- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532170875
感想・レビュー・書評
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山崎 ナオコーラ:★★★
柴崎 友香:★★☆
中上 紀:★★☆
野中 柊:★★☆
宇佐美 游:★★☆
栗田 有起:★☆☆
柳 美里:★★☆
宮木 あや子:★★☆
各物語の主人公が独身の29歳の女の子
29歳にもなると、いろんなことを経験していろんなことに悩み生きている
不倫で悩んでいたり、仕事で悩んでいたり・・・
やりたいことが見つからない、自分の人生ってこれでいいのかなと疑問を持ってみたり
今の私と同じだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もうすぐ29歳ですので、読んでみました。
境遇が近いと共感もしやすいですな。
不倫が多いのは何故だ! -
初めて読む人(中上 紀,宇佐美 游,栗田 有起,宮木 あや子)が多くて、意外にもそっちの方が面白かった。
それぞれカラーがあって、これからの作品が楽しみな感じ。
特に好きなのは宮木さんかな。今までに出てるのも読んでみよ。
29歳って、やっぱりみんな焦る年なのかな。
自分はそういう感覚があまりなかったから(20代のうちに結婚したいとか)、ちょっと不思議な感じ。
なんとなく32歳あたりが区切りになるような感覚はあるんだけど。そういえば厄年もこの辺だし。
来年は32歳になる年。すっきり厄を落としたいな〜。 -
リアルに29歳なもので。
普段読まない女性作家の人なぞもあり。
おなかいっぱいです。
みんな同じようなことで思い悩んでいるのだね。。 -
<table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532170877/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kKEtsAOJL._SL160_.jpg\" alt=\"29歳\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/4532170877/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">29歳</a><br />(2008/11/14)<br />山崎 ナオコーラ柴崎 友香<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532170877/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>「本作り」を目指して会社を辞めた書店アルバイト(『私の人生は56億7000万年』)。地元大阪の実家で暮らす電機設備会社社員(『ハワイへ行きたい』)。友人の夢に乗りアジアに旅立つファッションビル営業職(『絵葉書』)。小三の男の子が家に遊びに来る老舗企業の一般事務職(『ひばな。はなび。』)。妻子あるエグゼクティブと関係を続ける財閥系企業秘書(『雪の夜のビターココア』)。主婦を夢見る中途採用の同族経営会社社長秘書(『クーデター、やってみないか?』)。猫とふたり暮らしのデパート園芸売り場店員(『パキラのコップ』)。IT企業サポートセンター勤務の派遣社員(『憧憬☆カトマンズ』)。29歳独身女性8人の“等身大”の物語。</strong></p></blockquote>
<blockquote><p> 私の人生は56億7000万年→山崎ナオコーラ
ハワイへ行きたい→柴崎友香
絵葉書→中上紀
ひばな。はなび。→野中柊
雪の夜のビターココア→宇佐見游
クーデター、やってみないか?→栗田有起
パキラのコップ→柳美里
憧憬☆カトマンズ→宮木あや子</p></blockquote>
次の誕生日が来ると30歳になる、という二十代最後の微妙なお年頃の女性たちを主人公にした物語である。
わたし自身は、この年齢のときには第二子を妊娠中だったので、30の大台に乗るという感慨はまったくと言っていいほどなかったのだが、本書の女性たちのように、独身でその年頃を迎えるのは、なんらかの屈託があるものなのだろうか。
恋愛を諦めたわけではないが、閃くような出会いを夢見るほど現実を甘く見ているわけではない。責任のある仕事を任せられ、同僚はどんどん退社していく。あまりにも安易にすぎると思うが、不倫にはまり込む話が多いのは、彼女たちの不安と不安定な立ち位置ゆえだろうか。
そんななか、野中柊さんと、栗田有起さんの物語が好きだった。 -
とっくに29歳は過去のものとなってるのだが…連載が「日経WOMAN」てこともあって、恋に仕事に揺れる世代を懐かしみながら楽しめるかな〜と思い読んでみた。
個人的には、何作か読み慣れている山崎ナオコ−ラ、柴崎友香、野中柊作品はインパクトが薄く、もう一捻り欲しかった。
初めて読んだ中上紀はなかなかよかった!転職、海外移住、その大きなうねりの描き方がドラマティックで読み応えあった。
宇佐美さん作品はベタっちゃ〜ベタな恋愛展開なんだけど、こういう濃さもアンソロジーにはあっていいかと。意外なラストが印象に残った。
栗田有起のお仕事ものもなかなか新鮮でよかった。いつも浮遊感漂う作風だけど、こういうのもいいな。是非続編も読みたいものだ!
柳美里は、ヒロインのお仕事ぶりとか恋の始まりとかが面白く読めたんだけど…後半がう〜んだったかな。
トリの宮木あや子、これがダントツによかった!濃い目の作品を書く印象のあった宮木さんだが、こういう脱力ものもいけるんだね!!テンポもよく、恋や仕事の描き方も肩肘張りすぎず、楽しく読めた。
これが今の「29歳」なんだな。恋や仕事との距離の取り方が、かつての自分の世代とは違ったものになってるなと感じたのだった。
全体的に、二股をかける男性がやたら出てきたような…(^_^;)自分の足固めに必死な29歳の女性らの脇で、何やってんだかなとちょっと思ってしまったよ。 -
柴崎友香、中上紀、栗田有起、宮木あや子(敬称略)
の作品が特に面白かったです。
面白くない(というか、好みじゃない)作品もありました。 -
29歳独身女性が主人公のアンソロジー。落ち着いているようでそうでもなくて、若いようでそうでもなくて、微妙なお年頃の主人公。いろんなものが見えてきているけど、実際には手に届かないもどかしさがたくさんある。
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8名の女流作家が、29歳の女性を主人公としたアンソロジー。
なんだか、いろんな29歳がいるんだなーって。
今まで頑張ってた分認められると言うか、
結果が出てくる(見えてくる)歳で、続けることって
ホント大事だなと感じました。
作家さんの名前忘れたけど、
『私の人生は56億7000万年』
『絵葉書』
『ひばな。はなび。』
『クーデター、やってみないか?』
が、好きだったかな。私も頑張ろって思えた。
なんか設定、不倫率高めだったかなー。。。
それがちょっと残念☆
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はずれのない短編集でした。29歳ともなると人生いろいろ。