コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492261163

作品紹介・あらすじ

コロナショックを見据え6月に完全書き下ろし!
最新情報・分析が満載!

【会社】「弱肉強食の時代」が加速――世界的「コロナ大恐慌」の衝撃
・「移動蒸発→需要蒸発→蒸発雇用」、世界の「牽引役」不在
・リーマンショックを超える景気悪化はこれから
・消える会社、業種は? 日本企業がとるべき4戦略は?

【仕事】「プロしか食えない時代」の到来――あなたの仕事は消失? 残る?
・米国では5人に1人が失業、トヨタは5割を中途採用に
・AI?コロナで「無用な人」と「引く手あまたの人」の二極化に
・自己診断!あなたの「代替可能性?付加価値」は?

【働き方】「レスの時代」がやってくる―― 「生産性?創造性」を最大化する秘訣
・「通勤レス」「対面レス」「出張レス」がいっきに加速
・どこでも稼げる人の共通点、チームワーク・育成のコツ
・時間の使い方、能力の磨き方、自己管理の方法は?

コロナ後の「会社」「仕事」「働き方」の変化が1冊でわかる!


この本で「変化の本質」を知り、 
生き残り、稼ぎ続ける人になれ!

感想・レビュー・書評

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  • 先が全く読めない不安定、不透明な環境(VUCA)で企業はどう生き残っていくべきか。

    以下、気になったフレーズ

    コロナショックはプロの時代をもたらす。
    専門性をもったプロのみが活躍する世界になる。

    日本企業が再生のためにとるべき戦略
    ①サバイバル戦略
    ②生産性戦略
    ③成長戦略
    ④人材戦略

    方策① 人員の適正化、ダウンサイジング
         ex本社3割の人員は余剰
    方策② コストの「変動費化」
         固定費の圧縮
    方策③ 目先のビジネスチャンスをものにする
         顧客の変化を見逃さない

    両利きの経営
     既存事業の深耕・新規事業の探索を同時に

    新規事業の探索 を阻むもの
     オーバーアナリシス(過剰な分析)
     オーバープランニング(過剰な計画)
     オーバーコンプライアンス(過剰な法律的縛り)

    社内コミュニケーション術

    ・3タイプに分けて考える
     ①言われなくてもやる人 
       自己管理力が高い
     ②言われたらやる人   
       完全に自立していないので、オンラインとオフラインを併用する
     ③言われてもやらない人
       本来会社にいてはいけない人

    ・経験値の高い人と低い人を組ませる「メンタリング」
     仕事ができる人は在宅で仕事をし、仕事ができない人がオフィスにいると人が育たない。
     独り立ちできていない人は、分断されて、育たない課題がでてくる。

    ・「ムダ話」や「雑談」をするための、インフォーマル・コミュニケーションの「場」をつくる

    ・オフラインで人間の「機微情報」を見て、伝える


    オンライン化やリモートワークの最大のリスクは
     つながっているつもり
     見えているつもり
     わたかっているつもり

    現場に行かなければ感じられないもの、人と対面で会わなければ見えてこないものは確実にある
    「三現主義」(現地・現物・現実)
    五感で感じるリアリズムは、デジタルで代替することはできない。

    掛け持ち業務や、副業で
    新たな場でチャレンジすることができる


    コロナ後の人材評価
     ①自己管理できる人
     ②指示待ちではない人
     ③自己研さんを続けられる人
     ④会社にしがみつかない人

  • コロナ後の経済環境について「法人」と「労働者」の視点から解説している。

    タイムリーな内容であり、その出版までのスピードは評価出来るが、内容の体系化があまり出来ていない印象を受ける。

    内容としては「新しい発想」というより「既知の再確認」が主である。コロナ前からあるぼんやり遠い未来の話が、急に現実的な近い未来となったのは、共感できる。

    以下は要点

    【環境】
    ◯コロナは「歴史的大転換点」
    ・「出口が見えないトンネル」ではなく「出口がないトンネル」。出口は自分で掘らなければならない。

    ◯「70%エコノミー」「雇用蒸発」
    ・コロナ特需は限定的で蒸発した巨大な需要は補えない。
    ・資産価値の減少だけではなく、幅広くCFの影響がある。

    ◯「真面目な茹でガエル」は死滅する
    ・勝ち組と負け組の格差拡大
    ・経営者だけでなく、社員も変わらないければ「お払い箱」になる

    【会社】
    ◯サバイバル戦略
    ・人員のダウンサイジング
    ・固定費の変動費化(正社員ではなく派遣、本業以外のアウトソーシング)
    ・いまこそ「内需(既存市場)開拓」

