20世紀ドイツ史 (ドイツ現代史)

著者 :
  • 白水社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560026069

作品紹介・あらすじ

帝国、ナチズム、過去の克服をこの一冊で!神聖ローマ帝国から統一後のドイツまでを概観。

感想・レビュー・書評

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  • ヒトラーは第二次大戦前から戦争はユダヤ人種の絶滅に終わると公言していたし、国民にも浸透していた。事実、ヒトラーの絶滅命令を示す文書はなく、。ナチ体制が最初からユダヤ抹殺を計画していたという証拠もない。
    独ソ戦はナチにとって単なる軍事的な戦いではなく、ナチズムとボリシェビキズムの生死をかけた世界観戦争だった。

  • 高校世界史を通史で学んだ方ならさっくり読めてしまうくらい読みやすかったし、勉強になった。レポートのにも大変役立ちました!

  • 前半はベーシックな通史で、後半はドイツ戦後史の持つ問題点を紹介。前半で学んだ内容を、後半で掘り下げていく感覚が新鮮で、入門に良いと思います。

  • メインは20世紀に入ってからの歴史だから……と思って
    そこまではがんばりましたが、40ページ付近で挫折しました。

    これは、「学校の」歴史が好きだった人向けの本ですね。
    強い教科書臭。
    色が無いというか、事実の列挙というか。

    本自体の評価は低くないようなので、
    私には合わないというだけのことなのだと思います。

    広く浅めに歴史をおさらいしている内容なので、
    ドイツ史をもっと勉強してから再読するという本でもない。

    調べものをする以外で開くことは、もう無いと思います。

  • 1つ1つのトピックが短いのでコラム本みたいに読みやすいですよ。入門書としておすすめ。

  • 前半の通史はやや駆け足。
    これをみて学ぶというよりは、他で集めた知識を整理するという使い方が良さそう。
    きれいにまとまっている。

    テーマ別の後半が面白い。
    一貫性がないというか、テーマの変わり方が唐突な印象を受ける部分もあるけれど、これは別々に書いたものを基にしているようだから仕方がないか。

    社会不安や既存政党への不安が新興政党の力になるとか、弱った保守派がイロモノを利用してやるつもりで馬鹿な大衆を煽ったつもりが動き出した世論を止められずに自分の首を絞めるとか、強い軍隊は無茶な搾取の結果だとか、マイノリティが多少嫌な目にあったとしても全体(私たちマジョリティ)の利益が得られるならまあ仕方ないんじゃない?という気分がナチを育む土壌となるとか。
    成り立ちや環境が全然違うのに、ドイツは日本と比べやすい。
    似ているヤバさとか、似てない対応とか。
    もっと知りたい。

  • 近現代ドイツ史参考書、というか教官が書いた本。

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著者プロフィール

1957年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)教授。専門はドイツ近現代史、ジェノサイド研究。
主な著書にJungkonservative in der Weimarer Republik. Der Ring-Kreis 1928-1933, Frankfurt am Main 1988、『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書、2015年)、『過去の克服―ヒトラー後のドイツ(新装版)』(白水社、2014年)、『20世紀ドイツ史』(白水社、2005年)、共編著に『ジェノサイドと現代世界』(勉誠出版、2011年)など。

「2020年 『ドイツ市民社会の史的展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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