フラット化する世界 上: 経済の大転換と人間の未来
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2006年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532312794
感想・レビュー・書評
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フラット化する世界を解説。
ITがフラット化を推し進めている事を様々な事例で紹介。
フラット化で賃金が下がる労働者も出るが
知識を身につけ付加価値を付ける事で
この流れを乗り切れると解説。
また市場の拡大だけでなく必ず市場の創出もおこると指摘。
フラット化はWordWideな市場だけでなく組織内でもおこっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おすすめ資料 第12回世界経済はいかに変容したか(2007.2.16)
ユビキタスコンピューティングの発達は場所を選ばないビジネス社会を実現しました。
例えばあるアメリカ企業では夜間にインドに仕事をアウトソーシングし、それを翌朝に受け取って休むことなく活動しています。
作者はそのように境目がなく、狭くなった地球を(丸くない)フラット化した世界と呼び、フラット化に至った経緯を丁寧にひもといています。
ベルリンの壁が崩壊して世界が自由市場指向となり、中国のWTO加盟がさらにその競争の場を広げました。
2000年問題への対応はアウトソーシングを促進し、その中でインドが脚光を浴びるようになりました。
また企業のあり方のみならず個人の生活の変化もフラット化を後押ししています。
現代ほど個人が知識にアクセスするのに差別のない時代はかってありませんでした。
このようにこの図書は世界の経済社会の動きを広い視野で俯瞰できるものになっています。
ご紹介したのは第一部(上巻)の内容ですが、第二部(下巻)ではフラット化した社会で生き延びるための方策が示されています。 -
レビューは下巻にて。
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コメントは下巻にまとめて
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【配置場所】特集コーナー【請求記号】361.5||F||上【資料ID】10601968
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ITの進化に伴い、国や企業、人の境目がフラットになっていくということをいろんな事例から紹介している本。
今の世界で起きていることを改めて復習した気持ちになった。 -
グローバル化し、ボーダレス化した世界を「フラット化」と表し、
その背景にある要因、起こった現象を記述した本。
起こった現象は、あくまでも2006年の発刊時のものではあるが、
現在はその延長線上にあるのも理解できる。
本書の面白いところは、フラット化した要因を10個挙げ、
それらを詳細に記している点にあると思う。
「ベルリンの壁崩壊」から「ステロイド」まで挙げられた10の要因は、
多くの示唆に富み、多くの気づきが得られる。
それらのいくつかが、読者自身も深く関係している点も、
本書が読者を惹きつけるのであろう。
ビジネスで海外に携わる方は読んでおいて損はない1冊。 -
本書の内容は、世界はいかにフラット化したかについて書かれている。
世界をフラット化した10の要因を紹介している。
ITの技術革新でインターネットの普及が進み、世界がフラットになる。
そこには先進国も途上国も、国籍も人種も関係なく誰にでもあてはまる。
そしてフラット化した世界には、新たな競争が生まれ、新しい価値が生まれる。