死霊たちの宴 上 (創元推理文庫 F ン 4-1)

制作 : J.スキップ  C.スペクター 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 63
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488578015

作品紹介・あらすじ

1968年、ひとつの恐怖が世界を襲った。ロメロ監督はゾンビ映画の傑作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』公開の年-このカルト・ホラーに魅せられた数多の作家たちが創りあげたアンソロジー、それが本書である。生者が滅び、死者が蘇った世界の終わりに、それでもなお新たな生命に執着する女を描くキングの名品「ホーム・デリヴァリー」など、上巻には全九編を収録した。

感想・レビュー・書評

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  • おぉ。面白い。下巻はランズデールとマキャモンが楽しみ。

  • アンソロジー。

    邦題にもあるように、ゾンビなどが出てくるホラー小説集である。

    ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」に影響を受けた作家が創りあげたオリジナル・アンソロジーだそうだ。

    ただし、読んだのはスティーヴン・キングの「ホーム・デリヴァリー」のみ。


    ゾンビが出てくる正当なホラー(?)だけど、何だかよくわからない終わり方だ。
    ちょっと消化不良かな。

    ゾンビの現れ方や襲い掛かってくる様子などは、ゾクゾクして、やっぱりキングはこういう描写はうまいね。

  • ゾンビアンソロジー本上巻。物語が一瞬のうちに見事なまでに反転するフィリップ・ナットマンの「始末屋」と奇妙でユーモラスでさえある地獄の後の世界の再生への第一歩が描かれるレス・ダニエルズの「おいしいところ」が面白かった。グレン・ヴェイジーの「選択」を読んでるうちに何となく今の日本社会が思い浮かんできたのは私の悪い癖だ。所詮ゾンビはゾンビ、腐臭漂う血塗れの娯楽でしかないのだから。

  • 古本屋では焼き鳥屋の匂いにいざなわれた鳥のように、ふらふらとゾンビ物や心霊など人間が恐怖するホラー小説の棚へ歩いていってしまいます。これも、いつものように東京創元社文庫の前をうろついていて見つけた本です。残念ながら下巻は手に入らず、もやもや。マキャモンだと・・・?

    ゾンビ!スプラッター!グロいエロ!
    ついついバカに戻ってしまいます。
    死者がおとなしく死んでいられない世界には希望なんてほとんど残されていないってことですよね。
    ですよねー。

  • ゾンビもののホラー・アンソロジー。キングは流石でした。「ホーム・デリヴァリー」はぐっときます。「おいしいところ」も意外と面白かったです。星新一のような淡々としたありえなさ。

  • ジョージ・A・ロメロ監督の死霊三部作の世界観をベースにした、ゾンビ小説アンソロジー上巻。
    S・キング『ホーム・デリヴァリー』、P・ナットマン『始末屋』、E・ブライアント『地獄のレストランにて、悲しき最後の逢瀬』、G・ヴェイジー『選択』、レス・ダニエルズ『おいしいところ』等良作多し。
    ロメロ三部作好きの人には是非オススメ。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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