夜の写本師 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.99
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本棚登録 : 1827
感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488525026

感想・レビュー・書評

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  • 何度も生まれ変わる主人公の復讐の物語です。
    残酷な描写は多めですが、文体が落ち着いていて世界観も静かな雰囲気なので、スラスラ読めます。
    最後には希望があり、ハッピーエンドだと感じました。

  • 女対男の構図。もっというと野心の男対取り戻したい女。どっちの闇も飲み下す話だった。
    繋がってるみたいなので自作に期待

  • この作者のような文章を書けるようになりたい…

  • 展開が激しくて惹き込まれた

  • 写本が魔法を凌ぐ力があるとな。転生もしまくりで読み応えバツグン。心の闇にせまる大人のファンタジー。

  • 魔法も面白いが写本という仕事に面白味を感じた。よく考えたら、昔はコピー機なんてないんだなと初めて思った。写本を魔法に繋げる発送に作者の本好きなところが出てるのかなと思った。

  • 東京創元推理文庫・その8

    コメントは「東京創元推理文庫・その1」でご覧下さい。

    2019/05/10 更新

  • ”魔法ならざる魔法”で魔道師に対抗するという設定が面白い作品.特にそれが本となれば本好きにはたまらない.世界観や壮大な設定は海外のファンタジー風だがもう少し繊細できめ細かい印象.子供向けかとも思っていたけれど戦いのシーンは迫力があるしそうでもない.無駄に間延びすることなく1冊で清々しく終わるのも良い.久々に好みのファンタジーで満足した.

    *2019.4 *2023.2

  • とても好きな世界観。
    呪術や写本の道具も魅力的。
    カリュドウが、最初から闇に染まっている、という設定もいい。
    残念なのは、カリュドウの人となりがいまいち掴めなかったこと…フィンとの思い出がひとつくらい出てきてもいいのでは?とか、仲間が最後に、お前ひとりで背負うな!って協力するんだけど、いつのまにそんな関係築けてたの?とか。
    終わり方はとてもよかった。

    地の文がちょっと読みづらいと思ったけど、それについては解説で井辻さんが書いていた。
    「ファンタジーにおいて、語り手が魔法のない世界に身を置いて語るのはNGである。語られている世界とひとつでなければならない。このテクスト自体が閉じた魔法書である。」というような内容で、そこまで考えられていたのかと納得。閉じた魔法書って、素敵だなあ。

  • 復讐モノかぁ...苦手だなぁ...
    と思ったのに買ってしまった本。笑

    登場人物の思考や信念の深さがとてもリアルで、読むのが大変だと思うのに読み進めている自分がいた。
    とっても不思議な体験!
    ファンタジーが好きで小学生の頃から分厚いハードカバーの本を読み漁ってた私だけど、とても新鮮な物語だなぁと思った。

    魔法モノ王道ファンタジーに飽きてきたなぁと思う人におすすめしたい♪

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著者プロフィール

山形県生まれ。山形大学卒業。1999年、教育総研ファンタジー大賞を受賞。『夜の写本師』からはじまる〈オーリエラントの魔道師〉シリーズをはじめ、緻密かつスケールの大きい物語世界を生み出すハイ・ファンタジーの書き手として、読者から絶大な支持を集める。他の著書に「紐結びの魔道師」3部作(東京創元社)、『竜鏡の占人 リオランの鏡』(角川文庫)、『闇の虹水晶』(創元推理文庫)など。

「2019年 『炎のタペストリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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