    ◯生産戦略
    ・オンライン、リモートを主に
    ・業務の棚卸(効率化ではなく廃止)

    ◯成長戦略
    ・新規事業は「アジャイル方式」で
    ・若手をリーダーに
    ・M&Aで時間を買う

    ◯人材戦略
    ・人事制度で「新たなレールを敷く」事が出来る人を評価する
     →ミッションとリザルトで評価する
    ・市場価値が高い人を年俸制(成功報酬)で採用すれば結果的に安い
     →特に地方や中小中堅はやるべき
    ・「ナレッジワーカー」(現場改善出来る人)の評価を高め手放さない
     →本部の「働かないおじさん」を排除

    【仕事】
    ◯「プロフェッショナル」になれる分野を探す(長期的に必要or応用ができる事)
     →中途半端なゼネラリストは不要
    ・「食える仕事」は「代替可能性」と「付加価値の大きさ」の二軸で分類する
    ・「真面目に働けば豊かになる」は遠い昔の話

    ◯「プロ」への視点
    ・社内価値ではなく市場価値
    ・プロセスではなく結果
    ・相対ではなく絶対
    ・他律ではなく自律
    ・コントローラブルに集中

    【働き方】
    ◯生産性についてドイツとの違い
    ・「インプット」と「アウトプット」の差が生産性だが、日本は「インプット」の最小化が得意、ドイツは逆(車が良い例)
     →どうすれば高く売れるかの視点

    ◯経験値の高い人と低い人を組ませ、アドバイスする「メンタリング」が重要に

    ◯リモート、オンラインの注意点
    ・「インフォーマルコミュニケーション」の場を作る
    ・定期的に対面するから、リモートやオンラインが活きる

    ◯個を尊重する
    ・転勤レス、通勤レス、残業レスなど

  • 2週間で書き上げた本とのことだが、すでに会社員ではない私にとっては、コロナに関係なく、当たり前の事をもっともらしく書いているだけという印象の本。読者をバカにするなと思いつつ、この本になるほどと思った人がいたなら、その人は「真面目な茹でガエル」さんかも。

  • 下記のリンクでご利用ください。
    学外から利用する場合は「マイライブラリ」もしくはリモートアクセスサービス「RemoteXs(リモートエックス)」をご利用ください。https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000096088

  • ビジネスマンの心構えのような内容がほとんどだった。
    正直どこでも見たことある内容ばっかりで、コロナとの関係も薄く、得るものはなかった。
    もう少し業界分析や予想があるといいかもです。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/743866

  • <学内からのアクセス>
    電子書籍を閲覧するには、以下のURLにアクセスしてください。
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000096088

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    https://eiyo.idm.oclc.org/login?url=https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000096088

  • なんとなく、言わんとすることはわかったけど、これで動けるかというと、目新しいことあったかというと…。ごめんなさい。

  • 以前にも似たような内容を書いてある本を読んだことあります
    でも、同じような事が書いてあると言うことは
    その内容が、多くの人に役に立つ内容だと
    言うことだと思いました
    意識していこうと思いました


  • 書かれていること自体はコロナ有無に関係なく先見の明がある企業から求められている人材像と違いません。
    しかし、コロナの影響により流動性の乏しい日本でも働き方が大きく変わったことが示されています。
    その上でどんな能力が求められるのか?を再確認できました。

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著者プロフィール

遠藤 功(エンドウ イサオ)
株式会社シナ・コーポレーション代表取締役
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機、複数の外資系戦略コンサルティング会社を経て、現職。2006年から2016年まで早稲田大学ビジネススクール教授を務めた。2020年6月末にローランド・ベルガー会長を退任。同年7月より「無所属」の独立コンサルタントとして活動している。多くの企業で社外取締役、経営顧問を務め、次世代リーダー育成の企業研修にも携わっている。
株式会社良品計画社外取締役。SOMPOホールディングス株式会社社外取締役。株式会社ネクステージ社外取締役。株式会社ドリーム・アーツ社外取締役。株式会社マザーハウス社外取締役。
15万部を超えるロングセラーである『現場力を鍛える』『見える化』(いずれも東洋経済新報社)をはじめ、『現場論』『生きている会社 死んでいる会社』(いずれも東洋経済新報社)『新幹線お掃除の天使たち』(あさ出版)『ガリガリ君の秘密』(日経ビジネス人文庫)など、ベストセラー書籍多数。

「2022年 『「カルチャー」を経営のど真ん中に据える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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