- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488578015
作品紹介・あらすじ
1968年、ひとつの恐怖が世界を襲った。ロメロ監督はゾンビ映画の傑作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』公開の年-このカルト・ホラーに魅せられた数多の作家たちが創りあげたアンソロジー、それが本書である。生者が滅び、死者が蘇った世界の終わりに、それでもなお新たな生命に執着する女を描くキングの名品「ホーム・デリヴァリー」など、上巻には全九編を収録した。
感想・レビュー・書評
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おぉ。面白い。下巻はランズデールとマキャモンが楽しみ。
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アンソロジー。
邦題にもあるように、ゾンビなどが出てくるホラー小説集である。
ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」に影響を受けた作家が創りあげたオリジナル・アンソロジーだそうだ。
ただし、読んだのはスティーヴン・キングの「ホーム・デリヴァリー」のみ。
ゾンビが出てくる正当なホラー(?)だけど、何だかよくわからない終わり方だ。
ちょっと消化不良かな。
ゾンビの現れ方や襲い掛かってくる様子などは、ゾクゾクして、やっぱりキングはこういう描写はうまいね。 -
ゾンビアンソロジー本上巻。物語が一瞬のうちに見事なまでに反転するフィリップ・ナットマンの「始末屋」と奇妙でユーモラスでさえある地獄の後の世界の再生への第一歩が描かれるレス・ダニエルズの「おいしいところ」が面白かった。グレン・ヴェイジーの「選択」を読んでるうちに何となく今の日本社会が思い浮かんできたのは私の悪い癖だ。所詮ゾンビはゾンビ、腐臭漂う血塗れの娯楽でしかないのだから。
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ゾンビもののホラー・アンソロジー。キングは流石でした。「ホーム・デリヴァリー」はぐっときます。「おいしいところ」も意外と面白かったです。星新一のような淡々としたありえなさ。
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ジョージ・A・ロメロ監督の死霊三部作の世界観をベースにした、ゾンビ小説アンソロジー上巻。
S・キング『ホーム・デリヴァリー』、P・ナットマン『始末屋』、E・ブライアント『地獄のレストランにて、悲しき最後の逢瀬』、G・ヴェイジー『選択』、レス・ダニエルズ『おいしいところ』等良作多し。
ロメロ三部作好きの人には是非オススメ。