官邸主導: 小泉純一郎の革命

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532351908

作品紹介・あらすじ

非主流派閥の「変人」政治家がなぜ「戦後最強の宰相」となり得たのか。

感想・レビュー・書評

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  • 随分前に購入して、読みかけのまま、本棚に飾っていた本。
    消費税増税論議が盛んな今に相応しい本である。
    小泉改革の功罪は不明であるが、振り返れば小泉純一郎は国民の人気の下、強力なリーダーシップを発揮していた。
    あのような政治家はこれからの日本には現れないのだろうか。

  • 村山内閣以降、小泉内閣に至るまでの、

    与党と内閣、官邸の力学の変化について書いたもの。

    小泉改革がいかに首相の権力とは何かを突き詰めて、

    きちんとした計算の上に実行されたものか分かる。

    詳細は本を参照。

  • 政局本に非ず。

  • 小泉元首相は、国務大臣の任免権、衆議院の解散権の二つの権利を決して譲らなかった。だからこそ小泉改革と言われるものを成し遂げられたのだと思う。小泉純一郎は信念の強い人だ。

  • ★決定権の所在地★橋本政権の行革や五人組の内幕などはばっさり切り捨て、政治の決定権がいかに移り変わったを幹に据えた十年の政治史。時系列でたどる平明な分析は、取材の蓄積と一貫した視線があるからこそ。小泉首相は権力の意味を一番理解していたというのは説得力がある。いまとなってはなぜ小泉首相が誕生したのかを、もう一度整理して読みたい。

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著者プロフィール

日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。東京大学法学部卒業、同年日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省を担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004年より現職。著書に『平成デモクラシー史』(ちくま新書)、『官邸主導』『経済財政戦記』『首相の蹉跌』(いずれも日本経済新聞出版社)、『消費税 政と官の「十年戦争」』(新潮社)、『財務省と政治』(中公新書)、佐々木毅氏との共編著に『ゼミナール現代日本政治』(日本経済新聞出版社)がある。

「2022年 『憲法政治 「護憲か改憲か」を超えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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