本を読む人だけが手にするもの

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534053176

感想・レビュー・書評

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  • 最初の数ページが少し読みづらく感じて、1年くらい積読していたけど、「パチンコをせず、ネットゲームにはまらず、読書をするだけで8人に1人の逸材になれる」という話あたりで気持ちが前向きになり、その勢いで読み進めた。結果的に、改めて読むことかできて本当に良かった。
    読書をしたらいい事があるという事がわかったほうが読む気にもなるし、しかもそれがものすごくイメージしやすく、時には理論的に書かれているからなおさら良かった。

    「成長社会」「成熟社会」について書かれていて、自分が今まで感じていたことが証明されてような気分だった。
    昔はみんなが同じテレビを見て何か一つのことが流行していたから、今、親が昔の映像とかを見てると同じ世代の人はみんながそれを知っているからそれで盛り上がれる。それに対して今の若者は趣味嗜好が多様化しすぎていて、「みんなが見ているテレビ」とか「みんなが面白いと感じているもの」が少ないと思う。だから年をとったとき、あの頃はこれが流行ったよねーとかいう話で盛り上がれなさそうでさみしいなと考えることがある。それこそ「成長社会」の「みんな一緒」と「成熟社会」の「一人一人違う」の対比なのかなと思った。やっぱり、そういう傾向が世の中にはあるよな、と思った。
    引き寄せる力の話についても、とても心当たりがあって、不思議に感じていたから、そのことが書かれていることが嬉しくなった。電磁波のようなものがあるかどうかは別として、これからも引き寄せ力を期待してたくさんのことを学びたい。

    どのページにもこれから意識したいことが書かれていて、忘れたらもったいないから、定期的に読み直して定着させたいと思った。

    2021/10/07 13:16

  • 読書の大切さや必要性をわかりやすく説明されていた一冊。最後の「これだけは読んでほしい50冊」が良かった。

  • 本を読もうと思って、最初にこの本を読んで良かったと思う。本を読むモチベーションがぐんっと上がった。これから自分のペースでどんどん読んでいこうと思う。

  • 読書習慣の大切さについて語られている。読書することで脳が活性化する、次に読書した時に吸収しやすくなる、人の話を聴くのが上手くなる、自分の意見をもてるようになる、などなど、読書のメリットがたくさん書かれていた。これから読書していこうと考えていた自分にとって、さらにやる気を高めてくれる一冊。

  • 人は生を受け、死を迎えるまで、結局、他人と完全にわかり合うことはできない

  • 自分の不得意な分野、目から鱗が落ちるような内容、あるいはこれまでは全く興味がわかなかったことに目を向けるべきだ。

    純文学を読む

    本当に自分に必要な本と出逢いたいと思う人には、習慣化した乱読がおすすめ
    とにかく数をこなす

    アウトプットをする(本を読むだけで終わらせない)

  • 今まで本を全く読んでこなかった私が、最近純文学を読み始めたので、タイトルを見て読んでみようと思った。


    筆者は、どちらかというとビジネス的な視点で、次の世界を生き抜く為、また乱読によるセレンディピティからの発見や想像力を育む為にに本を読む必要があると言っており、巻末に紹介されている本もビジネス書や実用書が殆どだった。

    私は自分の中に沸き起こる靄のかかった感情を、綺麗に言語化してくれる本を読むことで癒されたい・救われたいという目的で本を読んでるので、
    自分が求めていた目的とは少し違ったものだった。

    しかし、純文学を読むことにも筆者は肯定的であり、「言葉にできない苛立ちが表現されていることへのリスペクト」「現代社会に生きる個人が抱えている悩みや不条理なものをすくいとる」などと言及しており、筆者の人生にも変化をもたらしていた。


    筆者の他の著書は、タイトル的にあまり自分の好みではなさそうなので読むかは分からない。

    しかし、この本では1つのジャンルに偏らずに乱読することをお勧めしている。
    自分の成長や想像力を培うとういう意味では、
    自分の好きなジャンル以外も手を伸ばしたい。


  • 著者の本は読みやすく理解しやすい。
    今までとこれからでは時代が違い、生き方も変わってくる。世の中が求める人材が変化してる。
    その変化について行く為にも読書は非常に有効だが、速攻性は無く、習慣化し積み重ねて行く事が大事。
    読み続けると言葉が溢れてくるらしい。

  • フライヤー2019/04/20 01:51

    ・読書のメリット: 「『他人の脳のかけら』を自分の脳につなげる」「人生を変える本との出合い方」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など
    ・得意な分野や興味を持たなかった分野の本にこそ目を向け、乱読する
    ←意図的に脳内に異質な回路を作り,セレンディピティ作る
    →多面的かつ複眼的に世界を見ることができる
    ←他者と世界観を共有することで、他者との間に共感や信頼が生まれ、自分自身が周囲から得られるクレジット(信頼と共感を掛け合わせたもの)が増えていく。すると、このクレジットがあなたの「味方」になって、夢を実現しやすくしてくれるのだ。
    ・純文学:人間的に成長させてくれる
    ・これまでの成長社会:いち早く正解を導く「情報処理力」
    今後の成熟社会: 情報編集力」がますます重要
    ← 正解が一つではない問題に直面したときに頭を切り替えて、両方の力を駆使することが必要

    ・コミュ力: 人の話を素直に聴く
    →相手は話しやすくなり、価値ある情報を提供してくれる
    ←乱読:先入観を排してどんなジャンルの本にも向き合えば得れる

  • 子どもに読書を勧めたいと思い図書館で借りた。2時間程度で読めた。読書する姿勢は伝播するなどの記述や紹介している本が気になった。当然ながら、仕事で飛躍するには教養や専門知識が必要。親としてダラダラ動画を見る姿ではなく読書する姿を子どもたちに見せたい。

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著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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