せな生活をしてほしいと願いながら読む。主人公の女子大生は正義が全面に出て心理学を学んでいる割に自分の考えを相手に言ってしまう。昔の私みたいで好きになれなかった。
穏やかな読書ばかり読んでいたので最初刺激強かったらどうしようと時間がかかっていたがほとんど大学生以下が中心だったのでどん底までいかず中間下ぐらいの暗さ、人間の心理状態??だったので読破できた。 -
面白かった!後から色々と繋がる感じとか、結末のまとめ方 ムリのない感じとか、なんかまるっとよくできてるなあと思いました いや〜よかった
あと、客観的に物事を考えられる主人公がすごいよかったし納得したり勉強になったり考えさせられたりする場面が多かった
人の心は聖域だ。ていう主人公のことばが印象に残ってます「何を感じ、何を思おうと、それは当人の自由であり、それは決して侵害されてはならない。 」うん -
読んでいくうちに思っていた方向と違っていくので、休み休み読んでいましたが先が気になるから丁度台風で天気悪い日に一気に読めた。