- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532170875
感想・レビュー・書評
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ザ・女子(29歳、女子から抜けきりません)な人たちの雑談というか日常会話を聞いているような、つれづれなオハナシたち。
オムニバスだから人によりだけど、聞かされて疲れる部類が多く、相性はいまひとつ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほぼ同世代の女性作家によるアンソロジー。
山﨑ナオコーラめあてで読み始めたが、野中柊の作品がいちばん心が温まった。
中上紀は中上健次の遺伝子を受け継いでるなぁと感じられたし、柴崎友香の書く関西弁は相変わらず流暢で読みやすい。
栗田有起の作品はまっすぐな感じがしたし、宮木あや子は鋭いところを突いてくるというかそこが本質だなぁとしみじみ…
私ともほぼ同世代にあたるので、どの作家の作品も同級生の作品を読むような感じで楽しむことができた。 -
29才に対するイメージは、未婚でかつ不倫なのかな?むぅ
おもしろかったなー。できることならそれぞれの続きが読みたい。 -
あーおもしろかった!
お気に入りはこれかな。
『ひばな。はなび。』野中柊
本の中身とは関係ないけど。
「今年は花火はいいや」と思っていたのに、江ノ島で、多摩川で、やたら、それはやたらと感動した今年の夏。花火が開くその瞬間と同じくらい、空に伸びて落ちてゆく画が心に響いた。…としんみりしていたその瞬間に傘とカメラを失くしていたっていうね(泣)おーい自分(´Д` )
『クーデター、やってみないか』
栗田有起
ウケる!現金具合に。でも女の子なんてそんなもんだよね!
『パキラのコップ』柳美里
ばかおんなー!
なんで好きなの?
最悪じゃん。
二股なんてクソだよクソ!
それなのになんで失いたくないんだろう。呆れるくらい最低な奴なのに、どうして全然嫌いになれないんだろうね!
『憧憬☆カトマンズ』
宮木あや子
あっけらかん!ひょうひょうぷりが気持ちいい。この子、確実に友達になれるわ☆ -
日経WOMANの連載を集めた短編集。
今をときめく女流作家が一度に楽しめるという美味しい本です。
29歳になるまで、もう少し時間はあるけど、仕事・恋・結婚・夢などなど。今の私にとってもリアルな要素が沢山入っていて面白かった!特に仕事をがんばってる女性陣に読んでほしい。
新たな出会いは、宮木あや子さんの小説!ちょっと他のも読んでみよう、という気持ちになった! -
新しい作家さんに出会えることを期待して手に取りましたが、他の作品を読みたいと思う人には出会えませんでした。残念。
色んな作家さんが書いてるわりに、みんな似たり寄ったりで新鮮さもなく…。
都会の女性で不倫ばかり(笑)
結婚と仕事。
どちらも大切なことだけれど、それだけがすべてでは無いと思いたいです。
しかし世間の29歳に対するイメージってこんな感じなんですか。
私が29歳までもう少し時間があるせいか、この本の29歳像にピンと来なかったのが楽しめなかった理由の一つでしょうか。
もう少し明るく前向きな話があっても良かったかなと思います。 -
オムニバスは新しい作家を発見するのにすごくいい。といいつつやはり山崎ナオコーラや柴崎友香は安心する(笑)宮木あや子のか面白かったなーー
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ただいま29歳。あと15日くらいで30歳になります。
29歳をどのようなライフステージの中で、迎えるのだろう。
29歳のクリスマス的な、崖っぷちな年齢が29歳?
私の母親は、既にこのとき私を産んでいたが、今では20代で結婚も出産もせず、働いている女性が多い。
アラサー女子の生活、働き方を描いた小説のアンソロジーなのですが、全てが、30代間近、焦る女子みたいな描かれ方。日経ウーマン、ananのターゲットとなるステレオタイプの女子ばかり。