- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488422035
感想・レビュー・書評
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小説仕立てで、新説を展開している。?というものもあるが、着眼はいい。楽しめる。
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『邪馬台国はどこですか?』シリーズ三作目。しかし、いつものバーにいるのは二編だけ。残りはテーマとゆかりのある土地へ行き、そこで出会った人物とバーや居酒屋などで歴史談義をする。
宮田の専門の日本史がテーマなので、初作同様に相手としっかり応戦している。
時系列的には、前編でハートマン教授からチケットを譲られ、宮田と静香が京都旅行に行ったその後の話。宮田と静香が親しくなっているのに、バーテンダーの松永と一緒に驚く。
冒頭の「原日本人編」で三谷教授(いつものバー「スリーバレー」のオーナーだと明らかになる)が、最後の「真珠湾攻撃編」でハートマン教授が再登場する。
本作のテーマは、原日本人、邪馬台国、万葉集、空海、本能寺の変(桶狭間の実地調査)、写楽、真珠湾攻撃(および太平洋戦争)。 -
『邪馬台国はどこですか』、『新・世界の七不思議』に続けて、発売された第三弾『新・日本の七不思議』。
いつの間に早乙女静香と宮田六郎は、あんなに急接近したのだろうか。
『新・世界の七不思議』の最後のページを数ページ読み返してみたけど、ジョゼフから京都行のチケットをもらって、二人で旅行でもしたのだろうか。
これも、七不思議の一つになるのかな。
それにしても、書物や石碑に記録が残っていたとしても、それが真実なのか、作り話なのかはわからない。
今だって、たくさんの書物が出版されているけれど、フィクションとノンフィクションが入り混じっている。
ノンフィクションとして書かれたものであっても、それは書いた人から見た一側面であって、正しいかどうかはわからない。
あぁ、江戸時代に行ってみたい、タイムマシーンがあったらなぁ。 -
hk
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いきなり宮田と静香が急接近。まあ伏線は『新・世界の七不思議』にあるのだが、松永君は仕事と憧れの女性を失ってしまう辛い立場。閑話休題。本書は、その宮田と静香が日本史上の謎を現地踏査することを中心に展開する。最も興味深かったのは「原日本人の不思議」。タミル語を始めとしたアジアの言語の文法構造が日本語とも共通するという。最後に配された「真珠湾攻撃の不思議」は、無責任な戦争を遂行した日本軍部や、核兵器の実戦使用で罪なき老若男女を殺戮した米国のどちらも正当な理由を見出せないという重い問いを読者に投げかけての完結だ。
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2+
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巻末のあとがきにあるけど、話半分で聞いていた方がよいようだ。問題提起としてとらえ、解決編を期待しないことだ。
読みやすくするために、小説風にしてあるが、設定やキャラクタが月並み。 -
記録
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解説:波多野健
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邪馬台国はどこですか? とどうしても比べてしまう。