理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫) (創元推理文庫 M に 1-1)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1907
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488473013

感想・レビュー・書評

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  • デビュー作からすでに光るコミカルな文体と、嫌味なく散りばめられた伏線が魅力。あとがきの飾らなさと良い、推理小説にありがちな白々しさの薄さと良い、個人的にはすごく好印象な作家さんです。キャラクターも、伊神さん以外は特別濃いキャラ付けをしていないにも関わらず、それぞれが印象に残って良い仕事してます。ラスト、怖いのはずに切ないあのシーンがすごく心に残ったので、最後の「というわけで」以下が蛇足だったかな~、とも思ったりしました。

  • 学校×怪談

    幽霊なんていないと証明するために、夜の学校に潜りこむ主人公たち。

    冒頭の部分がどうかかわってくるのかと思っていたら、最後にきちんと繋がってスッキリ。

    最後の数ページは、え、やっぱり、まさか、でも・・・みたいな感じで、不意打ちでした。

  • 初似鳥鶏。
    トリック自体はそんなに面白いものじゃないけど、
    楽しめた。
    行数文字数も詰まっているのに、
    短く感じたを

  • 学校に幽霊が出るらしい-葉山くんが主人公で伊神先輩にこき使われてますね。面白く読みました!あとがきが長い〜

  • 表紙絵やコミカルな会話など、最初はライトノベルかと思いましたが、実際はなかなか骨太な本格ミステリーでした。一見無関係に見えるプロローグと幽霊騒動が最後にきっちりと結びつきましたし、意外性もあって読み応えがありました。歯切れの悪い文章と冗長さが気になりましたが、独特な世界観が心地良かったです。

  • トリックの種明かしは振り返って検証するのが面倒なので、その辺はサラッとそういうものだと思って読み流しましたが、真相の一つである立花さんの件は意外性も笑いもあって面白かったです。
    もう一つの真相はズルイ大人の汚さが純な高校生と対照的に際立ってました。
    似たような学園ミステリーは他にもありますが、これはこれで良かったです。(理由あって冬に出るものってGですか^^;?)

  • 学校の怪談話
    正体をつきとめるためににわか高校生探偵団が活躍

    百目鬼先生、けっこう好き

  • ミステリでお馴染みの「実は本物」オチですが、あんまりすきではないです。
    それをやられると「幽霊などいない」から捜査をしている探偵が浮かばれないからです(死んだわけでは無いが
    同様にAIが暴走したオチや幻覚オチも勘弁して欲しいですね。

    内容については面白いライトミステリでした。
    すこし冗長的であり、一つ目の幽霊騒動の解決まで時間が掛かりすぎかな?と
    もうちょっとテンポ良くして欲しかったかも

    あと、Kindle版を購入したのですが、図の画質が低くて見づらいという…

  • 面白かったです!日常系のゆるい青春ストーリー、なのですが、それだけではありません。庇護される存在としての高校生と、彼らが将来出て行く社会(の荒波)が対比され、物語世界が高校の中で閉じていないのがよかった、と思います。

  • 読了。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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