経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか
- 東洋経済新報社 (2010年4月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492395325
感想・レビュー・書評
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1970年代からの世界経済の歴史が学べる本。ただ、金融立国が日本の進むべき道だとは思えない。。。
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野口さんの書かれる本は本当に深く、そして幅広く、様々な点で頷かされ、そして納得させられます。この本も是非読むべき1冊だと思います。
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ちきりん著『マーケット感覚を身につけよう』参考文献
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「金融緩和で日本は破綻する」よりは遥かにわかりやすく理解できました~。
以前、NHKで見たサブプライム破綻のドキュメンタリー(http://bit.ly/19Dfxwt)で金融工学ってエゲつないなと思っていたのだが、その「エゲつない」と思えるところの正しい認識を教えてもらったという感じ。(しかし、このNスペをみてなかったら内容把握できたかどうかは怪しい。わかりやすい図解映像を事前に見ていたおかげでこの本の内容を理解できたかもしれない。)
「エゲつなかった」のは「道具(金融工学)」ではなく、「人間」だったという話ね。あの住宅ローンバブルの中で、ちゃんとリクスを理解できて破綻していない金融機関もあったわけで。
そして、第2次対戦の戦勝国と敗戦国の、バブルと停滞のテレコ感がなるほどなぁ…、でしたねぇ。(日本とドイツ、ほんとそっくりなのね!?)そして、この次はどうなるのか。
とりあえず、「ものづくり日本」に固執しすぎるのはヤバいというのはわかった。 -
少し古いが70年代からリーマンショック後までの経済を広く浅く総復習するにはちょうどいい。
それぞれの話の根拠には大抵数字を引用されているため事実は信頼できる一方で、記載されていない背景や前提を考慮せず、主張がやや歪められている箇所がある印象は否めない。
但し、金融立国への方向転換を示唆するなどテクニカルな話だけでなく、日本人(日本社会)の閉塞感の脱却がブレークスルーとも帰結する彼の熱意に共感したい。 -
戦後世界経済の流れについてマクロ視点でのわかりやすい解説。今起こっていることをよく理解できた。
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全ての日本人必読。これから日本が進むべき道を考えるための良書。
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1970年代のニクソンショック以降の世界経済の流れを解説し、将来の展望が描かれた本
歴史の流れ・背景などがとてもよく分かった。読むのに結構パワーいるけど、おすすめ。