ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532194574

感想・レビュー・書評

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  • 処分済み

  • 飲食系に転職したのをきっかけに読んでみた。
    コーヒーチェーンのさきがけだったドトールがどうやってできあがったのか。正直こうした創業者の思いがあるとは思っていなかった。
    成功には必ず情熱や強い想いが土台になるものという真理を知った。

  • ドトールコーヒーの生い立ちがよく分かった。

  • ◆ドトールと創業者の力強い歩みが見られる一冊。不良のたまり場として知られ、またコスト増を当然のように価格に反映し続ける喫茶業界への強い疑念から、彼は「一杯のコーヒーを通じて、人々に安らぎと活力を与える」ことに喫茶業の使命を見出す。カフェコロラドからドトール開業に至るのも、経済低迷によってお財布が冷え込んだお父様方などに対してこの使命を果たすためだったといえる。

    ◆この本を読むと、著者のような世代の人たちが若者の軟弱さを嘆くのもわかる気がする。事実、彼は生きるために働き、そこから自分が喫茶業をつうじて社会に果たすべき使命を見出した(とは言え、この手の批判には疑問を覚えるところもあるけれども)。そして、その理念を貫きながら経済変化へ対応してゆく。まさしく勝つか死ぬかだった。いまは、勝つか死ぬかの勝負にすら出れない若者も少なくないのではないかと思うと、なんともいえない気分になる。

  • ★は4つと迷いました。
    私は、スタバよりドトールが好き。それだけを理由に、図書館で見かけて、手に取った一冊。

    でも、予想以上によかった。
    特に前書きやあとがき。

    そして、騙した相手を恨むのではなく、育ちや過去に原因があるとして、その人を恨み自らの心をすさませるのではなく、自分が成功し、その人と再び出会い、困っているのを助けてやれば、相手が真の心を取り戻すはずだという流れには、感じるところがあった。
    ご本人も作中で書かれているが、それほどうまくいけばいいと本当に思うが、現実のところ、どうなんだろう?

    海外の高圧的な大手とのやりとりも、参考になる。
    屈することなく、「受け入れるべきことは受け入れ、受け入れられないことは断固として受け入れない。」
    結果、企業理念がしっかりしたドトールが残った。

    一般的に言う大成した企業のトップは、古今東西を問わず、同じ事を言っている事が多い。
    「世の役にたつ」
    自分の利益を追っていない。
    本田さんも、SONYも、TOYOTAも。

    そして、絶対あきらめない。

    成功された方々の本と以前読んだ7つの習慣も非常に一致する。
    諦めず、不屈の精神で、頑張る。
    そして、前向き。
    私も見習いたい。

  • ドトール創業者、鳥羽博道氏の壮絶な創業記。感動した箇所は山ほどあった。
    「いよいよとなれば自殺して保険金で清算すればいい」などは氏の覚悟の深さ、また起業するための覚悟の教えだと思う。
    また、「勝つか死ぬかの気持ちで物事に当たる」という言葉も感動した。そして、鳥羽さんの「一杯のコーヒーを通じて、人々に安らぎと活力を与えるのが喫茶店の使命」という思いにも、熱いものを感じました。

  • ☆$$まあまあ面白かったが、内容としては$$よくある自伝であり、そこそこだった。$$だが、自身にコーヒーブームは到来した。

  • 以前、「私の履歴書」で著者の生涯は理解していたものの、こちらの単行本のほうがなにを目指してどうやってきたのか、が、明確にわかる。ドトールのコーヒーは嫌いではないしあの文化を日本に根づかせてくれたのには大感謝だけど、ここらでもう一皮むけても良いのではないか、という気もしなくはない。新たな地平を創り上げた会社の第二の創業って言うのはそういう意味では非常に難しいと思うけど、喫煙者の憩いの場となっている現状は非喫煙者の自分的にはやはり…という感じ。

  • 名古屋は、喫茶店文化でした。
    あるとき、ドトールコーヒーなどの新しいコーヒー屋さんができてきて、街の半分近くの喫茶店はなくなってしまったかのようです。

    しかし、その後、スターバックスとの戦いで、
    必ずしも勝利していないようにも見えます。

    ドトールコーヒーの経営方針に、
    「至誠通天」「因果倶時」
    という考えがあることを知りませんでした。

    もう少し、利用者にも感じることができるようになるにはどうしたらいいのでしょう。

    一緒にドトールコーヒーのことを考えたくなりました。

  • ドトールコーヒーは、発足当初は150円だったため、お客からいつまでディスカウントしているのかと聞かれていたというエピソードを持つ。
    高品質の豆を求めて、アメリカへ渡るなど日本には無いコーヒーの高品質の味を追求した。
    社長の草創期が分かる苦労話。

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